シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

あまりにも苦しい・・「コールドマウンテン」

2005-08-10 22:50:43 | Weblog
03年アンソニー・ミンゲラ監督作「コールドマウンテン」

主演はジュード・ロウ、二コール・キッドマン、レニー・ゼルウィガー。舞台は南北戦争時代。南軍の兵士、ジュード・ロウは瀕死の重傷を負うが、遠く離れた地で待ちわびる美しい恋人、二コールからの手紙を読み、決意を固め脱走、ひたすら彼女との再会を果たすため遙か遠い地をめざす。

これって一種の反戦映画になる。そして、はっきり言ってしまえば、どうしようもなく「つらい」気持ちになる映画だ。

映画には「楽しくて」見たくなる映画もあるし、「つらいけど」見る必要のある映画があるって思う。この映画は完全に後者だ。

私にとっては同じ系列に「ジョニーは戦場に行った」「プライベート・ライアン」「シンドラーのリスト」「西部戦線異状なし」「かくも長き不在」などがある。

直視したくないが、こうした映画が世に出る必然性があるっていう感じだ。

ラブ・ロマンスだと思うと痛い目にあう。何度もえぐい場面、戦争の極限の描写があるからね。

レニーはこの映画でアカデミー助演女優賞をとっている。本当に素晴しかった!南部のなまりとか・・すごく魅力的なキャラだ。

これはね~ネタばれになっちゃうけど・・私はエンディングがどうしても「イヤ!」なんでこんな風に終わんなきゃいけないの????

これが戦争だからさ・・ってことなのかな?寝る前に見たのが悪かったのか・・とても神経が高ぶってしまい、よく眠れなかった・・
まあ、これ以上書くと、これから見る方のお邪魔なので、このへんで。

でも体に影響を及ぼされましたね、私の場合は。

それとジュード・ロウと二コール・キッドマンのラブ・シーンがあって、夢のように美しいふたりのセックス・シーンはとってもキレイ・・なんだけど・・
このシーンだけ浮いた印象もなくはない。まるで「ご覧になっている皆さん、ここまでつらい話によくついてきましたね。これはほんのお礼の気持ち、サービスショットです~」って感じ。これは、なかったほうがよかったような・・

二コールのお尻とジュードのお尻を見たい方は大喜び!だけどね。

とにかく・・です。尺が長いこともあるので、肝をすえてじっくり見てください。結構きますよ~