自分を励ます言葉
もしも座右の銘はと問われたら、迷わずにそう伝えます。
すると大抵の場合相手の表情には、ほんと?そんなんで良いの?って類の戸惑いが現れます。
良いんです、それで還暦過ぎ迄過ごして来ましたから。
私の口から出る言葉、それは「まっいいか」です。
小さな事にはくよくよしない、過ぎてしまったことには拘らない、そう思うようにしています。
でも実際には些細な事が気になる場面も出て来ます。
先日森の中を歩いていた時がそうでした。
極々小さな、小さいというよりも極細な物に、恥ずかしながら心を乱されました。
目にも見えない1本の糸が顔に張り付いたのです。
寝ている時に聞こえる蚊の羽音と、いきなり顔にまとわりつくクモの糸、これ程嫌なものは
ありません。
まだ気温が低い時期なのに、早くもクモが活動を始めました。
大きく分けてクモには3つの生活スタイルがあります。
巣を張り獲物を狙うコガネグモなどの造網型、動き回ってエサを探すハナグモなどの徘徊型、
それにジグモなどの土の中で暮らす地中型。
どんなスタイルのクモであっても糸を吐くので、何かの拍子でそれが私の顔にかかります。
小さな事は気にしないって言いながら、その細い糸の感触が気になって気になって。
クモの心情
一般受けするとは思えないクモですが、もしもその存在が無かったらこの世は激変して
しまいます。
世界中のクモが1年間に食べる獲物の重さは約4億トン。
年によっては倍の8億トンに達するとも言われています。
クモは森林や草原で無数の害虫を捕食してくれています。
<クモは8000~1万種の捕食者であり、3000~5000種の鳥類の被捕食者でもある。>
(科学検定 より)
日本に分布する多くの種類はハエやゴキブリなどの捕食する益虫です。
最新の研究では、自然界で最強を誇るのはミノムシの糸、再生医療用の素材として注目
されていると言います。(ITmedia NEWS より)
しかしクモの糸もそれに近い強度を誇るのは間違いありません。
クモは強さだけでなく目的に合わせて異なった糸を出し分けます。
オニグモの仲間は実に7種類以上の糸を使うと言います。
自分がぶら下がる為の「しおり糸」、ナイロンに匹敵する強度の「引き糸」、卵を包む「真線」、
などなど。
その中で不思議なのは出した糸を空中に放つ「空中飛行」、「バルーニング」と呼ばれる
この行動は研究者にも目的が分からないのだそうです。(エミュー より)
時に宙に糸を放ちたくなったクモはそれに乗って舞い上がります。
降り立った場所は思いもしないエサの豊富な地。
そこで幸せな生涯を終えるかもしれません。
でも行先は風任せ、島影も見えない洋上をあてどなく漂うかもしれません。
それもこれもケセラセラ、ためらうことなくクモは空に舞い上がります。
そんな時の心情は「まっいいか」じゃないかと私は思っています。
もしも座右の銘はと問われたら、迷わずにそう伝えます。
すると大抵の場合相手の表情には、ほんと?そんなんで良いの?って類の戸惑いが現れます。
良いんです、それで還暦過ぎ迄過ごして来ましたから。
私の口から出る言葉、それは「まっいいか」です。
小さな事にはくよくよしない、過ぎてしまったことには拘らない、そう思うようにしています。
でも実際には些細な事が気になる場面も出て来ます。
先日森の中を歩いていた時がそうでした。
極々小さな、小さいというよりも極細な物に、恥ずかしながら心を乱されました。
目にも見えない1本の糸が顔に張り付いたのです。
寝ている時に聞こえる蚊の羽音と、いきなり顔にまとわりつくクモの糸、これ程嫌なものは
ありません。
まだ気温が低い時期なのに、早くもクモが活動を始めました。
大きく分けてクモには3つの生活スタイルがあります。
巣を張り獲物を狙うコガネグモなどの造網型、動き回ってエサを探すハナグモなどの徘徊型、
それにジグモなどの土の中で暮らす地中型。
どんなスタイルのクモであっても糸を吐くので、何かの拍子でそれが私の顔にかかります。
小さな事は気にしないって言いながら、その細い糸の感触が気になって気になって。
クモの心情
一般受けするとは思えないクモですが、もしもその存在が無かったらこの世は激変して
しまいます。
世界中のクモが1年間に食べる獲物の重さは約4億トン。
年によっては倍の8億トンに達するとも言われています。
クモは森林や草原で無数の害虫を捕食してくれています。
<クモは8000~1万種の捕食者であり、3000~5000種の鳥類の被捕食者でもある。>
(科学検定 より)
日本に分布する多くの種類はハエやゴキブリなどの捕食する益虫です。
最新の研究では、自然界で最強を誇るのはミノムシの糸、再生医療用の素材として注目
されていると言います。(ITmedia NEWS より)
しかしクモの糸もそれに近い強度を誇るのは間違いありません。
クモは強さだけでなく目的に合わせて異なった糸を出し分けます。
オニグモの仲間は実に7種類以上の糸を使うと言います。
自分がぶら下がる為の「しおり糸」、ナイロンに匹敵する強度の「引き糸」、卵を包む「真線」、
などなど。
その中で不思議なのは出した糸を空中に放つ「空中飛行」、「バルーニング」と呼ばれる
この行動は研究者にも目的が分からないのだそうです。(エミュー より)
時に宙に糸を放ちたくなったクモはそれに乗って舞い上がります。
降り立った場所は思いもしないエサの豊富な地。
そこで幸せな生涯を終えるかもしれません。
でも行先は風任せ、島影も見えない洋上をあてどなく漂うかもしれません。
それもこれもケセラセラ、ためらうことなくクモは空に舞い上がります。
そんな時の心情は「まっいいか」じゃないかと私は思っています。