行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

Windows 7のデビュー

2009-10-17 22:15:33 | Weblog
22日に新OS Windows 7が発売される。WindowsはまさにPCの歴史そのもの、私は1980年代にCPM86というOSのパソコンをWindowsを乗せたNECの98シリーズに買い換えて以来、Windowsがバージョンアップする度につき合ってきた。

最も大きなヴァージョンアップはWindows95だろう。発売の時には秋葉原の販売店に行列ができたほど注目された。マスコミも大きく取り上げ、窓際族サラリーマンの川柳で「ウィンドウズ私は会社でウィンドウズ」がヒットした。

その後何回かのアップデイトがあり、小さなものは数えず大きなヴァージョンアップで7回目ということなのだろう。今現在のVISTAはこれまでのWindowsの中で評判が悪く、特に重いということから私も買わずにWindowsXpを使い続けている。XpにしてからPCが固まることはまずなくなった。

Windows 7は、起動の高速化や、メモリー消費を改善するだけでなく新たな機能のWindows タッチは、直接画面を指で触れる操作が可能との触れ込みだ。PCの値段も下がっているのでこの際買い換えようと思う。とにかく起動が速くないと、出がけにちょっとメールをチェックしようとしても立ち上がりに時間が掛かるのでは不便だ。今はIpodが代役をしている。Ipodメールや付属するサファリの早さはすばらしい。

最近の価格comによるとデスクトップPCはモニター無しで5万円台、高速低消費電力ノートでも10万円以下で買えるようだ。20年前はNECのノート白黒液晶PCが25万円、次に買い換えたのがカラー液晶付き9821NEで30万円だったことを思うと実に安くなった。対性能比で比べると大変な進歩で長生き?していて良かった。
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羽田ハブ空港化への衝撃

2009-10-15 11:06:33 | Weblog
前原大臣の関西空港問題での橋下知事との会談で羽田空港のハブ化発言が飛び出し、千葉県は大騒ぎとなった。自民党政権下でも羽田の国際化がじわじわと進められたがさすがに羽田空港のハブ化までは遠慮していた。しかし成田空港建設において歴史的にしがらみのない民主党政権では常識的な正論として提案された。ただその提案の仕方が前原流でいきなりドンと出されたので衝撃度は大きかった。

私は現役時代に40カ国以上の空港を利用したが世界の空港に比較し、世界第2位経済大国の表玄関として、成田空港の空港使用料の高さと貧弱さが情けなかった。長い間、滑走路が一本しかなく、まるで太平洋諸島の空港並みであった。この10年、シンガポールや香港の新空港は2本の4000m級の滑走路を持ち、巨大でハブ化を狙っているし、事実そうなりつつある。これに対抗して建設された韓国の仁川新空港はさらに大きく3本の4000m級滑走路を持っている。

これらに対抗できるのは現在日本には羽田空港しかない。シンガポールエアやキャセイはJALをこえた航空会社に成長している。JAL再建にも関連しよう。これからの中国の成長をにらんだ上海新空港は3本の4000m級滑走路を持ち、最先端のリニアモーターカーで都心と7分で結び、アジア各国と中国大陸とのハブ化を狙っている。

欧州のハブ空港、ロンドンヒースローやパリシャルルドゴールではそれぞれ既存の首都圏空港との連携運営をしている。やや遅れてしまったが、成田と羽田とのアクセスを含めどうしたらハブ化ができるか知恵を絞って貰いたい。
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オバマ大統領ノーベル平和賞授賞とアフガン

2009-10-13 18:08:04 | Weblog
オバマ大統領の平和賞授賞については米国内でも異論が出ている。就任早々、東欧に設置予定のミサイル防衛システムを撤去し、ロシアとの軍事対決が忌避されたことや、核兵器廃絶への決意を表明したことが授賞に結びついたようだ。

平和賞授賞反対論は、日本国内では核兵器を使った国の大統領というのがあるが、国際的にはアフガンで空爆をしているという指摘がある。空爆はこれまでの歴史を見ても私個人の体験でも軍の施設か民家か区別なく襲い、多くの民間人が犠牲となる。スマート爆弾で軍事施設だけを狙うといってもイラクの例では民家が爆撃され、ユーゴでは中国大使館が誤爆された。

アフガンの情勢は空爆無しでタリバン掃討ができるのであろうか、米国では陸軍の増派が検討されている。いずれにしても今回の平和賞授賞でオバマ大統領はやりづらくなった。ホワイトハウスへアフガン撤退のデモも押し寄せ、カナダ軍、イタリア軍は派遣部隊から死者が出たことから撤退を表明している。

岡田外相がアフガン訪問をしたが治安の悪化故に滞在時間1時間という短さ、カブール市内の視察さえできなかった。自衛隊の海上給油支援もほとんどがパキスタンの海軍向けでそれがほんとにアフガン支援なのか判らない。カルザイ政権はこの7年間何をやってきたのであろうか?民衆の心は離反して反政府勢力の跋扈を許している。

オバマ大統領の平和賞授賞を機に和平への道を探るべきではないだろうか?オバマ訪日の時に最大課題として詰めた議論をやって貰いたい。アフガン援助が税金の無駄遣いにならないためにも
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昭和記念公園 コスモスの丘見頃です

2009-10-11 17:44:12 | Weblog
本日11日、昭和記念公園に出かけた。今月は雨が多く台風まで来たのでコスモスの様子が気がかりであった。早咲きのお花畑のハッピーリングという珍しいコスモスはおしまいで残っている中から一輪だけ撮ってきた。
コスモスの丘は見頃で日曜だけにすごい人であったが、台風後に咲いたのか見事な咲きぶりだった。






ひっそりと咲いていたハッピーリング


コスモスの華やかさはなく地味に咲いていたのはシオンだった


昭和記念公園こもびれの丘の整備が終わり、遊歩道が完成したので来月あたりは紅葉が楽しめる。
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古賀連合スタート

2009-10-09 23:08:57 | Weblog
昨日鳩山首相を迎えて開会した連合大会、本日は古賀伸明事務局長が連合の会長に選出された。古賀さんは連合に来る前は松下労組(現パナソニック労組)委員長、電機連合委員長を努め経験豊富だけでなく、左右のイデオロギーがまだ残っている難しい連合構成産別労組を事務局長としてまとめ上げてきた。その柔軟な手腕は今後とも期待できる。

連合は結成20周年を迎え、午後から新体制のお披露目を兼ね、パーティを開催したが、時あたかも政権交代、パナソニック労組出身の平野官房長官をはじめ多くの閣僚が駆けつけた。来賓代表で菅直人副総理が「政府代表と呼ばれてもまだぴんと来ない」といいながらもこれまでにない政府批判抜き(当然か?)の祝辞を述べた。

私を含め多くのOBやマスコミ記者OBも招待され、これまでの連合のパーティとは違う雰囲気だと語っていた。ようやく労働者が支持する政権ができ、期待感と喜びで誰もがにこにこしていた。

しかし、明日からの現実は厳しい、連合の中ではすでに自治労からは公務員改革へ、CO2の排出量25%削減には基幹労連や電力総連などから注文がついている。現実を直視するという古賀新会長の舵取りに期待したいところだ。産別労組のエゴととられると一般国民からの批判も出てくる。透明なわかりやすい議論を公明正大にやって貰いたい。
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地球温暖化は米中問題だ

2009-10-07 18:34:59 | Weblog
2009年12月、デンマークのコペンハーゲンで気候変動枠組み条約批准国会議(COP15)が開かれ、京都議定書後の新たな温暖化対策の枠組みを話し合う。本日発表された世界のCO2の排出量統計によると、その41%を米中が占める。そしてこれまで米国が最大の排出国であったが中国が初めてその座を替わった。

温暖化ガスの最大の排出国である中国と米国から新たな枠組みへの参加の国際公約を引き出せなければ何もならない。「1990年比で25%削減」という意欲的な目標を打ち出した日本だが、日本の世界に排出量に占める割合は4%にすぎない。米中が参加しない限り、世界の気候変動にはほとんど影響がない。

今年の台風は確実に大型化している。温暖化の影響を受けていることは明らかで今接近している台風18号は日本付近の海水温度が高く、これまでと違いその勢力は衰えず日本に上陸しようとしている。

今年はこうした強力なスーパー台風が発生し、台湾やフィリピンに甚大な災害をもたらした。フィリピンを通過した台風は発達したままヴェトナムを襲いダナンはこれまでにない洪水に襲われた。

ストップ温暖化は差し迫っている。12月のコペン会議は日本がEU(世界排出量の11%)とタッグを組んで何としても米中を説得し、枠組み条約を成功させるラストチャンスだ。

デンマークと言えば、10年前から風力発電のメッカで、EU全体に風力発電を普及させた原動力となった。翻って日本を見ると、普及は遅遅としている。最近の国の政策でも太陽電池パネル普及には力を入れているが、風力発電を太陽電池と併設したら補助しないといった常識では考えられないことをやっている。
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オリンピック狂想曲 リオデジャネイロがんばれ

2009-10-05 22:44:25 | Weblog
2016年のオリンピックがリオに決まった。以前このブログ(4月21日)でリオを推薦したが、南米で初ということが決め手になったようでまあ常識的なところだろう。それにしても米国のショックは大きかったようである。無責任なマスコミ予想でシカゴかリオだと言われ、オバマ大統領はその気になってコペンまで出かけた結果、裸の王様状態で何とも気の毒だ。

ニューヨークタイムスによると4年間のシカゴの招致運動で5000万ドルが使われ徒労に終わっただけでなく、第一回の投票で最下位となった屈辱を味わった。少なくとも東京には勝てると読んでいたが、アジア諸国の票がきっちりと東京に入ったことで最下位となったと分析している。

巨額なテレビ放送権料の配分をめぐってIOCと米国OCとの間に亀裂が入ったことも影響していると報じている。

東京はアジア諸国のおかげて何とか対面は保てた。プレゼンテーションの評判も良く、票の上積みがあったことも幸いした。グリーンオリンピックの概念は認められ、評価もされたがまだそれで開催というには時代が追いついていない。

かつての東京オリンピック、先年の北京オリンピックで判るように新興国が飛躍するきっかけになる道具としてのオリンピックだ。先進国は開催をあきらめた方が良さそうだ。2020年オリンピック開催地はアジアでもインド有り、インドネシア有りで東欧も名乗りをあげるかもしれない。
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中国建国60周年、軍事パレードの不思議

2009-10-03 22:55:17 | Weblog
中国の建国といっても現在の共産党政権が確立してからの話だ。この間、平均の成長率は8%というからその発展はすばらしい、紆余曲折を経ながらも共産党政権のこれまでの指導は評価されよう。

いまや途上国の先頭を行き、人口の巨大さからGDPは2030年には米国を追い越すとも予測されている。しかしその巨大さから世界で問題を起こしていることも事実だ。資源の買いあさり、労働者の押しつけ、行儀の悪いビジネスマン、また環境の悪化は周辺国をも巻き込む。

米国発の金融危機で痛い眼にあった中国は上海を世界の金融センターにともくろみ、ウォール街から中国系米国人を引き抜き新たな金融商品を開発したいと言ってるが金に関しては才能のある中国人、どんな商品が飛び出してくるか

国内を見ると民族問題が出てきた、50をこえる民族がいるが大部分は漢族だ。チベット、ウィグルは抑圧したが解決に至っていない。力でなく政治力で解決ができないのか?また役人の腐敗は最高幹部が躍起になって撲滅しているが60年間の一党独裁下の官僚の力は地下茎のようにはびこり、綱紀粛正は困難を極めている。

こうした矛盾への対策が60周年の軍事パレードなのだと思う。今更、大陸間弾道弾をはじめ最新の兵器を並べる不思議はオリンピックの成功だけでは共産党の一党独裁を支えられない事態になっているのではないか、
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サモアが津波に襲われた

2009-10-01 22:37:05 | Weblog
 珊瑚礁、白砂、椰子の林に囲まれた天国のような島、サモアが津波に襲われた。私がJICAの依頼で海外青年協力隊の環境調査に訪れたのは10年ほど前。現在も12名の隊員が活躍しており無事を祈るしかないが住居はほとんど防潮堤もない海外沿いなので5mの津波ではほとんどの家が被害にあったと考えられる。

 当時、サモア人の伝統的家屋には壁がなく柱と屋根(ファレと呼ぶ)だけなので夜電気が灯ると丸見えになり、ソファーや柱時計、ラジカセまで見えてしまい台風が来たらどうなるのか心配した。多くの家財道具が流されたのではないだろうか

 ミュージカル「南太平洋」は西サモアが舞台、島の娘のモデルの女性がいて、自分の名を付けたアギス・グレーという高級ホテルを首都アピアの海外沿いで経営していた。私が滞在したツシタラホテルもアピアの郊外、道路を隔てただけで珊瑚礁の美しい海だった。ホテルは無事なのであろうか。

 これだけネットが発達しているのに限られた情報しか入ってこない。BBCによると防災無線があったがどうしたわけか携帯電話のメールで地震が起きたときに津波避難勧告が出たくらいで、逃げ遅れた人もいたらしい。

 ハードを援助しても使い方に慣れた人を訓練しないと何もならない。ちなみにサモアの空港も、島を結ぶフェリーも日本の援助だ。海外青年協力隊員や技術協力専門家が活躍していた姿を思い出した。
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