絵本と児童文学

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秋だというのに

2006-10-22 18:59:02 | 身辺のこと・自然
 先週は東海地域は残暑のような気温だった。上着は夏の服装と同じ半袖シャツで過ごした。しかし明け方は、布団の暖かさが心地よいぐらい冷え込んだ。1日の気温差が、おそらく15℃ぐらいだったのではないだろうか。
 きのうの午後は木曽川沿いのホテルで、研究会準備のため長時間の会議であった。都市を離れて気温も低いだろうに、紅葉はまだだった。

 『○○通信』というタイトルの学生向けの冊子を作っているが、延べ18時間かけた編集作業をきのうの午前中で終わって発行の運びとなった。3週間ぐらいの間の時間をつくってはやったので、作業から開放されて、やれやれといった思いである。A4の16ページものである。
 原稿はほとんど学生によるものだが、編集上の都合で若干手を入れたりタイトルを変えたりする。原稿はメールで送られてくるので、タイピングするのは不具合が生じた10%ぐらいである。それでも18時間もかかるのは割付や文字の指定によるデザインや校正などである。
 それにしても以前だったらこの手のものは印刷所に持ち込む仕事だろうが、パソコンでわたしがやってしまうのだから、この分野をする小規模印刷所は成り立たなくなっているのではないだろうか、と想像してみた。今回の通信は、印刷と中綴じの作業はわたしの手から離れて機械によっておこなう。
 ちなみにこの通信は年2回発行しているが、アンケートをとったら50%ぐらいの人が読んでいない。大方読んでいる人はわずかである。通信の編集コンセプトは、専攻している分野の周辺を知る情報としている。学びを考える情報と思っているのだが・・・。

 今朝NHKのラジオを聴いていたら、ラジオ体操の後に「音に会いたい」という短い番組をしていた。昔の事柄の体験を綴ったものを読み、それにまつわる音を再現するものである。言葉と音によって、その時代にさかのぼってイメージを作るのである。
 3テーマがあったが、そのひとつに昭和18年の学徒出陣が始まった神宮外苑での出陣式に17歳の女学校のときに参加したことが、取り上げられていた。この映像をわたしはたびたび見ているので、それが浮かんできた。そして戦局が厳しくなった状況も同時に連想した。
 学徒出陣を放送した志村堅信アナは、93歳で健在とのことであった。戦後のオリンピックも含めたラジオ時代のスポーツ放送の記憶に残るアナであった。