シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

映画版「ロッキー・ホラー・ショー」今見ると割と淡白な味

2005-08-28 13:16:47 | Weblog
75年映画版「ロッキー・ホラー・ショー」。以前舞台版のことは書きました。当時高校生だった私は予備知識ゼロで砂防会館でのステージを見て、あまりの面白さに、すっかりはまって一時期ファン・クラブにまで加入。

そして、この映画版。これももちろんリアルタイムで見ました。

最近もう一度DVDで鑑賞。もう30年も経過しているのね~だからなのか、ロッキー・ホラーの世界が淡白であっさりしたものに変容していました、私にとっては。

当時は女装趣味、同性愛、近親相姦っていう「イケナイ」テーマだらけで、すごく危なくて楽しい作品に感じられていたんだけど、今や世の中、この程度はアブノーマルではなくなったってことなんだろうか。

あまり迫力のある面白さには感じられなくなっていました。
古くなったっていうのとも、少し違っていて、むしろ、あっさりサクっと鑑賞できる「かわいい」映画になったって感じかな。

主演のフランケン・フルター博士を演じるティム・カリーはさすが舞台での当り役で、余裕しゃくしゃく、めちゃめちゃ楽しんで演じているように見えます。

若いカップルの女性、ジャネットを演じているのが今や大女優のスーザン・サランドン。スタイルも良くて、下着姿もかわいい!

ミュージカルで、ロックンロール満載、古い映画へのオマージュも随所に・・当時わからなかったものが今見ると、あ~~このヘアスタイルは、あの映画のあの役からひっぱっているのね、とか楽しめる。

でも、やっぱりステージの迫力にはかなわないな。フランケン博士登場のシーンは今もって鮮明に焼きついている。「マスタ~~~!!(ご主人様~~!!)」と呼ばれた博士はマントで全身を隠し、後ろの花道からステージへと例の登場のシーンの歌を歌いながら大またに歩いていく。そしてステージに着くと、歌いながらバッとマントをとると見事なコルセットとガードルの下着姿!なななななんだ~~~こりは~~~この世界は!!!!

う~~ん、ステージでもう一度見てみたいかな?ただ日本人俳優のものは食指は動きませんが・・