このところ長期金利が0.5%で張り付いている。昨年の12月20日に0.25%から0.5%へ変更したばかりだというのにである。市場は、すでに利上げに向けた取引となっているようだ。
黒田総裁の任期切れ前に金利ショックのようなことになってしまうのだろうか。
実質的なイールドカーブコントロールというのが日銀によるもぐら叩きのようで、出た釘(期間金利)をたたくようなやり方では長続きしないだろう。
現実路線の金利水準を想定して容認するやり方に変えていくか?
次は0.75%か?
少なくともマイナス金利政策は店じまいだろう。
あるいは具体的な数値を示さずに介入するやり方にするのだろうか?
手持ちの駒が少なくなってきた日銀である。
気の毒なのは次の総裁である。
如何にリスクを減らすか、敗戦処理を引き受けた監督のようなものだ。
いいところだけを黒田総裁に取られて、苦労ばかりが多い。
それでいて黒田総裁以上の力量が求められることになる。
金利正常化に向けての軟着陸が課題だ。
と心配する今日この頃なのである。
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