ホテルをチェックアウトし、向かうは、美ら海水族館。
母に、巨大な水槽で泳ぐジンベイザメを、見せたかったのです。
もう一泊する娘たちとは、別行動。
母は、2011年、大震災の直前に両膝の手術を受けました。
痛みが無くなり、ゆっくりながら、杖も使わず歩けるようになりました。
でも、両膝ということで、障害者手帳(3級)を持っています。
美ら海水族館は、この手帳で、本人と付添人ひとりが、入場料が無料に。
知らないと使えない、嬉しいサービスでした。
伊勢海老と、セミエビ。美味しいものは、同じ場所にいるんですねー。
「あ、セミエビ。一昨日、これ、食べちゃったのねー」
「美味しかったねー」
大小の水槽を万遍なく見て回り、建物の外に出たら、押し戻されるような、強烈な日差し。
お陽様に負けずに、ちょうどショーの始まるオキちゃん劇場(イルカたちのプール)へ向かいました。
イルカやゴンドウクジラの華麗なジャンプなどを観たり、体の構造を教えてもらったり。
最後には、夏限定の「スプラッシュタイム」。
「暑いですねー。水浴びをしたい方は、プールの前にきてくださーい」 と、調教師さん。
観客席から、ぞろぞろと、大人も子供も、集まりました。
せーの!
ばっしゃーん!
イルカから、そして、ゴンドウクジラから、豪快な水しぶきを何度も浴びて、皆、びっしょびしょ。
でも、大丈夫。
沖縄の太陽が、あっという間に乾かしてくれます。
ずいぶん長い時間を、ここで過ごしました。
母も、夫も、息子も、もちろん私も、たっぷり楽しんだ 「美ら海水族館」
さぁ、ここから、一気に那覇空港へ。
あっという間の、でも、とても充実した、沖縄の3日間でした。
羽田空港に着いたのは、夜。
同じ 「暑い」 なのに、沖縄と違って、東京はじっとりしています。
たちまち、夢から現実に引き戻されたような、そんな一瞬でした。