Yokoの空

犬とわたしと、ちょっと気になる出来事たち…

富士山を眺めに

2012-01-27 21:02:57 | 旅行・おでかけ

火曜日(24日)に降った6年ぶりという雪が、3日経った今も、東京のあちこちにまだ残っています。
その直前の日曜日に1泊で、母と夫と、3人で出かけました
富士山を眺めながら、温泉に。ということで、行先は、河口湖。

前日の土曜日にも、河口湖の方でも雪が降り、当日も、怪しい天気具合。
チェーン規制とかを調べての出発でしたが、すべて順調に、渋滞にも遭わずに、河口湖に到着。
お天気も、いい方に向かいそう。

時間は、ちょうどおなかの空いた頃。ここに来たら、「ほうとう」 でしょう。
ということで、出発前に調べておいた 「ほうとう不動」 というお店に。

 

運ばれてきた鉄鍋は、ほうとうになめこが乗った、地味な見た目。
ところが、お箸で探ると、ごろごろに切ったかぼちゃや、白菜などの野菜がわさわさと!
もっちもちのほうとうもお野菜も、美味しくて、完食してしまいました。


この日に見るのは一か所と決めたのが、「オルゴールの森美術館」
真っ白な雪に、足跡スタンプを付けたりしながら、エントランスへ。

 

エントラスホールの壁一面の、ダンスオルガン。鑑賞用に、椅子が並べられています。
迫力のある、荘厳な音色に、圧倒されました。

 

左端にいる子供や、右にいるカップルと比べると、大きさがわかりますね。

順路を行くと、外に出ます。
何か所かに橋が渡る池の周りに、建物が点在しているのがわかります。

  

時報で、からくり人形の男性が出てくると、池の噴水が曲に合わせて、踊ります。
噴水の前には、パラソル付きの椅子テーブルやベンチがあり、座って楽しめます。
柔かな日差しの中、何人もの人たちが、音色と噴水を楽しんでいました。
目を転じると、雲が切れた池の向こうに、富士山が。

次の建物に入ると、1階のサロンに いくつもの大きなディスクオルゴールが並んでいます。
その中に、「ピアノ付きバイオリン演奏器」 があり、係りの方が音色を聞かせてくれました。
123本ものブラシが、弦を上からではなく、下から押さえます。
弾くのは弓ではなく、モーターで回転し、その回転速度で強弱を調節するセルロイドとか。

     

チゴイネルワイゼン編曲というノクターン第2を、見事に演奏。感嘆ものでした。
裏を開けて鍵盤も見せていただき、完成まで100年を要したというのが、よくわかりました。

     

2階のメインホールでは、ちょうど、コンサートの開始時間。
写真左の演奏器は、あの 豪華客船タイタニック に積まれて、一等ロビーで演奏されるはずだったとか。
幸か不幸か、仕上がりが間に合わず、海の藻屑とならずに済んだのだそうです。

この司会者さんのお声やお話の仕方がとても素敵で、説明もすんなり胸に入ってきました。

からくり人形などの展示も、隅から隅まで楽しんだ母、ゆっくりながら、よく歩きました。
私にも、いいリハビリになったようです。

ショップで見つけた、素敵なイタリア象嵌のオルゴールのエリア。

 
手前のえんじのを、自分用に買い求めました。曲は、「花のワルツ」  
翌日帰って、すぐに、葵にも聴かせましたよ。

オルゴールの森美術館のほとんどをゆっくり巡り、音も建物も、景色も堪能。
素敵な 2時間半 を過ごしました。  


泊まりは、河口湖畔の「 千一景」

冬の澄んだ空気の中、部屋の窓から、いちばんに目に入った景色。
日本一美しい富士山の、そのすばらしい姿です。

 

大浴場からも、部屋の露天風呂からも、この姿、目に、胸に、飛び込んできます。
本当に美しい。
今度こそ、世界遺産になれるといいな。

ゆっくり温泉に浸かって、お食事に。
まずは、ワインとビールで、乾杯。

 

「伊勢海老の洗い」、ほとんど生なのに、さっと火が通っているだけで、甘~い!

お酒は、河口湖唯一の地酒 「甲斐の開運」 の、純米吟醸生酒、純米生種、本醸造生酒の3種。
母は本醸造生酒、私は純米吟醸生酒が、美味しく感じました。

  

真ん中のワインビーフの乗ったおうどんは、つけ麺。
母と私は、この先のお料理を考えて、お肉と野菜は食べ切り、おうどんは、美味しかったけれど残しました。

他にも煮魚や蒸し物など、「こんなに食べられない」 と言いながら、全部、美味しく平らげました。
デザートはちょっと無理だったので、3人分をひとつ盛りにしていただき、部屋で、お風呂上りに。
夜8時から湖上花火があるということで、それが、今回の楽しみのひとつでした 
ところが・・・ お食事中の7時ころから、対岸の明かりが見えないほどに湖上がガスってきました。
8時になり、「ボン、ボン」と、景気のいい音が間近に。
案の定、テラスデッキに出てみても、音はすれど、姿は見えず。

が、天は我らを見放さなかったー。
「あれ、なんだかぼわーんと青く見える」
その ぼわーんが、だんだんはっきりとしてきて、きれいな花火が見えてきました。
20分間の後半10分、なんとか花火鑑賞ができて、ほんとうにラッキーな1日目の締めくくりでした。