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アントニオのサッカー食べ放題

鹿島サポのダンナのつぶやきを浦和サポの妻がつづるブログです。

敵チームを知ろう企画第1弾(フィンケ先生一時帰国記念)

2009年12月17日 | サッカー観戦
一時帰国を前に、15日に浦和のフィンケ監督の記者会見が行われました。
笑えるのは、「質疑応答については明日(16日)の午前中までに掲載します」と書いてあったのに、お昼の段階で「後半部分については追って掲載します」となっていたこと。
フィンケ先生、相変わらず、熱く語っているようです。
広報泣かせですな。

ということで、今日は「敵チームを知ろう企画」として、フィンケ監督コメントの要約(というよりも超訳)をお送りします。
超訳しても、かなりの長さなので、いくつかの質疑応答はカットしました。
私の勝手な推測による超訳なので、正確な内容を知りたい方は、浦和の公式サイトを見てくださいね。
(特にフィンケ先生の発言中、括弧の部分は全て私の妄想です。)



(今シーズンを振り返って手応えを感じた部分、ここはちょっとできなかったという課題の点を教えていただきたいんですが)
「私は、ボールオリエンテッドなサッカーを実践したいんだよ。だけど、去年までのレッズのメンバーじゃ、無理なのは分かるだろ?
その中でも、私は努力したさ。原口、山田(な)、高橋というヤングな選手を育てたオレの功績を忘れたとは言わせないぜ。彼らは良くやってくれたよ。
それに来年には、オレの望むサッカーを実践してくれる選手達が入ってくるしね。田中(マ)のような、オレの言うこと聞かずに勝手なことばかりする選手もいなくなったし。
(そういう意味で)今年は来年のための土台作りは出来たんじゃないかな。」

(課題という部分ではどんな点が?)
「選手が、まだまだ私の言うとおりに動いてくれないことかな。今までのチンタラしたサッカーが身にしみついてるんじゃねーの。
アイツら、一歩一歩の出足が遅すぎ。だから、シュート数が死ぬほど多くないと、得点できないんだよ。」

(先ほど、成熟が必要だということをお話になりましたけど、今年、理想とするサッカーがどのくらいできて、さらにその成熟ということに関しては、来年には成熟するのか、どのくらいの時期が必要だと考えているのか?)
「そんなこと分かるワケないだろ。監督の仕事は、方向性をしっかりと打ち出して、それに向かって進めていくことが重要なの。そうやってステップを踏んでいけば、またそれが次につながっていく。それの積み重ねなの。
そのためにも、方向性がぶれることだけは、決してあってはならないね。そこのところはオレではなく、チームの仕事だけどね。チームがしっかりしてくれないと困るから、ひとつ頼むよ。」

(来シーズンの浦和レッズのサッカーを観るために、参考におうかがいしたいのですが、監督が考える世界標準のサッカーというのは、どう考えていますか?)
「ヨーロッパのベスト5のリーグのサッカーを見てみろよ。クラブのサッカーのレベルとして、もっとも高いレベルを極めているのはヨーロッパだぜ?
今のヨーロッパのサッカーでは、守備陣でのリベロという存在がなくなってるし、大きな自由を与えられた10番という選手もなくなっているんだよ。
(それなのに、ウチは田中(マ)とポンテという2人が、大威張りで古臭いプレーをしてやがったんだよ。まったく笑わせるぜ。)
だから、私は、根本的なプレースタイルの変革というものを、最初にここでも導入したわけさ。ボールオリエンテッドなサッカーをね。」

(来シーズンの、監督の中での具体的な目標みたいなものはありますか。たとえば勝ち点とか、ランキングとか)
「目標について語るのはクラブの仕事だろ。自分の責任問題になるようなことを、私が話すワケないだろ。
(でも日本では、『W杯ベスト4目指す』とか言っちゃっても、クビにならないみたいだから、オレも適当に言っちゃおうかな。)個人的にはもちろん、すべての試合で勝利を収めたいです。
(やべー、調子に乗って言っちゃったよ。でもやっぱり責任を追及されたらイヤだから付け足しておこうっと。)しかし、サッカーというのは、そんなに簡単なものではありませんが…。」

(来年に関してはもちろん補強の結果を見て戦い方を決めると思いますけど、今年1年改革というか、変化を定着するためにやってきたと思います。来年はいわゆる「土台づくり」をさらに続けていくのか、それとももう少し結果を求めるようにしていくのか、どっちの方向性を取るのでしょうか?)
「しつこいなー、目標設定についてはクラブの仕事だと言っているだろ。いくら聞かれても、目標設定については、私の口からは話さないぜ。
でも一つだけ話してやると、ウチは今まで金に任せて、能力の高い選手を漁ってきて、相手の出方にあわせ、相手のミスをついて勝つというサッカーをしていたけど、それはもうやめたんだ。
これからは自分たちでゲームを組み立てていけるようなチーム作りをしていくのさ。このプレースタイルを長く実践すればするほど、優れた順位を残せる可能性が高くなるからな。」

(今年1年間日本で仕事をして、日本のサッカーとJリーグ全体にはどんな印象を持たれましたか?)
「ヨーロッパとは違い過ぎて、マジ、ビビッたぜ。(でも、ネガティブなことを言うと、また犬飼のヤローに文句つけられるから、言わないさ。)まあ、あんまりないけど、ポジティブなことを言うとすれば、選手たちの勤勉さには感心したかな。」

(とくにヨーロッパとの違いを感じたところはなんでしょうか?)
「私が今まで知っていたような感覚での、サッカーに対しての感覚というものが、それほど存在していないことかな。(ウチのサポーターの応援とかも、ボールの動きに一喜一憂しすぎて、びっくりするぜ。)
ヨーロッパでは、スタジアムに行く観客は必ず、少なくとも子供のころには自らサッカーをしたことがある人ばかりなんだけどね。
1つのサッカーの試合を見るときに、ピッチ上で何が起きているかを理解するときに、やはり自らプレーしたことがあるとないとでは、とても大きな違いがあるのは事実なんじゃないかな。」

(逆に日本のクラブチームを経験されて、ドイツのブンデスリーガですとか、あるいはドイツ代表チームに対して、見方が変わった点だったり、見直した点だったりはあったりしますか?)
「日本の外国籍枠はどうにかしてほしいぜ。ドイツにはそんなのないぜ?外国籍枠がないことが、こんなに有りがたかったなんて、日本に来て初めて知ったよ。」

(選手が今年解散した日に、それぞれの選手に対して練習メニューを渡したということですけれども、それぞれによって違うと思いますが、来年の始動日に共通して選手たちに求めることはありますか?)
「うふふ、実は今、今日、加入が発表された柏木のオフメニューを持っているんだよー♪(柏木が加入してくれて、ホント、ラッキー。)
選手達には2週間は休んでいいけど、あとの3週間はしっかり準備しろよと言っておいたぜ。 ヤツらは放っておくとすぐに怠けやがるので、オフ明けの3日間で、体力測定をやる予定さ。これなら、ヤツらもさぼれないだろ?」

(その体力測定の数値というのは、監督が今年の1月12日に始動したときに選手たちに感じた印象よりも、かなり高いものであるわけですか?)
「当然さ!(昨年は、あのハ○監督のせいで、ボロボロだったからな!)昨年に比べれば、レベルアップしているのは当たり前だろ?」

(ということは、率直に言って、今年の頭に始動したとき、期待しているほどの選手たちのレベルではなかったということも言えるのでしょうか?)
「そういう質問には乗っからないね。(もちろん、答えはイエスだけどね。)」

(来シーズンに向けての補強のポイントはどこと考えていらっしゃるかということと、来シーズンの始動日と1次キャンプ、2次キャンプについてはどのように考えてらっしゃいますか?)
「日程のことに関しては、クラブが発表するからそっちに聞いてくれよ。
でも、来年のチーム作りに向けて、私にとって、とても大切だったのは、左利きの選手を獲得することだったのさ。そしてクリエイティビティを持ち、創造力溢れるプレーをすることができ、そして同時に、ゴールを決めることができる選手をね。
レッズにはそんな選手いないだろ?だから、今日、柏木が正式に契約を交わしたことは、超嬉しいね。
もちろん、守備陣についても、補強プランが進んでいるぜ。
今オフの補強がうまくいけば、ここ2年間で5~6人の主力レベルの選手が入れ替わることになるし、扱いにくい年寄り選手たちはお役御免にしてやるさ。
そうそう、今年、使えなかった堤にも一応、期待しているよ。サイドバックのオプションとしては使ってやっても良いかな。
それから、外国籍選手枠も活用する予定さ。育成枠も外国籍選手に使っちゃうもんねー。」

(アジア枠についてはどうされますか?)
「アジア枠を使うとすれば(来年の)7月かな。(磐田にとられたパクもあきらめたワケではないぜ。来年の7月にまた狙っちゃうかもよ。)」

(最後に・・・)
「(ふー、オレの熱い語り、しっかり聞いてくれたかい?)OK、ありがとう(日本語で)。みなさん、よいお年を。」


(ダンナより)
フィンケのコメントはためになるけど、はしょって、むちゃくちゃ意訳(!?)しても、こんなに長いなんて。
普段の練習で、これやられたら、選手たちは聞いてられないよ…。
でも、万が一、ホントにこんな意味のことを言ってるとしたら、来年は楽しみ(見もの)ですね!?


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