シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

美しい映画・・「刑事ジョン・ブック 目撃者」

2005-08-06 20:10:48 | Weblog
85年ピーター・ウィアー監督作「刑事ジョン・ブック 目撃者」は主演ハリソン・フォード、ケリー・マクギリス。

警官殺しを目撃したために犯人につけねらわれるはめになってしまった少年、彼を守るのは刑事ジョン・ブック、ハリソン・フォードだ。

この少年がアーミッシュの村に住んでいたことから、ジョンも村に滞在することになる。この映画で初めてアーミッシュの存在を知りました。

ストリクトな信仰生活、文明から遠ざかったひたすら質素な生活、服装も超地味だ。「プレーン」であることが信条。

少年の母親がケリー・マクギリス。夫は死んだんだっけかな?

まったく着飾っていない彼女だが、とても美しくジョンは恋してしまう。
最初見たときは「なんかごつい姉ちゃん」と思ったが、外人の男性の友人の感想によると「とっても美しい」のだそう・・

彼女はこの後「トップガン」で180度違う雰囲気で現われ、やっぱり女優はすごいもんだな~と思いました。

警官殺しの犯人はアーミッシュの村まで迫ってきて、少年を亡き者にしようとたくらむ。最後はジョンとの対決となり・・

アクションはこっちに置いといて・・事件が解決、村を去るハリソンに恋の激情をおさえらず、ケリーが自分の頭にまいてた白いスカーフをとり去り、ハリソンの胸に飛び込むキスシーン、これが数多く見た映画の中でも鮮烈なラブ・シーンのひとつ!切ないな~

これは絵のようにキレイだったな~
え~~い、信仰なんて捨ててハリソンについて行っちゃえよ~と思ったが、まったく異なる世界に住むふたりは、静かにその恋をあきらめ、別れを選択していく。

信じられん!私だったら絶対に村を出るぜ!と思ったが、赤ん坊のころから住んでいた世界、そこから出て行くことは不可能だったんだろう。そしてハリソンがアーミッシュの世界に入るのも無理・・
ふたりの選択は正しかったんだろうね。切ない幕切れの美しい映画です。





トラウマになるくらいの恐怖感・・「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」

2005-08-06 00:33:47 | Weblog
監督が本多猪四郎、66年の「サンダ対ガイラ」

これは、いつ見たのか?今となっては記憶がはっきりしないんだけど、とにかくすさまじく怖かったと思ったので、おそらく小学生のときに見たんだろうな。

優しい海の怪獣サンダ、凶暴な山の怪獣ガイラ、ふたりは双子?で確かひとつの命から分離して生まれたような・・そんなような・・

何が怖かったかって?ガイラが食人種なんですよ。

こんな描写いいんすか?って感じなんだけど、たぶん人を喰うシーンがやたらとリアルだった。女の人をつかまえて、ボキっと折って、バクっと食べる・・みたいな・・私と同世代の人で、この「サンダ対ガイラ」か「マタンゴ」がトラウマになった人は結構いると思う。

映画ファンのサイトで見ると自衛隊かなんかの発表で「以後、海の怪獣をサンダ、山の怪獣をガイラと呼称する」っていうセリフがあって、それが当時としてはすごくクールだったんだって。

この表現は後に平成のガメラシリーズ金子修介監督も使いましたね。

そうだな、映画が進む中で、怪獣の名前がどの時点で決るかって考えてみたら不思議・・

「サンダ対ガイラ」はレンタルで出ているんですが、見る機会がありません。
今見てもびびったらどうしよう???