人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

看護師「ショコタン」

2010-12-30 20:07:07 | がん治療
ショコタンはこの病棟に来てまだ1年の若い看護師です。とっても働き者で
笑顔を絶やさず、患者に接しています。

ショコタンだけでなく、この病院はどの看護師さんも優しいのです。でも、
彼女たちの仕事はやさしいものではありません。治療に、看護に小走りで
す。

以前、入院していた時とは違って、病棟を回る看護師たちはみな小さな
パソコンを持っています。運搬車、あれなんというのかな、薬やら注射器
を積んだ押し車にパソコンを乗せて運んでいます。

「大変だな」と思うのですが、パソコンには患者のデータが全部入っている
ので、手術や投薬など治療に関することなど、間違えることはほとんどない
そうです。

ショコタンは私がつけたあだ名で、名札が「**祥子」でした。

ショコタンは優しいばかりではありません。

食道のがん手術をしたあと、2,3日経ってから朝食で、別に購入した栄養
価値の高いスープ温めようとしたところをショコタンに見つかりました。

「病院食は栄養士が患者の状態に合わせて作ります。他の物を食べると
影響があるかも知れません。口にするのはやめてください」

ショコタンに笑顔はありませんでした。

年を取ると、ずうずうしくなります。わがままがでます。ショコタンはビシ、と
そこをつきました。
 
いうことはありませんでした。


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