今日は初霜。
いつもより一週間ぐらい遅いかな。
小さいころは、ろくに暖房もなかったなあと思い出す。
コタツすらなかったように思う。
私はごく小さい頃、手にあかぎれをこさえていて、手を洗うのを嫌がった。
擦れて痛いし、しみるからだ。
それで不衛生になり、よけいにあかぎれがひどくなったことを覚えている。
今の子は知らないが、私らのころの小学生の男の子は真冬でもみな半ズボンだった。
どういうわけかそういうお約束だった。
教室には石炭をくべたダルマストーブがあった。
石炭係の当番の子がいて、朝、口の広い石炭用のバケツと着火剤を取りに行った。
エアコンではないので、ストーブ近くの子は照り返す熱で顔を真っ赤にしていた。
そんなことがあったものだと、はるか昔を思い出す。