人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

咳も出したらだめ クラヴィコード

2015-06-14 21:17:30 | 80はミステリーゾーン
モーツアルトのピアノ協奏曲全曲演奏を続けている
京都市・紫野のアトリエ・ワムで、バッハ時代のフ
ルートの前身、笛とクラヴィコード、チェンバロに
よる演奏会が14日ありました。

会場は河野邸の2階音楽室で、いつもの通り。
周りは紫野の住宅地ながら、音楽室は防音装置に守ら
れているから音は全く漏れないそうです。

もともと、演奏会場として建物ではないので、観客
は数十人座れる広さです。

特に、14日(13日)の演奏会は希望が多かった
と、解説された河野文昭さん(チェリスト)は云っ
ておられました。

演奏は河野美沙子さんがクラヴィコードとチェンバ
ロ、フルートの前身の木製、フラウト・トラヴェル
ソを大島義美さんが演奏しました。

大島さんはプラハ放送交響楽団主席フルート奏者な
どを経て現在京都市立芸大教授。cdを13枚リリー
スしているほか、「音楽力が高まる17〈何〉」など
出版、なかなかの文章家。(演奏会後購入して読みま
した)

皆さん大学の先生だけに、話がうまい。そして面白い。

さらに、楽器の調律の人が演奏に先だって楽器の説明
をしたので、さらに音楽を分かりやすくしました。こ
れがワムの特長です。

フルートの前身の木製楽器は、穴が6つしかなく演奏は
逃げ出したくなるほど難しいと大島先生はいいます。

音は柔らかく、木製の部屋に溶け込むのだそうです。

鍵盤楽器のクラビコードの音は実に繊細で、大きな音の
現代のピアノに比べてら、蚊の泣く声(そんな声あった
っけ)。

うっかり、咳をもらそうものなら、「しー」と肩をたた
かれそうなので、こんなに緊張した演奏会はありません。
こんな時に限って喉がむずむずしてきます。



でも、人間の耳は慣れてくると、小さな音も大きく聞こ
えるものなんでしょうね。

ちょうど、ナイターの照明は実は撮ると暗いのですが、
目が慣れてくると明るく見えるのに似ています。

クラヴィコードに比べるとチェンバロの音は大きい。

演奏会は一気にバッハ時代に引き返していました。









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