難敵に引き分け、北京へ

　オリンピック出場をかけた昨日のサウジ－日本は、北京の切符を是が非でも手にして欲しいので、はらはらしながら見たのだった。先取点を取ってくれたら、余裕を持っておもしろく見られたのだが、サウジはレベルの高い難敵であった。
　予想されたことだが、サウジは勝利しなければならないのでバックラインを上げて攻撃的サッカーに終始した。中東のサッカーは球際の強さ、高さ、独特のボディコンタクトといった特徴があるが、立ち上がりすぐにサウジにイエローカードが出たところなど、ホームであることとあいまってサウジにペースを作らせないようにはたらいたと思われる。
　序盤こぼれ球を押し込まれ、キーパー不在のゴールを割られたかと思ったが、かろうじて青山（清水）がけりだして失点を免れた。
　後半は日本も度々攻撃をし、シュートも枠に入ったが得点に至らなかった。何とか得点なしの引分で北京行きの切符を手にしたのだった。