さきがけ政経懇話会の12月例会が湯沢グランドホテルで開かれ、「2020年の経済展望」と題する講話を聞いてきました。
講師は丸三証券経済調査部長の安達誠司さん。国内外の状況を様々なグラフを使って分析されました。
世界景気はグローバル化の一服で低成長が続くという見立てでした。
米国経済は堅調に推移し、中国経済は緩やかに減速している。最近の世界的な株高は実態経済よりは先行しているが、米国は株が実態経済を牽引するので、総じて悲観的な要素は少ないようです。
イギリスのEU離脱(ブレグジット)はイギリス経済にはプラスに作用し、むしろドイツなどのEUが苦境に立たされる、と話されました。
日本は消費増税によって非製造業は人件費抑制に動き、雇用の削減につながるかも知れないと分析されました。
米国のトランプ大統領が再選されるかが、今後の世界経済にも大きな影響を与えそうですね。