年金生活者のマネー、日本株改革機運
岸田首相の資産所得倍増計画で古くから言われていた「貯蓄から投資へ」に1歩踏み込んだ。その具体策として2024年から新NISA制度を導入し、つみたて投資枠120万円、成長投資枠......
1年前に日本株改革機運と書いたが、欧米を主に海外投資家が日本企業へ最大評価「日本経営者は心を入れ替え、現金を貯め込む行動から、するべき投資をし、賃金も上げだした。今度こそ本物の改革だ」とばかりに昨年来巨額の投資マネーが日本に入ってきた。そしてエヌビディアの驚くべき成長、AI革命に乗り、純利益56%という驚異的実績で企業価値は今やマイクロソフト、アップルに次ぐ巨大企業に1年で達成した。エヌビディアが生産するAIチップGPUはほぼ独占市場、それを生産する機器は日本メーカー数社なので投資マネーは日経平均株価を押し上げる。
そうしたことから、1年前には予想できなかった日経平均株価39,000円の史上最高値を先週達成した。
40,000円も来週にはと、はやる市場関係者、しかし、足元を見つめ、地道にROEを上げて行く努力が求められる。
注ROEは「Return On Equity」の略で、「自己資本利益率」の意、自己資本に対してどれだけの利益を上げているかを示すもので、効率よく利益を生み出せているかを測る財務指標 、欧米の投資家は重視している。