美容施設施設で痩せ薬として糖尿病の薬を使っているというニュースが報道され、薬不足が懸念されているが、米国からのニュースでは減量薬が売り出され、薬品会社の株価が急騰している。航空会社も歓迎しているとのことで燃費節約につながるのだろうか??
米国の大手薬品会社イーライリリーは、同社の糖尿病治療薬の有効成分を肥満の治療薬として使用する減量薬を開発し、米国FDAは承認した。新しい注射による減量治療法は ゼップバウンドZepbound と呼ばれており、1 か月分の価格は 1,059.87 ドル(約15万円)、これは、ノボ ノルディスク製の同様の薬であるウィゴビー(1か月分で1,349ドル)よりも安い。
米国人の7割は肥満または過体重であり、過体重の人の多くは体重に関連した疾患を抱えている。しかしゼップバウンドの副作用としては吐き気、下痢、嘔吐、便秘、腹部(胃)の不快感や痛み、注射部位の反応、疲労、過敏症(アレルギー)反応(通常は発熱や発疹)、げっぷ、脱毛、胃食道逆流症などの可能性がある。しかも減量薬に関連する可能性のある長期的な健康リスクについては、依然として未解決の疑問が生じている。
やはり、食事と運動によって体重の 5% ~ 10% を減らすことは、肥満または過体重の成人における心血管疾患のリスクの低下になり、肥満解消の王道ではないか。
一方で、食料安全保障 最新報告書によると、2021年には、8億2,800万人もの人々が飢餓の影響を受けていた。2020年より4,600万人、2019年より1億5,000万人も増加したという報道、肥満解消を食糧援助に繋げることを考えたら皆ハッピーなのだが