イタリアより

滞在日記

帰国へ

2022年12月28日 | バーリ

フェデリーコ二世が建てた聖堂内のプレゼピオ

石造りのそれはそれは見事なプレゼピオでした

アルタムーラにて

2022.12.27撮影

楽しみにしていた三年ぶりのイタリア旅行もついに明日帰国となります。今回はプーリアを周ろうと予定を組みましたが、机上の空論に終わらず良かったです。けれど、いつも夫から聞かされる言葉「地図は現地ではないよ」は身に沁みました。すぐ近くだと思った場所がどんなに遠かったことか。

ホテルの朝食会場になるレストラン入り口

そうそうイタリアは毎年12月27日あたりから、観光客が一気に増えますが、私が滞在しているホテルでも同様です。今朝は朝食に向かうと大勢の人が既に居て驚きました。皆さん、バーリを拠点にプーリアやバジリカータの見どころを周られるのでしょう。話す言葉からすると、大抵の方がイタリアの各地からの旅行者ですが、中にはアジアからだと思われる方たちも居て実に賑やかです。きのうまで寂しかったホテル内が活気を帯びた気がします。

旅行者が一気に増えて

今日は、お掃除をしてくれる係の人に断りを入れました。部屋を綺麗にしてくれるのは有難いのですが、そのためには、散らかした諸々を片付けて、自分でも周辺を整えなければならないから(^^;一人の部屋はそんなに汚れはしないし、持参したゴム手袋をして、これも日本から持ってきたタオルとティッシュでちょちょっと拭けば済む。

心付けを渡して、そうお願いをすると、彼女の怪訝そうだった表情が一気に破顔一笑して、快く承諾してくれました。この国では、まだまだチップは大切なナマーのよう…

余談

 

アルタムーラのパン

この町の有名処

「フォルノ・アンティーコ・サンタ・キアラ」にて

2022.12.27撮影

今回の旅行を考え始めた頃は、帰国するのに現地での陰性証明書が必要でした。そのために余分に一日を取らねばならなかった訳ですが、その必要がなくなって余裕が出来ました。実はバーリで検査と陰性証明をしてくれる病院を自力で探し出し、予約のやりとりをしていたのですが、もしも未だこの証明書を求められていたならば、昨日はドキドキして結果を待っていたことでしょう。お陰で、アルタムーラのパンを大口開けて心置きなくかぶりつくことが出来ました。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちさ)
2022-12-28 21:29:40
十分に楽しんだようで良かったです。
こちらはインフルが3年ぶりに全国的に流行期に入ったよう。
帰るまでが遠足と小中学校では昔は言われていたけど、帰るまで気を抜かぬよう(´ε` )
私は職場で体調不良者が出て、ギリギリまで仕事漬け、異国の旅の情報見るだけで旅行した気分で楽しめました♪
無事に帰国、願ってます。
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ちささんへ (kazu)
2022-12-29 01:26:52
今年もご心配をおかけしました。今、最後の町歩きをしてきたところです。お陰様で、本日現在、元気で帰国できそうです。が、おっしゃる通り!自宅に到着するまで気を抜かず、何としても生きて帰りたいと思います。インフルは11月の末に予防接種したので少し安心してますが、こちらも侮らず気を付けますね。

お仕事はご苦労様です。こんな時、どうしても優秀な出来る人材にしわ寄せが来るのですよね。忙しいのは良いことですが、ちささんもお身体はお大事にしてください。帰国したら又会いましょう!
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お帰りなさい (pockn)
2022-12-29 10:01:51
kazuさん
無事に帰国されましたか。
3年ぶりのイタリア、今回は特別な感慨と共に満喫されたことと思います。毎日のレポートを楽しみに読んでいました。
忙しい旅でこんな本格的なエッセイを日々仕上げていってしまうなんて凄すぎです。
僕は毎日簡単な日記を書き(といっても結構時間かかる。。)、Facebookに簡単なコメント付きで写真を上げるのが精いっぱいです。
これまでの旅レポートもこんな風にリアルタイムで書いていらっしゃったんですね。
文才もあるし(kazuさんの文章はとても読みやすく、情報としても役立つし、何より心にスッとはいってくるんです)、
自分もまたイタリアを旅している気分で、行ったことのない東海岸側の町に思いを膨らませながら楽しく読んでいました。
レポートで僕のことも紹介してくださってありがとうございます(#^^#)
特に印象に残ったのは、異彩を放つカステル・デル・モンテとその印象、青空に映えるトラーニ大聖堂、レッチェのバロック建築の写真とそれに添えられた文など…
結局、オートラントの大聖堂は間に合わなかったのでしょうか。。
小さなハプニングも自分のことのように感じながら読んでいました。旅には付きものですよね。
旅の疲れはあとからやってくるもの。日本は寒さもピークを迎えていますので、お身体に気をつけて穏やかな年末年始をお過ごしください。続編レポートも楽しみにしています。
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Unknown (sachi)
2022-12-29 10:35:09
おかえりなさい。それとも、今頃は機上の人でしょうか?

最初、お聞きした時は、長い旅路を少し心配しましたが、無事終えられて、楽しまれて、本当に良かったです。
安心して涙が出そう(*^^)v

pocknさんも書かれていますが、毎日散策の後に、ホテルでこんなに素敵なブログを書かれて、本当に尊敬します。
おかげさまで、一緒に楽しませていただきました。
ありがとうございました。


良いお年をお迎えください。
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Unknown (kazu)
2022-12-29 18:11:48
pocknさん、沢山褒めて頂いて恐縮です。有難うございます。そんな風に言って下さって嬉しいです。思いの丈を綴ってるのですが、後になったら忘れているので、まさに日記です。仰って下さったように、ほんとに感慨深い旅でした。又ブログにお邪魔させて頂き改めてお話しさせて頂きますね。今、バーリの空港でチェックインしたところです。無事に帰れるよう頑張ります。そそっ、ファストトラック、バーリの空港で求められました。スマホと印刷した紙、両方を係の人の目の前に黄門様の印籠の如くでーんと見せたら、一つでいーよと言われましたが、ペルフェットと褒めてもらいました。第一関門突破です^ ^
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Unknown (kazu)
2022-12-29 18:16:50
sachiさん、この度も本当にありがとうございました!いつもお話しを聞いて下さって、おしゃべりさせていただいて、一人の旅が寂しくなかったです。もうすぐ飛行機に乗って、まずはローマまで、今少し旅がつづきますが、余韻を楽しみます。アルファが玄関先で大きな身体丸めて待ってる写真が届いて、急に帰りたくなりました。帰れる家があると言うのはありがたいものですね。又、ゆっくりLINEさせていただきます。
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