行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

更に日本化したハロウィーン

2016-10-31 22:07:13 | Weblog
 
日本的ハロウィーン

明日はハロウィーンということで今日の夜から渋谷や六本木は警察官が出て整理するような騒ぎが各局マスコミのニュースで報道されている。私には何故こんなに盛り上がるのか理解できない。各ニュ......
 

『トリック・オア・トリート』と言いながら子どもが家を訪ねてお菓子をもらうハロウィン、日本では仮装カーニバル化し、もうちょっと上品になればヴェネチアのカーニバルのようになるのだが、それには洗練された?中高年の参加が欠かせない。渋谷ではトランプやヒラリー,オバマ、の仮面が売り切れ、金正恩のそっくりさんも現れ、盛り上がっている様子、今のところ事故は起きてないが、米国ではパーティで銃撃事件が起きている。

経済効果も年々増加し、日本記念日協会の推計では、2010年には380億円だったハロウィーン市場は、14年に1100億円と約3倍に拡大。ついに、バレンタイン市場1080億円を追い抜いた。今年は1220億円が見込まれ、日本の真似をして発展させる(変質させる)という商業主義の成功?か.

多摩地域からは渋谷まで時間が掛かるので「ハロウィンin多摩センター2016!10月29日(土)・30日(日)開催。多摩センターに魔法がかかる2日間!仮装であなたも街の住人に!!」といったプロモーションも行われている。この騒ぎ静かな昭島にも波及するのだろうか?仮装しなくても暗くなればゾンビに見えるよとの励ましもあるので、来年あたりは・・・・

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日銀物価目標ギブアップの背景

2016-10-29 18:31:28 | Weblog
日銀は31日から開く金融政策決定会合で、物価見通しを下方修正し、目標とする上昇率2%の達成時期の先送りは必至のようだ。雇用は改善しているが、消費の不振から原油安の影響を除いた物価上昇率もゼロ%に落ち込んだ。鳴り物入りでリフレ派経済学者の量的緩和を異次元緩和として採用した黒田、岩田ラインは瀬戸際に追い込まれた。
 
9月の消費者物価指数(CPI)は値動きの激しい生鮮食品を除くベースで前年同月に比べ0.5%低下。7カ月連続のマイナスになった。日銀がコアコア指数と重視してた食料と原油などのエネルギーを除いた指数の上昇率も前月より0.2ポイント下落し、3年ぶりの低い水準に低下した。インフレどころかデフレに逆戻りの状態だ。

9月の値下げ品目は186と前月から12品目増えた。秋冬物の販売が始まったが、婦人用セーターや紳士用スーツが値下がりしている。総務省は「衣料品の弱さが目立つ」と指摘。家賃や携帯電話機も下落している。同省の9月の家計調査では、1世帯あたりの消費支出が前年同月に比べ2.1%減った。
 
最近の毎勤調査でも8月の現金支給総額の伸びはゼロ%、物の消費を節約し、レジャー等サービス消費にあてる傾向が強まっている。民間サラリーマンの給与実態は税務署の統計が正確で、私はこれを最も信用している。何せ給料を払う前に税金を天引きされるのだからごまかしようがない。9月に昨年2015年の1年間働いた人4756万人の実態が発表された。昨年の給料手当(356万円)は0.9%増、賞与(65万円)は3.7%増、これを正規非正規社員で見ると、正規社員が485万円で1.5%の増、非正規が171万円で0.5%の増となっている。この状態では消費を伸ばそうという気になれない。黒田日総裁の嘆き節が解る。
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カンボジャで教育援助をしてるASAPの報告

2016-10-27 22:09:21 | Weblog
カンボジャといえばアンコールワット、存在する観光都市シェムリアップは一流ホテルが素晴らしいサービスを提供してくれる。ところがそこに暮らす住民の状況は電気も無い家で、椰子の葉と木で創られた掘っ立て小屋だ。そこに住んでる子供たちの教育はぼろぼろの校舎に通っている。そうした子供たちの教育環境を改善しようとあきる野市のNPO「アジアの子どもたちの就学を支援する会」(ASAP)が2007年に発足し、昭島ロータリークラブは3年前から支援を開始した。今日は副理事長から現地事情、支援内容の報告を受けたが、自分の知るカンボジャとはかなり違い、子供たちの教育環境の悪さに驚いた。
 
カンボジャではポルポト政権による知識人大虐殺で、医者、教師が9割以上もいなくなり、今でもその影響が残っている。ロータリークラブでは太陽光発電やピアニカを送り,役に立っているとの動画報告を見たが、教師が楽譜を読めないので、耳から聞いた音程を生徒に教えているとのこと、校舎は寄附金で直せたり,建て替えをしたりして少しずつ改善されたが、肝心の教師の教育支援が必要と訴えられた。先ず教師の給与支援で月180ドルの水準まで引き上げたとのこと、最低賃金が今年度140ドルなので、充分とは言えないが、教員確保には役に立つ水準だろう。できたら日本からの教師OBが音楽や体育を現地で教えることが出来たらと言っていたが、このあたりは海外青年協力隊なり、シルバー協力隊の協力が得られないものだろうか?
 
私は、ネパールで未就学児童を教える非正規学校を9校運営した経験があるが、教師の研修には特に力を入れ、処遇にも気を配った。ASAPはカンボジャで小学校から中学校、そしてやがては高校を建設したいと構想を出されたが、活動が実を結ぶように現地の協力隊を管轄するJAICAの支援も期待したい。
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「過労死」を死語に

2016-10-25 22:36:29 | Weblog
先日、高校のOB会の集まりで、校長先生から現在の教育課程を聞いた。現在問題となっている長時間労働による過労死への認識がこのカリキュラムでは不可能だ。自分たちの時には無かった英語コミュニケーション力の強化も重要だが、働き方の基本である労働法を学ぶ機会はなく、アルバイト先で不法労働をさせられてもわからないのでないだろうか、ブラックアルバイトがはびこる要因だ。このまま進学し、大学に入っても労働法を学ぶ機会が無かったら、電通で起きたような過労死事件が繰り返される。
 
連合ではいくつかの大学に労働講座を設けているようだが、高校で働き方の基本である労働法を教育課程に組み込むことが必要だ。現在の教育課程には社会科というのが無くなってしまったが、「倫理」と3年生になると「総合的な学習の時間」が組み込まれている。是非「倫理」で人権の尊重をそして「総合的な学習の時間」で働き方の基本として労働時間、休日・休暇、最低賃金、等に絞って学習してもらえば、それほど時間はとられないだろう。
 
親として、子供が良い大学に進学し、良い企業に入社し、喜んでいる矢先、子供が過労死したとなればこんなに辛いことはない。企業人も人を雇うからには、企業の存続の前に人権の尊重があることを徹底してもらえば過労死など起きない。電通で起きた問題は遵法以前の問題なのだ。日本にだけある言葉「過労死」を死語にしよう。
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昭和記念公園初秋

2016-10-23 17:49:25 | Weblog

コスモスは東花畑でイエローキャンパスが七分咲き、西花畑のキバナコスモス競っている。来週末が見ごろだろう。

イエローキャンパス

コスモス2景、遙か西花畑キバナコスモスの遠望

銀杏並木はまだ、栃の木並木は落ち葉と対称的

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世界観光都市ランク、東京が1位

2016-10-21 22:37:02 | Weblog
米国の旅行雑誌コンデ・ナスト・トラベラー読者の投票で,米国以外の観光都市でランキングしたところ、東京が1位で京都が2位と報じられた。このところ日本人による自分誉め本が多く,辟易してたが、米国人の投票のこの結果を率直に喜びたい。3位が昨年1位のフィレンツェ4位ルッツェルン5位サン・ミゲル・デ・アジェンデ6位バンクーバー7位ビクトリア8位ザルツブルグ9位バルセロナ10位ウィーンと続いている。
 
5位の都市以外は訪れたことのある素晴らしい都市で、歴史的建造物と美術館のフィレンツ、ザルツブルグ、ウィーン、風光明媚で美しい街並みのルッツェルン、バンクーバー、ビクトリアこれらを押さえて東京、京都がトップになったことはそれなりの理由がある。その雑誌の報道ではその辺が明らかにされてない。
 
自分が外国へ観光に行った経験から、その理由を推測してみる。世界遺産といった観光資源に恵まれてることは前提だが、先ず安全であること、そしてホテル、レストラン、国内旅行でのサービスを含め値段がリーズナブル、なことで当たり前なことばかりだ。しかし、これらが揃っている観光地は意外と少ない。フィレンツェは以前に比べパトロールの警官を増やし、安全性を高めた結果の3位だろう。東京だけでなく日本の優位さは物価が安いことだ。ワンコインランチなど上記の外国観光都市にはない。ホテルの清潔さとサービスの良さ、街中の清潔さでも旅行者に安心感を与える。
 
これから、この地位を保つためには上記の優位さを保つことだろう。お客様が多くなると、サービスが低下したり、土産やレストラン、飲み屋でぼったくりが出てきやすい。私も国内外で嫌な思いをしてこんなところには来たくないと何回か思ってブログでも書いた。
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テレビ局が多すぎるくらいあるのに、セのクライマックスシリーズが見られなかった

2016-10-19 17:55:59 | Weblog
不思議なことがあるものだ。東京にはテレビ局が15もあるのに広島とDeNAのCSシリーズが一度も見られなかった。2000年以降、Bクラス(6チーム中4位以下)の常連だったチーム同士の対戦、しかも圧倒的な強さをみせた広島が独走し,ゲーム差は19.5ゲームも離れていた。しかし、両チームの対戦成績は広島の12勝11敗と互角の上に、ジャイアンツを蹴散らしたDeNAには勢いがあり、野球ファンとしては楽しみにしていた。ここ数年、観客動員数を着実に伸ばし、今季が過去最多となった両チーム盛り上がっていたのだが、東京で見られたのはNHKが放送したパリーグのCSのみ、広島での中継は中国テレビだけ、地方の時代と言われながら、広島でのビッグイベントは東京には届かない。日本のテレビ放送網の欠陥がはっきりした。放送は総務省の管轄だが内閣には地方相がいると思うが痴呆症といわれないように頑張って欲しい。
 
25年ぶり日本シリーズ進出となった広島と札幌の日本ハムの対戦はこれまた地方対決で盛り上がると思う。特に広島の中心打者鈴木とハムの大谷は同学年で、この対決は見応えがある。是非東京でも放送して貰いたい。NHKは受信料を取っているのだから国民的なイベントを中継する義務がある。
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新潟知事選挙は脱原発の流れを強めた

2016-10-17 18:08:09 | Weblog
16日投票が行われた新潟県知事選挙は、東電の原発再稼働が争点になり、共産党、自由党、社民党が推薦する医師の米山隆一氏が528000票余りを獲得して、自民党と公明党が推薦する候補らを破って、初めての当選を果たした。投票率も上昇し53%(前回44%)と県民の関心を集めた。これは原発再稼働慎重の泉田前知事がよく判らない事情で出馬を急に取りやめ,知事選挙は一気に盛り上がった結果だろう。
 
出口調査によると、自民支持層の73%が森氏に投票したが、25%が米山氏に流れたことを考えると、脱原発の意識は党派を超えている。投票率が上がった要因の無党派層は米山氏に63%で森氏の34%を圧倒した。民進支持層は85%が米山氏に投票し、森氏はわずか14%、連合新潟が森氏を支持したのと対照的で、連合幹部と組合員の感覚が大きく違った。
 
経団連会長は「安全な原発は再稼働を」などと能天気なことを言っている。原発は安全でないという東電福島の教訓を前提に地域住民の避難計画や訓練をしてからでないと地域住民は再稼働を認めない。このことは鹿児島県知事選挙で示された。そして今度は新潟でそのことが再確認された。それによってコストがかかることであれば電力会社は脱原発へ舵取りを変えることだ。日本全体の世論調査でも脱原発が過半数であり、まして40年以上も経った古い原発の再稼働はリスクが大きい。今回の新潟知事選で、安倍政権の支持率がいかに高くとも脱原発の流れは止まらないことが判った。
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電通過労死事件、労働組合にも責任がある

2016-10-15 22:46:18 | Weblog
朝日の報道によると、自殺した新入社員高橋まつりさんの時間外労働は月100時間を超え130時間くらいで、寝る間もなかった日もあったようだ。加えて電通では、社内の飲み会の準備をする幹事業務も新入社員に担当させており、「接待やプレゼンテーションの企画・立案・実行を実践する重要な訓練の場」と位置づけている。飲み会の後には「反省会」が開かれ、深夜まで先輩社員から細かい指導を受けていた。上司から「君の残業時間は会社にとって無駄」「髪がボサボサ、目が充血したまま出勤するな」「女子力がない」などと注意もされていたという。この下線部分はセクハラ、パワハラで、彼女が東大出の優秀な新入社員としても、最悪の職場環境で心身ともに疲弊し、社会に対する絶望感をいだかざるを得なかっただろう。
 
電通は過去に、1991年に「電通事件」をおこし、最高裁が過労自殺で使用者である会社の責任を認めた画期的判決として過労死問題の発端になった。この事件は今回と類似している。1990年4月に入社したAさんが長時間にわたり残業を行う状態を一年余り継続した後にうつ病にりなり、翌年の1991年8月に自宅で自殺した事件だ。
 
これだけの事件を起こしながら,15年間労使はどういう対策を打ってきたのか?普通の労使なら、36協定の中できちんと残業時間を決め、過労死が起きないチェック機能を設け、併せて苦情処理窓口を会社と組合の中に別々に設け、特にパワハラ、セクハラ防止策を徹底させる。報道のなかでは、労働組合のチェック機能に触れたものは一切無く、労働組合の存在すらわからない状況だ。労働組合は組合員の安全衛生を確保することが一丁目一番地だ。過労死問題という不名誉な事件を起こした以上、労働組合は毎日残業のチェックをし、労組の同意がなければ残業はできない仕組みにするのが通常だ。会社側の責任だけでなく、労働組合の責任も厳しく問われる。
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サムスンノート7はファイア・フォーン

2016-10-13 17:55:41 | Weblog
米国で飛行中に火を噴いたギャラクシーノート7,サムスン電子は10月11日、生産を中止することを明らかにした。ここ1カ月あまりの発火事故の原因がバッテリーパックだけではないことが明らかとなり、ノート7の再発売を目指していた戦略は頓挫した。製品自体の出荷・生産をグローバルで停止することになった。
バッテリーパックの場合は、パック単位での回路制御、内蔵固定の場合は本体内にその制御を行うパートが搭載され、スマホの場合は後者のため、バッテリーを交換すれば済むという話ではない。
 
ブラッセルに本部を置く国際労組総連合によると、「サムスンのサプライチェーンは韓国からメキシコ、ヴェトナム、ハンガリーまで巨大だが、その中では労働組合はつぶされ、中世に戻ったような悪い職場環境の中で労働者は長時間労働をさせられている」と調査結果を10月5日に公表した。更に不安全な職場により癌になり解雇された労働者と家族への責任は認めず、税金はうまく回避し,価格カルテルを結んでるとし、これらは全て利益を最大化するというサムスンの社風と断じている。そしてサムスンのファイア・フォーンで飛行機の乗客が恐怖を感じたように、サムスンの労働者は職場で毎日安全衛生面で健康への恐怖を感じているとギャラクシーノート7をファイア・フォーンと皮肉っている。
 
スマホやPCのリチウム電池は充電中にかなり熱を持つことは触れば判る。そのコントロールが完全でないと火を噴くことが広く認識されている。特にスマホのようにバッテリーが固定化されて,制御回路が本体の回路に組み込まれているので、家で充電する場合、万が一のことを考え、睡眠中は避けた方が良いようだ。
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