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軟式の打ち方が「現代テニス」??

2015-06-01 23:56:30 | 80はミステリーゾーン
「現代テニス」と題するテニス教室がNHKで始まった。
先ずはラケットのフォアの持ち方で、生徒さんから意見が出
た。

「中学校でやった軟式テニス(ソフトテニス)と同じですね」

違ってたらごめんなさい。講師はかつて軟式の名手とうたわ
れた女性プレーヤーではなかったか。

「そうです、軟式のフォアはこう握りますね」と講師。

なぜ硬式の握りが軟式になったか。理屈を講師は言わなかっ
たが、私の意見はこうだ。

その前にテニスでのラケットの改良が著しいことが挙げられる。
親しいラケット屋さんに聞くと、ラケットの改良は自転車から
ジェット機の差ぐらいあるという。ジェット機はいささかオー
バーだが、当たらずとも遠からずか。

テニスだけでなく、バトミントンも同様改良に改良を重ねた
結果、初速300キロに及ぶスピードで羽を飛ばす。

ラケットはフレームとガットの両面でアップしていった結果、
軽くなった。

硬式でさえ、300g以上だったものが、いまは200g台
という。

昔は木の枠の重いラケットで力で振っていた。力のない人は
当てていた。

今は軽くなったせいで、無力でも好きに振れるようになった。

しかし、飛ぶようになったとはいえ、ラケットの真ん中つま
り芯に当てなければボールは飛んで行かない。相手のボール
に打ち負ける。

y先生に聞いたら、ボルグあたりから軟式の打ち方になったそ
うな。

その打ち方は、ラケットを地面に置き、上から握る。ラケット
を持った手を前に伸ばすと、面は向こう向きになる。面を厚く
持つともいう。

昔の硬式では薄く持って、思い切り振り上げるようなフォーム
でなかったはずだ。

いってみると、それが優雅であって、軟式のようにゴムまりを
思い切りひっぱたくテニスは田舎くさかった。

それがどうして軟式の打ち方に変わったか。

錦織選手の「エアケイ」なる打ち方を思い浮かべてほしい。

彼はよくはずむ球を打ち返すとき、飛び上って打つ。

普通の人間は飛び上って打つと誤差が生まれるから、空中に飛
び上ったりはしない。
彼は飛んでも正確なショットを打ち込む。

その打ち方が一番力強く打てるからだ。軟式のグリップで。






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