とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

馬込文士村を歩く

2016-02-13 19:53:59 | 東京散歩
先月、池上本門寺に行ったついでに、馬込の辺りを歩いたら面白そうだったので、あらためてやってきた。

馬込というのは、坂が多くて、平坦な場所がない。
西馬込の駅から歩くと、第二京浜も坂になっている。

始めに大田区郷土博物館へ向かう。

博物館の馬込文士のコーナーは意外に見ごたえがあった。

自筆原稿や書簡、初版本、本人に関する写真などを展示しているが、
作家ごとのブースになっているので、のぞき込むと、リアルな作家の日常に触れたような気になる。




「どんな時にでも 最後の瞬間まで 生きる気力を 失くさない人が 
 私は好きなのです」宇野千代

うーんこの作家らしい言葉

だれも来ないので、心置きなく見ていられるのもよい。

他にも、昭和の生活道具のコーナーや(このぐらいの年代ものは、リアルに自分が小さいころに使っていた)


大森の養殖のりのコーナーもある。(私の大叔母の一人は、大森ののり漁師だった)
親近感がわく。


この辺は独特の雰囲気がある
一つは、農村のなごりで、
それとわかる農家や農道が、あちこちに残っている。


もう一つは、ランダムに現れる町工場
大田区の面目躍如といった感じで、この部分は下町の風情だ。

もう一つは文士に代表される、瀟洒なモダン住宅だ。
戦前の東京の品の良い郊外の住宅街が残っている。
 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿