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ことわざ勉強会:「ち」ではじまるのは

2019-03-15 06:29:49 | 日記
イギリスからやって来た

 木曜日はことわざを勉強する日。
袋の中から取り出した1枚のカードに書かれた文字ではじまることわざを思い浮かべ、
ついでにそれにまつわる雑学を学びます。
 今週取り出したカードには「ち」と書かれていました。

 「血は水よりも濃い」が浮かんで来ました。
故事ことわざ辞典によると<血液は水よりも重く濃い液体であることから、血の繋がった
身内の絆の濃さを表している。>ことわざです。
<親しい他人に比べても、血縁者同士の絆の方が深く強いもので頼りになるということ。
また同じ血が流れる者同士の間には、濃い結びつきがあるということ。>とも書かれています。
 確かに肉親の情は何よりありがたいもの、感謝の言葉しか出て来ません。

 これは17世紀後半のイギリスで使い始められたと言います。
異国でも人の思いに変わりは無いのですね。
 ちなみにイギリス発祥の話は「山岸勝禜の日英サロン」からの引用ですが、そこには
こんな事も書かれていました。
<血は水より濃いのか?
比重を調べると水を1とした場合、血液は1.05なので若干濃い。
水が乾けば何も残らないが、血が乾けば赤血球などの跡が残る。
確かに血は水よりも濃い。>

 昔と比べて今の世では血を共有する相手は少なくなりつつあります。
家族構成が大きく変化しています。
1990年の調べでは全国の平均世帯人員数は3.05人でした。
それが2012年には2.57人に減少しています。
 一方で世帯数は4千万から4千8百万に増加しています。
以前と大きく異なるのは、およそ半分の世帯はひとり暮らしか夫婦のみだという現実。
(日本経済新聞 より)
 家族の支えを前提とした従来型の介護は成り立ちにくくなり、高齢者の孤独死も増えて
いるそうです。
いずれ私も消えて行く身、家族の手を煩わせないように身辺整理を始めるか。
重い物を持てる今のうちから。

物置から発見

 思い立って物置の整理を始めたら古い段ボール箱が出て来ました。
開けるとはがきや封筒がビッシリ。
学生時代から結婚して間もない頃の手紙が詰まっていました。
 取り出すと懐かしい友からの物に混じって両親からの手紙がありました。
幾通も幾通も。
 読み返して心が騒ぎました。
40年前に同じ文面を読んだ筈ですが、あの時には少しも思いを理解できませんでした。
如何なる時も子を思う気持ちを分かろうともしませんでした。
「父の恩は山よりも高く、母の愛は海よりも深し」
漸くそれに気が付きましたが、ふたりにはもう会えません。

コメント
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