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洞ヶ峠は俗説とすれば、筒井順慶は気の毒

2015-06-10 19:24:33 | 80はミステリーゾーン
NHKの朝の番組「まれ」で能登の言葉が
交わされています。でも、いまでも若い人があん
な能登弁をしゃべっているのでしょうか。

同じ石川県でも金沢にいた私は懐かしいのですが、
能登の言葉は似ているようなそうでないような。

金沢にいたころ、「おきのどくな」という言葉を
よく聞きました。主に年配者それも年寄りに多か
ったようです。なにかものをもらったり、気を遣
わせた時に使う挨拶に近い言葉だったように思い
ます。

「こんなことをしてもらって・・・」と相手の気
持ちに感謝する意味がこもっていて、私は最高の
挨拶だと思っています。

一般的には「気の毒」という言葉は最近使われなく
なったと思いますが。



さて、前置きが長くなりましたが、「気の毒」な男
を10日の朝日新聞夕刊に載せています。
世にいう「洞ヶ峠」の筒井順慶です。

筒井順慶は、秀吉が明智光秀を倒した山崎合戦(1582年)
で、決戦の場天王山(大阪・京都府の境)を前に、
有利な方につこうと洞ヶ峠で様子を伺ったと伝えら
ています。

このことから「洞ヶ峠」は日和見の代名詞となりま
した。


ある国語辞典でも、「形勢をうかがっていたことから、
有利な方に味方しようとしてなりゆきを見守ること」
と書いてあります。

ところが、順慶は洞ヶ峠へは行っていない、と出身
地の奈良県大和郡山市の筒井順慶顕彰会はいってい
ます。

ある歴史家も俗説と書いています。

だとすると、その点から筒井順慶は誠に気の毒な男です。



(対岸の石清水八幡宮からみた京都府、大阪府の境)





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