【アントニオ】日本×ボスニア・ヘルツェゴビナ

鹿島は、昨日はオフでネタがありませんので、代表ネタにします。

ボスニア・ヘルツェゴビナは、強いですね。
個々の選手が、高さとスピードがある上に、テクニックもあります。
久しぶりに、まともに強い代表と対戦したように感じました。
あの負け方は、ワールドカップの本戦で強い国と戦って負けた時と同じ感覚です。
フィジカルだけなら、中国や中東の国も負けていないでしょうが、アジアはまだまだですね。

ボスニア・ヘルツェゴビナは、戦術理解も高かったと思います。
ブロックを作って守っているのですが、ラインが高く、コンパクトにしていました。
そこからボールを奪ったら、素早く前に攻めることを徹底していました。
良く訓練されていたと思います。

ハリルホジッチが、ゲームの前から強いと言っていましたが納得ですね。
今の日本よりは、明らかに力が上でしょう。
普通にやって簡単に勝てる相手ではありません。

日本は、本田と香川抜きでした。
右SBは、酒井（ひ）ではなく、酒井（ご）でしたが、このポジションは課題のまま、最終予選に入ることになります。

せっかく、先発した浅野ですが、若いんですから、もっとギラギラしたプレーを見せてもらいたかったです。
ちょうど、大宮戦の記事で、FWは、1本決められるかどうかで、その後のサッカー人生が変わってしまうようなポジションと書いたばかりなんですが、昨日の最後のワンプレーはそうだったかもしれませんよ。

浅野は、あそこでシュートを打っていれば、この先のサッカー人生が全く違うものになったかもしれません。
ただ、それがプラスになるかマイナスになるのか分かりませんから、この悔しさを生かして、今後プレーしてもらいたいです。

これからも、代表に選ばれるくらいの選手でいられたら、もっとプレッシャーのかかった、背負っているものが大きいシーンに出会うはずです。
例えば、あの1本に、ワールドカップ出場や本戦の予選リーグの突破がかかったりということも、十分考えられます。

一線級のプロは、それだけ背負うものも大きいんですから、大変ですね。
昨日のゲームが公式戦ではなく、練習試合のキリンカップで良かったと、前向きに考えて欲しいです。

まあ、私だって、あれがワールドカップの予選や本戦だったら、こんなことは決して書きませんよ。
私は、目の前で見た、南アフリカワールドカップの駒野のPKを決して忘れられません。

昨日だって、あのプレーを見た瞬間に、頭に血が上って叫んでしまいました。
浅野は、もっとギラギラした選手だと勘違いしていたんですよね…。
今のままでは、ダメですよ。
あそこで、打って入らないのならまだしも、それを選択しないのは弱過ぎます。

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