とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

下諏訪の梶原塚と金刺盛澄

2022-08-30 20:11:00 | 旅行

この週末諏訪のあたりを歩いてきた。
今話題の鎌倉殿の13人にも登場する梶原景時を供養した、梶原塚というのがあるというので行ってきた。(下諏訪駅の近く)

梶原景時には、戦国武将の石田三成と共通する雰囲気を感じる。
例えば次のような点だ。
1.主君との出会いが逸話になっている。
2.華々しい武勲は少ないが、すぐれた実務能力を発揮し、主君から高く評価された。
3.周りの有力武将からはひどく嫌われているが、特定の武将の中には深い恩義を感じている者がいた。
この梶原塚は、その深い恩義を感じた金刺盛澄が建てたものだそうだ。

解説文を読むと、金刺盛澄は木曽義仲に従い平家追討軍にあったが、諏訪大社の下社御射山神事があるというので、帰国したと書いてある。
武将が戦の最中に、「国のお祭りがあるから帰ります。」なんて普通ないだろうと思うのだが、当時の雰囲気ではそれが許されたのだろうか?
ところでこの下社御射山神事は今でも行われているそうで、ちょうどこの土曜日がメインのお祭りだったようだ。

今井邦子文学館で御射山神事のことを聞いたのだが、
お祭りでは2歳になる子の厄払い?も行い、それはドジョウを放つ(厄払い)という神事で(昔はうなぎだったそうだ)子供とともに諏訪神社の上の方にある御射山社へ詣でるというもの。(御射山社の本宮に当たる社はさらに上の霧ヶ峰のあたりにあるそうだ。)すすきの穂にお札が配られ、あべかわ餅にお赤飯?を食べるんだそうだ。


諏訪の人達は幼い頃より諏訪大社の行事に参加していて、そのDNAには諏訪大社の祭祀について1000年を越える刷り込みがある。御柱祭が盛大になるのもうなずける。

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