人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

便利になれば、老人は助かるか

2015-06-02 08:33:00 | 80はミステリーゾーン
60の時、80歳の人を眺めたら、すごい老人だと
思った。

では、自分が80になって。

地下鉄に乗ると、だれかが立ってくれる。若い人は
まだしも、中年以上にたたれたら、おしまいだ。
自転車の荷台でもたもたしていると、近所の奥さん
手伝いましょうか、と声をかけてくれる。

私もすごい老人に見られているらしい。

だから、地下鉄には夕方は通勤で込んでいるので、乗
らないようにしている。京都の地下鉄は距離が短いの
で立っても知れてる。席を立たれると、断ると変なじ
じいと見られるから、有難くご厚意に感謝しつつ、座
ることにしているが。


CO-OP共済の人がやってきて、加入を勧めてくれた。
家まで配達してくれるらしい。便利だ。

しかし・・・

食品を配達してもらったら、衰えてる80の機能は全
部だめになるだろう。

まず、歩かなくなる。
身体がだめになってしまう。

餌を求める方法を他人任せにしたら、生きる方法を失
わないか。

人との交わりの薄い老人がますます人との接触を失う。

季節感が分からなくなる。

値動きが分からないから、世の中の経済についていけ
なくなる。



生協のお姉さんに「そのうち、お願いね」

やんわり、お断りした。