2月中旬、フィレンツェ南20kmにあるキャンティ・クラシコのワイナリー「カステッロ・ディ・ヴェラッツァーノ」を訪ねた。このワイナリーはアメリカ東海岸及びニューヨーク湾を発見した冒険家、ジョヴァンニ・ダ・ヴェラザーノの名を冠した。
崖を利用してシャトーは築かれている
キャンティの中でも限定された上質のブドウ畑のみがキャンティ・クラシコを名乗れる。ここは更に有機栽培で、収穫は手摘みで行われてる。
試飲したのはロゼ、2016年クラシコ、2015年クラシコリゼルバ、ロゼは甘くデザートワイン、クラシコはサンジョベーゼ95%、カナイオロ・ネッロ5%で渋みと深味が調和し、素晴らしい出来で、キャンティ・クラシコの凄さを感じた。しかもお土産に真ん中のクラシコ2016年を持たせてくれた。世界各国のワイナリーを訪ねたが、お土産に1本貰ったのは初めてだ。
ロゼは甘さを増やすため、収穫したら日陰干しをしてから絞る。季節が違うのでパネルの展示写真
一面ブドウ畑とオリーブ畑で、ここではオリーブオイルとヴァルサミコ酢も生産している
注、キャンティとキャンティ・クラシコの違いは畑が違うだけでなく、キャンティはサンジョベーゼ70%以上と白ブドウも可、クラシコはサンジョベーゼ80%以上で黒ブドウだけでのマリアージュが決められている。