行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

民主党の党内世論の不思議

2010-08-30 22:11:39 | Weblog
本日、日経新聞の世論調査「首相にふさわしいのは、菅か小沢か」が報道された。それによると73%が菅、小沢は17%にすぎない。内閣支持率が54%だから菅を積極的に支持ということでもない。圧倒的に小沢否定の結果で世論はごく常識的だ。

読売新聞の世論調査でも同じように、菅支持67%が小沢支持14%を圧倒している。内閣支持率は日経と同じ54%だ。

こんなに明確なのに民主党党内世論、特に国会議員の小沢支持は菅支持を上回ってるかもしれないと云う。感覚がズレてるよ・・では済まされない。なんとも不思議な現象だ。

鳩山前首相の言動もいくら迷走名人でも ひどすぎる。国会議員を辞めるといった人がキングメーカーのような言動、一度は菅支持と言ったが、今は小沢支持、理由は私を総理にしてくれたからという。鳩山前首相は小沢の傀儡だったのだろうか?こんなのが前総理だったとは情けなくなる。鳩山グループの国会議員の諸君どうするのかね

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百合の里を訪ねて

2010-08-29 15:53:49 | Weblog
夏のスキー場ほど味気ない景色はなかった。自然破壊が歴然としている。それをカバーし、多少でも人件費やリフトなど固定費を回収しようといろいろ工夫している。その一つが花園にしようというアイデア、飛騨のコスモス園にかつて秋に訪れた。今回は標高1300m、鹿沢の百合園、百合と言ったらオニユリか歌に歌われている白百合ぐらいしか知らなかったが、ここの百合園には数え切れないほどの百合が咲いていた。










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猛暑と個人消費

2010-08-27 22:43:58 | Weblog
総務省統計局が27日発表した7月の家計調査報告(速報)によると、2人以上世帯の消費支出は1世帯あたり28万5,274円で、前年同月に比べ実質1.1%増となり2カ月連続で増加した。景気が低迷している折、個人消費の動向はGDPの6割を占めるので重要だ。消費の増は政府のエコ減税もあるがなんといっても猛暑という特需が寄与している。

ただ猛暑もプラス面とマイナス面があり、一概に歓迎とはならない。小売りでは、外出をなるべく避けるため近くのコンビニは受けに入っているが、遠くのスーパーやデパートはぱっとしない。小売り統計の内、通信販売やネット販売でかなり漏れているのではないだろうか、コンビニよりもっと近いのが自分の家でのショッピングだ。我が家の年寄りは結構カタログを見て電話をかけてくれと言ってくる。GDP統計でいつも疑問に思う点だ。

商品ではエコ減税もあり、エアコンは品不足と据え付け体制が追いつかないくらい売れた。古いエアコンが火事を起こすというニュースも買い換え需要を生んだ。生産現場は夏休み返上状態だ。ビールやノンアルコール飲料も品不足になっているようだ。回転が速いせいか自販機のビールは冷えない品物が出て来る。

遊園地は暑すぎると、アトラクションを中止することにもなる。公園も木陰で読書と行きたいが、猛暑では避けざるをえない。年金生活者は近くの映画館へ行くのも止めて、家で溜まったDVDやビデオを見る。私も先日、6時間ぐらい録画したバイロイト音楽祭でのワグナーの楽劇「ワルキューレ」を2日間かかって見た。その時の食事はコンビニのおにぎりとなる。
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円ついに84円突破

2010-08-25 22:49:14 | Weblog
前回のブログで今の政府、日銀の対応では外国勢は安心して円を買えると書いた次の日に84円をこえ83円台に突入するとは!!この怒濤のような円投機を防ぐには口先介入など何も役に立たない。基本は金利差であることは自明なのだが、日銀の金融緩和と伴に投機には50兆円ぐらいの介入で反撃する必要がある。

通常でない国際情勢なのだから通常でない対抗策が必要だ。製造業の海外移転が進むとマスコミは騒いでいるが、為替は何時また1ドル120円になるか判らない。前回15年前も80円をこえる円高で、海外に工場を移転させ円安になって撤退という場面もあった。むしろ怖いのは円高で部品の国外調達が加速し、基幹部品をつくる中小企業が倒産し、その技能が失われることだ。日本の雇用の75%は中小企業だから当然雇用にも大きな影響を及ぼす。

こんな時のトップニュースが民主党代表選で、小沢が出るの出ないのとマスコミは大騒ぎ、国民は白けきっている。政治資金規正法違反で3人の秘書(内一人は現職の国会議員)が起訴され、自分も起訴されるかもしれないということで民主党幹事長を辞任した小沢をおかしいとも言わずに騒ぐマスコミの神経はどうなっているのだ。小沢を担ぐ国会議員は代表選に出ること自体おかしいことをどう言い訳するのか、次回選挙で参考にしたい国民は多数いるだろう、連判状を公開してほしい。
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民主党の中の原理主義者と動かない政府

2010-08-23 23:25:17 | Weblog
9月14日に民主党の代表選挙が予定されてるせいか、民主党の中の原理主義者達が信じられないことを言い出している。先の総選挙の時のマニフェストに戻れと言い、実行できないのは実力のある人間が首相でないからだと主張している。政権を取って鳩山内閣が呻吟した原因は、普天間問題が大きい。また多くのマニフェスト項目がその通り実行できなかったのは財源が16兆ひねり出すところ,1兆円しか出てこなかったところにある。背景は脱官僚が実際にはかけ声だけだったからだ。それだけ日本の官僚組織は強固なのだ。

しかし、これまでの内閣とは違い、かなり透明性が確保され、国家財政の危機的状況については国民の理解が進み、無駄遣いの排除と消費税の増についてはかなり理解が進んだ。従って、マニフェスト通りにやれという声より、現実に合わせてマニフェストをどう修正するかということが重要だろう。例えば子供手当にしても現金給付は半分で保育所の建設など現物給付を考えるべしと言う声は大きい。

マニフェスト通りにやれと言うのは1年近く政権を取って、試行錯誤をした経験に目をつぶることになる。何も学べなければ猿より劣る。
一方政府の方は円高危機というのにイライラするほど動きが鈍い。雇用問題は民主党政権の最重要項目、1年以上の失業者は118万人といっこうに改善されてない。日銀にしても同じで、米国のFRB議長は議会に良く通い証言をするが、白川総裁は菅総理と本日電話をしたぐらいでニュースになる。首相官邸と千石町は車なら10分もかからない。何故官邸に行かないのだろうか?この調子なら、外国勢は安心して円を買える。
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嬬恋高原の夏休み

2010-08-21 23:21:00 | Weblog
標高1000mから1500mに広がる嬬恋高原、今コスモスが咲いてる横で、キャベツの収穫真っ盛りといったところ、

キャベツ畑の中に愛妻の丘があり、頂上には愛妻実行の極意として次のような掲示がされていた。

嬬恋高原のトレッキングは百名山のあずま山、浦倉山いずれも2000mの山でロープウェイもあり、気楽に行ける。高山植物の花を探索するコースは野地平登山がある。またキャベツ畑の中を歩き回り,疲れたらバラキ湖湖畔に立ち寄り温泉がある。ゴルフ場もあるが、午前中は霧が出やすいので、要注意
かなりの種類の高山植物を撮ったがその一部を紹介しよう。まずは「まつむしそう」




ギボシの仲間


エーデルワイス似よく似ている「うすゆきそう」の仲間の群落

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山は荒れてる!入山料金の検討を

2010-08-19 18:33:35 | Weblog
今週は嬬恋高原に避暑に来ている。1500mの高度にあるホテルは冷房が一切ない。東京が38度でもここは25度、2000mの山頂は20度有るかどうかといったところ。何故こんなに眠れるのか不思議なほど寝ている。

トレッキングを楽しんでいる。鳥の声、谷川のせせらぎを聞き、高山植物の花を愛で、身も心も洗われるようだ。

しかし、大きな課題を考える機会にもなった。山道のごみ問題やトイレの設置はこれまで百名山で提起されてきたが、地方財政の危機的状態では、基本的な山道の整備が精一杯なのだろう。今回、湿原での木道が荒れて更新されてない場面にかなり会った。危険な状態の個所もあった。

中高年を中心に登山人口はますます増える。安全の確保と財政危機を考えると入山料を取る時期になったのではないか。山の自然を愛する人は反対しないだろう。
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再考自販機文化

2010-08-17 20:42:32 | Weblog
自販機文化を最近再認識した。今年の暑さは格別で、本日の練馬区最高気温は38度とのニュース。毎度、気象予報士は塩分の入ったスポーツドリンクを飲むことを強調する。

先日、自販機でいつものポカリを買おうとしたが見事にどの自販機も売り切れていた。駅の売店で買ったが、今の自販機ではタイミング良く売り切れたら補充と言う芸当は難しいらしい。
人間なら在庫を見て、もしくは暑い日には在庫に気を配り、手配するので売店で買えたのかと思うと嬉しくなった。

日本はロボット普及が世界一と同様自販機の普及もダントツだ。欧州では対面販売が主流で、自販機の普及はぼちぼちだ。日本みたいに自販機を外に設置したらすぐに壊されお金を取られるという安全面のこともあろうが人と人との触れ合いを大事にしたいという歴史が歯止めをかけているのだろう。ある試算だと日本全体の自販機の使う電力量は原子力発電一基分に相当するとのこと、環境にはかなり負荷がかかっている。

新型自販機の中にはカメラを備え顧客の顔を取り、そこから年齢を推定し、年齢別の好みを分析し、商品開発をするという。
そろそろ自販機文化も考え直す時期にきたのではないか。
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NHK特番!日韓若者の長時間討論を見て

2010-08-15 23:23:51 | Weblog
先の大戦が終わって65年、いろいろな特集番組が組まれているが、昨日の日韓若者の長時間にわたる討論は有意義な特番だった。韓国併合100年で菅総理の談話などもあり、政治の舞台も賑やかだが、私は長い間民間外交の一端をになってきたので、民間人同士の交流がお互いの認識を深める最も良い機会だと思う。

最近の韓国のように民主主義国の人達はあらゆる情報を自由に得られる。たとえ政府がマスコミを操作しようと日本へ来れば真実の日本が判る。逆に韓流映画ファンの女性が韓国の男性は皆優しいと思っていても韓国へ行けば、短期で怒りっぽい韓国人に出くわすことになる。百聞は一見にしかずとはよく行ったものだと思う。

韓国の企業のめざましい発展で一見幸せそうに見えるが、昨日の番組の中でも「スペック」に通らないと一流企業には就職できないし、半分が非正規社員なのでそうなる確率が高いとソウルの若者が言っていた。昔の科挙のような仕組みでスペックに通ればエリートだ。大学生に対する精神的圧力は大変なものだ。日本と同じで労働者の大部分は中小企業で働く、世界水準の大企業とはかなりの格差がある。

面白かったのは両国人の特徴をアンケートしたもので、韓国人が感じる日本人の特徴では勤勉、真面目、個人主義などで日本人が感じる韓国人の特徴は感情的が一番だ。番組の中で韓国の女性が、たとえれば日本人はドイツ人的で韓国人はイタリア人的だと言っていたが、うまいことを言うと感心した。

ただ私の韓国人の友人はリーダーのためか忍耐強い人が多く、感情をあまり出さない。
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残念なラスベガス観光での事故

2010-08-13 23:01:39 | Weblog
3人の邦人がラスベガス観光での事故で亡くなられた。ラスベガスはカジノのイメージがあるがいまや全米から高齢者が移住し、余生を送っている。年中暖かいので、高齢者の健康に最適だからだ。また、行くたびに驚くのはマジックやショーの洗練されたすばらしさで世界から多くの観光客を引きつけている。

食事代と宿泊料は安く設定しているので家族旅行にはもってこいだ。砂漠の真ん中だから観光に行くには小型の飛行機か車しかない。私もセスナ機でグランドキャニオンへ行って、壮大な景観に感動した。車では仕事でネバタ砂漠の昔の核実験場や核廃棄物の保管場を訪問したことがある。

日本とは比較にならない広さで,飛行機でも車でも単調な景色が続き、道路はまっすぐに伸び、運転は退屈だ。セスナ機は有視界飛行で何かポイントを何カ所か確認しながら飛ぶ。今回の事故は実に残念だが、危険な山道ではなく退屈なフリーウェイでおきたものだ。運転者の疲労の蓄積が原因と報じているが背景は複雑だ。

米国によく行く人の話では最近日本人の姿をあまり見かけないという。日本からの観光客が何故減少したのかいろいろわけがあるがラスベガスでさえも減少しているようだ。今回の事故も複数の旅行社の客が入っていて添乗員は乗っていなかった。オプショナルツアーのバスだったようだ。値段がいくらか判らないが現地の業者間の競争が激しいと報じられているから、運転者への労働時間を含めた処遇も解明する必要がある。

私も安いので良く団体ツアーを利用するが、ブログで報告したが昨年のフランスはさんざんだった。コスト減を追求し,顧客に安さを訴求する最近の団体ツアーには用心、用心、
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