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ナショナルチーム、オシムサッカー浸透の道遠し

2006-08-21 14:36:19 | サッカー
 昨日はテレビで千葉とFC東京戦をみた。オシムのサッカーを具現化している千葉と、それに対抗すべく挑んだFC東京だけに、エキサイティングな試合で面白かった。点の取り合いとなり3-4でFC東京が勝った。千葉のホームとしては珍しい17261人の観客であった。

 わたしは磐田のポゼッションサッカーを見ることが多い。ポゼッションサッカーは、フィニッシュで加速しシュートまで行くと面白いのだが、ディフェンスを崩せずにボールをまわすことが多い3年余り続いている磐田のサッカーには、退屈するばかりである。

 これとは異質の、オシムの目指していたリスクを冒してでも走って攻撃し続けるサッカーは刺激的である。そのサッカーで、財政事情からメンバーがそろっているとはいいがたい千葉を、上位をキープするぐらい育ててきた。オシムは、チームづくりをしながら選手を育成するのである。


 さて16日(水)のアジア杯予選リーグのイエメン戦は、オシム監督としては不満な試合だっただろう。守備を固めてくると予想できたチームを相手に、前半は以前のようにディフェンスを崩せず、ファルをもらってのセットプレーに活路を見出そうとした。
 とくに三都主は、トリニダード・トバゴで見せたプレーでなく、旧来のものに逆戻りしていた。前試合の2得点の慢心がそうさせたのだろうか。

 ゲームが変わったのは、後半羽生(千葉)佐藤(千葉)、佐藤(広島)を投入したら、中央のディフェンスを引き出すような動きが加わり、阿部(千葉 後半25分)、佐藤(広島 後半44分)のシュートが決まった。
 イエメンペースの試合であった。この分だとアウェーでは苦しむだろう。もっともオシム監督のコーチング日数が、のべ10日間にも満たないので、オシムサッカーの浸透が無理というものだが。

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