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ナビスコ杯大分優勝

2008-11-03 17:58:40 | サッカー
 Jリーグのカップ戦であるナビスコ杯(1日)は、清水と大分の決勝だった。大分が2-0で清水を制し初めてのタイトルを獲得した。ヘッドで得点をした高松は、しばらく見たことがなかったし、ヘアースタイルが違ったので戸惑ったぐらいだった。

 大分は02年にJ1に昇格し、降格を免れながらも下位に甘んじていた。05年から就任したシャムスカ(ブラジル)監督のチームづくりの成果が上がって、今年はリーグでは上位をキープし、ついにカップ戦のタイトルを取るチームになった。
 チームコンセプトは、ディフェンスを固めての速攻である。大分という地域チームのため広告収入が限られる等財政力が弱いため、チーム編成が厳しいのである。その条件で勝利できるチームにするためには、賢明な方針である。それが成果を上げ、J1最小失点の23点である。

 07年の経営状況は(朝日新聞08.9.17)、収入が22億61円で13位(1位は浦和79億64円)、人件費が14位で12億83円(1位は浦和28億41円)である。
 今回の大分の勝利は、九州のクラブが初めてタイトルを獲得したことの意味はきわめて大きい。当日は1万人を越えるサポーターが、国立競技場をブルーの色で埋め尽くした。これはJリーグの設立理念である、地域に根ざしたクラブが順調に作られていることが証明されているといってよいだろう。

 リーグは目下のところ鹿島がトップにあり、ACLの決勝に残っているのがG大阪であり、力の拮抗したクラブが多くなってきているということでもある。これも日本のサッカーが確実に前進していると見てよいだろう。

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