行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

昭和記念公園のコスモス

2012-09-28 22:12:48 | Weblog

昭和記念公園のコスモスは西花畑が明日あたり見ごろになる。花の丘はまだ青々している。来月の中旬ぐらいか

西花畑の日の丸という品種

ベルサイユが主だがミックス状態、背景はみんなの原っぱ

東花畑は5分咲きといったところ

我が家の侘び住まいにも秋が、水引と曼珠沙華の競演

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年金生活者のワインとベルギー産発泡酒

2012-09-27 18:09:40 | Weblog

ユーロ安でついにあのシャブリが900円台で買えるようになり、年金生活者のワインの仲間入りとなった。イオンの中の系列、カフェランテで今夏に登場、我が家の白ワインの定番になりつつある。

PHILIPPE DE MERY CHABLIS フィリップ・ド・メリー シャブリ 2010、これまで飲んでいた同じシャルドネ種でもオーストリアやカリフォルニア産シャルドネに比較し、味、香りとも微妙に違う。後味もすっきりしていて品格がある。寿司とも良く合い、和食にぴったりだと思う。

喉の渇きを癒すのは、ビールだが、外ではサントリーのモルツを飲むが、我が家で飲む時は金麦となる。ところが今夏はベルギー産発泡酒が店頭に並びだした。330mlとやや少なめの量だが値段が84円とか88円で、金麦より安いので半信半疑で飲んでみたらベルギービール並みの旨さだ。

最近飲んだ2種類は、ユーロホップとベルモルト、ユーロホップは原材料は麦芽、大麦、ホップにコンスターチ、ベルモルトは麦100%をうたい、原材料は麦芽、大麦、ホップで、前者は軽めで後者はこくのある渋みがある。ユーロホップはコンスターチが入っている分糖質が多いのでバドワイザーのような感じだ。我が家の好みはベルモルトで金麦に取って代わった。

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日馬富士、大横綱の予感

2012-09-25 22:11:13 | Weblog

千秋楽の白鵬、日馬富士の大熱戦は久しぶりに見た相撲の醍醐味、見てても力が入った。相撲は無差別級の戦い、狭い土俵だからこそ実現できる格闘技だ。幕内力士で133キロと最軽量の日馬富士が来場所横綱になれ、今場所も全て自分より大きな力士に勝ったことは大相撲の特徴だ。しかも二場所連続して全勝優勝とは、同じ体重で横綱になった大鵬のような大横綱の予感がする。

見ていて思い出すのは、千代の富士が横綱になった時だ。あのときも白鵬のように北の湖という憎らしいほど強い横綱がいて、軽量の千代の富士が精進を重ねその壁を突破して2連勝し、横綱になった。日馬富士より15キロも軽かった千代の富士が連勝記録を作る大横綱になるとは誰も思わなかった。

軽量を補うのはスピードで、日馬富士の今場所のスピードと勝負感は千代の富士に劣らない。ひょっとすると当分負けないで連勝記録を伸ばすだけでなく、来場所は横綱昇進祝いが過度にならなければ、3場所連続全勝優勝が話題になるかもしれない。気力不足のライバル稀勢の里は脇も甘く、スピードに圧倒され、当分勝てないだろう。千秋楽の白鵬との対決が楽しみだ。

先場所、このブログでとりあげた妙義龍は期待に応えた活躍で、押し相撲の技に磨きがかかった。今場所は白鵬にかちあげ一発で気を失い負けたが、ひるまず一気の押し相撲で貫いてほしい。日馬富士が敗れるとすると、妙義龍の一気の押しだろう。

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ものづくりを真剣に考えるチャンス

2012-09-23 17:00:53 | Weblog

中国における日系企業への狼藉は日本におけるものづくりを真剣に考える良い機会だ。ユーロ安やウォン安でドイツ企業や韓国企業の躍進を目のあたりに見ると、円高が大きな要因であることは間違いないが、電機産業の凋落は安易に海外での工場建設と知的財産の流出が揚げられる。地方の多くの工場が閉鎖され、地域経済に大きな影響を与えている。

日本政府はこの20年間ほぼ民間のことだと放置してきた。日本には世界一の貯蓄があり、資金が有り余っているのに、最先端技術を要するエルピーダやシャープが苦境に陥っても外資に支援を求めてきた。日本航空のような支援は無理だとしても国内資金によるスキームを作ろうとする動きは見られなかった。外資に買われることは技術が流出することを意味する。通産省時代であれば産業政策の重点項目として直ちに支援へ動いただろう。

今日の報道によれば、業績不振のルネサスエレクトロニクスを官民一体で再建する買収計画がようやく動き出したようだ。産業革新機構とトヨタ自動車やパナソニックなどの官民連合による出資額は1000億円を上回るとのこと、米国のファンドKKRが更なる人員削減や債権カットを条件に1000億円出資を申し出ていることに対抗しての行動だ。

ルネサスは昨年の大震災で被災し、自動車用マイコンの生産が遅れ、自動車各社の生産に大きな影響を与えたことは記憶に新しい。世界の自動車用マイコンのトップメーカーなのに何故赤字なのかという疑問があり、ドイツの半導体大手は「今の品質なら価格が数倍でも売れる」言っている。ルネサスの取り分が自動車メーカーに入っていると考えられる。
ルネサスはすでに地方にある19の工場の半減と5500人の人員削減を決めている。米系ファンドは買収し、更なる人員削減と銀行などに債権カットを求め、再建を軌道に乗せた後、どこかに売却するのが常套手段だ。当然先端技術は売却先に流れるわけだ。ものづくり拠点をこれ以上撤退させない産業政策が求められる。成長政策以前の課題だ。

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昭和記念公園にようやく秋の気配

2012-09-21 22:05:57 | Weblog

9月に入っても夏の気候、1ヶ月以上もご無沙汰だった昭和記念公園で散歩した。お彼岸ともなるとやはり秋の気配、彼岸花が咲き始めていた。

コスモスも西花畑ではベルサイユ、東花畑ではサンセットイエローという品種が咲き始めだ。コスモスの丘はまだまだ

 

秋の七草 オミナエシ

初めて見たのが時計草、今年は紫バージョンが咲き始めた。花の木園にて

冬から春にかけて菜の花が咲く丘、今はパンパスが穂を付けた。

 

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中国、日本大使館前でのデモ禁止

2012-09-19 23:15:09 | Weblog

前回、法治でなく党治と書いたが、今日はそれを地でいくことが発表された。北京の日本大使館前でデモが禁止されたというニュースだ。デモをするのは自由だが破壊だとか略奪のような不法行為をすれば逮捕するというのが普通の国だ。それを根拠もなくデモ禁止とは中国国民はどう受け取るのだろうか?長いものには巻かれろととるのが全体主義国家の行動パターンだが、暴れた若者も巻かれるのなら日本への抗議も弱いものだ。

暴徒化したデモが放火、略奪の限りをつくす映像が世界に流れ、さすがに恥ずかしいと感じたのかデモを抑制しようとし出した。在日中国人は暴徒は一部の中国人で見るに耐えないと言っている。私の中国の友人も同じ見方だと思うが、中国の労働組合、総工会が噴飯ものの声明を出してやはり共産党の下部組織だと再認識した。その声明は「釣魚島は中国領土であり、累次に渡る厳しい申し入れにも拘わらず日本政府が国有化したことは違法行為で強く譴責する。中国政府が国家領土を擁護するために採るあらゆる必要な措置を断固として支持する」というもので、労働組合というより共産党の声明文だ。

デモをすることは表現の自由で、誰もが認められてしかるべきだ。政府の顔色を見てのデモでは主体性がない。今回の中国政府のデモ抑制は世界中から中国人の品格を疑われ出したことと、米国のバネッタ国防長官の訪中が無関係ではないだろう。中国人ピアニストの来日を止めたり、多くの交流事業も圧力がかかり実施できない事態を見ると、日本の出方を見るために様子を見ようということで、そう簡単に振り上げたこぶしを下ろさない。

中国と同じ領土問題を抱えているベトナムやフィリピンは固唾をのんで見ている。日本政府も安易に妥協は出来ない。相当な時間がかかることを覚悟せねばならない。

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法治でなく党治の中国リスク

2012-09-17 18:33:32 | Weblog

尖閣問題では6月18日このブログで書いたとおりの展開となり、さぞかし仕掛け人の石原都知事は満足してるだろう。日中の修復はもはや難しい。私の望ましくない予想、次の展開で武力衝突が起きる可能性が濃くなってきた。

1989年に訪中して以来、付き合ってきたが、中国社会は共産党の党治国家で法治国家でないことを何回か強く感じた。今回も日系企業が群衆に略奪や放火をされても「愛国無罪」で犯人は逮捕されないだろう。インドでスズキのマネサール工場で暴動が起き、警察により直ちに容疑者が逮捕されたことと好対照だ。現代の国家で法治主義がない国というのは恐るべきことだ。

そこへ日系企業がリスクをも顧みずに大量に投資をして、被害に遭っている。以前上海領事館が愛国無罪で襲われたことがあったにも拘わらず投資を拡大し続けた。安い労賃に目がくらんだ故か、アップルは直接投資をせずにフォックスコン社に投資をさせそこでiPhone等を生産している。日本企業も中国という特別な国に対応するリスク管理が必要だ。

望ましいのは、国内に生産を戻すことだが、それには大きな政策転換が必要だ。①労働力が不足する分は外国人労働者を入れる。韓国ではグリーンカード制で5年間、ヴェトナムやモンゴル等から5万人程度、中国の朝鮮族には特別枠を設け、30万人程度製造業主体に外国人労働者を入れている。②円高政策を止める。

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所得が全体的に低位へシフト、経済労働白書より分析

2012-09-16 00:02:13 | Weblog

年間収入で所得階層別の比率を10年前(1999年と2009年)と比較しているが所得の格差が広がったと言うより全体的に所得が低下している。低所得層といわれる200万~250万円の比率(全所得者に占める比率)は1999年は3.8%であったが2009年には6.5%へ増えている。逆に高所得層の1000万~2000万円の比率は24.9%から16.5%へ減少している。特にこの10年間、比率が増えた所得層は300万円から500万円の中間層下位グループだ。550万円から800万円の中間層上位グループの比率は大きな変化は見られない。

この原因は非正規社員の比率が35.1%(2011年)へ増加したことを白書は挙げている。所得階層が全体的に低位にシフトしただけでも消費の不振が説明できるし、ひいてはデフレからの脱却が容易でないことも説明できる。

分厚い中間層を実現することが必要だと白書は言っているがそれには中間層下位グループの底上げが必要だ。それには非正規社員の均等待遇を実現することがキーポイントとなる。

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年金生活者はiPhone5を買うべきか?結論は意外なところに

2012-09-13 22:24:19 | Weblog

昨日、賑々しくiPhone5の発表がサンフランシスコで行われ、9月中に800万台販売を目論み、米国のGDPを0.5%増やすなどと前評判はすばらしい。技術進歩で液晶画面が3.5から4インチになっても重量は112gと2割軽くなった。部品メーカーのおかげだ。製品価格も米国では最下位機種で15000円というから大量に売れるだろう。ただ今回は向上したスペックを活かすべくLTEという最新の高速通信規格に対応したので通信料金は高くなる。

日本でのiPhone5の価格は米国並みになることは考えにくい。LTEの価格にしてもKDDIは定額6000円弱とすると発表している。

私はドコモ携帯とiPpd touchを常時携帯し使い分け、通信費は3000円未満で抑えている。注目したのは、今回の同時発表となった新型iPpd touchである。通信機能が付かないだけで後はiPhone5と変わらない上に薄さ6.1mで重さは88グラムと携帯性は抜群だ。毎月の通信費を考えるとこれまでどおり、携帯と新型iPpd touchを併用するのが年金生活者には良い選択ではないだろうか。

 

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ゾンビに足すくわれた谷垣総裁

2012-09-12 11:17:08 | Weblog

派閥の親分から縁切りを言われ、谷垣総裁は再選を断念した。ともに運命を共有するはずの石原幹事長がのし上がってきた。この筋書きはゾンビ達のもので、石原幹事長の総裁選出馬には大義はない。かくしてゾンビ対抗勢力の防衛オタク石破、安部元首相と総裁選を争うことになる。

谷垣総裁とは総裁になる前、2009年だったか勉強会に招いて話を聞いたことがある。政治改革の話が中心だったが、政治家らしからぬ率直な印象で、この人が総裁になったら自民党は変わるのではと期待が持てた。根回しと寝技の必要な政界でゾンビを無視したために足をすくわれたようだ。

一方の民主党でも閣僚である細野原発事故担当大臣が、首相に対抗して立候補するしないでゾンビ化しつつある幹事長に振り回され危うく政治生命を絶たれるところであった。

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