昨日は、和歌山県の小さな村の実例を書きましたが、
町長選挙である会社の朝礼に参加した時、責任者の方が
訓示で「世界がもし100人の村だったら」という本の話をしていました。
この本は10年ほど前にベストセラーになった本で、著者(本人は再話と記している)
である池田香代子さんの講演を聞いたことがあり印象に残っています。
この本は、世界の63億人の人を100人の村に縮めるとどうなるか、という内容です。
主な内容を抜粋すると
100人のうち
52人が女性で48人が男性です。
30人が子どもで70人が大人です。そのうち7人がお年寄りです。
90人が異性愛者で 10人が同性愛者です。
61人がアジア人で 13人がアフリカ人 13人が南北アメリカ人 12人が
ヨーロッパ人 あとは南太平洋の人です。
中略・・・・・・
銀行に預金があり 財布にお金があり 家のどこかに小銭が転がっている人は
いちばん豊かな8人のうちの1人です。
村人のうち 1人が大学の教育を受け 2人がコンピューターを持っています
けれど、14人は文字が読めません。
中略・・・・・・
もしもたくさんのわたし・たちが この村を愛することを知ったなら まだ間にあいます
人びとを引き裂いている非道な力から この村を救えます きっと。
以上が主な内容のわずか31ページの絵本ですが、様々なことを考えさせられます。
日本に暮らす私たちが、いかに恵まれているかを実感し、世界には恵まれない中で
暮らしている人がいかに多いかを知らされます。