行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

中国建国60周年、軍事パレードの不思議

2009-10-03 22:55:17 | Weblog
中国の建国といっても現在の共産党政権が確立してからの話だ。この間、平均の成長率は8%というからその発展はすばらしい、紆余曲折を経ながらも共産党政権のこれまでの指導は評価されよう。

いまや途上国の先頭を行き、人口の巨大さからGDPは2030年には米国を追い越すとも予測されている。しかしその巨大さから世界で問題を起こしていることも事実だ。資源の買いあさり、労働者の押しつけ、行儀の悪いビジネスマン、また環境の悪化は周辺国をも巻き込む。

米国発の金融危機で痛い眼にあった中国は上海を世界の金融センターにともくろみ、ウォール街から中国系米国人を引き抜き新たな金融商品を開発したいと言ってるが金に関しては才能のある中国人、どんな商品が飛び出してくるか

国内を見ると民族問題が出てきた、50をこえる民族がいるが大部分は漢族だ。チベット、ウィグルは抑圧したが解決に至っていない。力でなく政治力で解決ができないのか?また役人の腐敗は最高幹部が躍起になって撲滅しているが60年間の一党独裁下の官僚の力は地下茎のようにはびこり、綱紀粛正は困難を極めている。

こうした矛盾への対策が60周年の軍事パレードなのだと思う。今更、大陸間弾道弾をはじめ最新の兵器を並べる不思議はオリンピックの成功だけでは共産党の一党独裁を支えられない事態になっているのではないか、
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