風とカモメの街に暮らして

海外生活、20年、シニアの生活を綴っています。                   

ショッキングな出来事、信じられない!

2024-02-08 02:11:41 | イギリスの医療事情

2019年の夏から来ている生徒さんがいる。
12歳の男の子A君、そして、A君の弟のR君(8歳)も、2年くらい前からレッスンに来るようになった。
お父さんは、広大な土地を持っていて、かなり裕福な人、ビジネスで成功した人だった。
この子たちのお父さん、お母さんは、離婚して別々に暮らしていた。
そして、この子供たちは、1週間毎に、お父さんとお母さんの所を行ったり来たりしていた。

私が頭を打って、顔面に怪我をした2週間前の金曜日、その2日後の日曜日に、彼らは、レッスンにやってきた。
私は頭を打った翌日から、ピアノを教えていた。顔面が酷いことになっていたけど、頭には、問題がなかったので。
A君とR君は、実は今日、水曜日、お父さんに連れられてレッスンに来る予定だった。

しかし、先週の火曜日、突然、A君のお父さんからText が送られてきた。
「酷い風邪に罹って寝込んでいる。子供たちをレッスンに連れていくことはできない」というものだった。
私は、変だなと思いながら、また、勘違いしてるのかと思った。
レッスンは先週の水曜日ではなく、本日の予定だったから。

昨日、私は、A君のお父さんにTextを送った。"Just reminder, your children's lessons will be tomorrow at 5pm" 「明日は、子供さん達のレッスン日です。〇時からです」というような、Reminderだ。
いつも、私は生徒さん達に翌日のレッスンのReminderを送っている。
すると、お父さんからではなく、A君のお母さんからTextが届いた。" I am sorry to inform you that D ( A君のお父さんの名前)has sadly passed away last Friday" 「悲しいことに、Dは先週の金曜日に亡くなりました」
えええ!!??何?それ?まさか、冗談でしょう!?信じられない、そんな、そんな馬鹿な!
と思った。そして、酷い風邪をひいたと言って私に、Textしてきた2日後に亡くなるなんて!?
二度も、私が主催したミニコンサートにも来てくれた。
ジャズの好きな人だった。A君もお父さんの影響でジャズが大好きな子だ。
 
少しArrogantだったけど、いい人だった。キツネが庭に来てるのを教えてくれたり、いろいろ子供たちのピアノのレッスン(試験のことやら)相談を受けたり、A君に関しては、来年のスカラーシップを受けさせることなどで、今年中には、Grade5 を受けさせたいと言われていた。
その一方で、元奥さんに新しいパートナーが出来たことで、確執が酷くなっていってたようだ。

A君のお母さんによると、Dさんは、先週の水曜日に友人に連れられて病院に行ったものの、酸素ボンベを渡されて家に帰されたようだ。
Dさんは、もともと心臓が弱く、コロナの時も、常に異常なほど、警戒して、感染しないように気を遣っていた。
それが、この時期になって、誰もマスクをしないような時期にになって酷い風邪をひいて、まさか、死に至るなんて。

昨日は大声で泣きまくってしまった。
Dさんが死んだことが、信じられなくて、そんなに親しい人でもなかったけど、4年半、いろんなことで、相談しあったり、つい先日も医者の予約を取るのが、不可能だと言うことを話し合ったばかりだった。
いつも、Generous で私にとっては、一番と言っても良いくらいの顧客(クライアント)だった。
子供たちの教育費の為には惜しみなくお金を使う人だった。
テキストを交わした2日後に、あっけなく死んでしまうなんて。
それに、何故、そんな呼吸も困難な人を追い返すのか?
何故、病院は入院させてくれなかったのか?
そのことに関しても、増々、この国の医療に、不安が増すばかりだ。

数年前、夫の甥っ子が、心臓が悪くなり、自分で運転して病院に行き、急遽、心臓の手術を受けた。その翌日、病院は、直ぐに退院してくれと、夫の甥っ子は、追い出されることになった。
その時、Yorkに住んでいた夫の兄夫婦は大急ぎで息子を病院に迎えに行って、何とか自宅に送って行くことが出来たのだと言う。

Dさんは、息も絶え絶えになりながら、椅子の上でなくなっていたのだという。
何と悲しいことだろう。
子供たちが、そばにいれば、まだ何とかなったのに、その日は、子供たちはお母さんの所にいた。誰にも看取られないで亡くなるなんて、悲しい。
でも、長い時間、苦しまなくて良かったのかもしれない。

今週の日曜日は、キャシーの旦那さんのケアホームに行った。
彼は、ほぼ目が見えなくなっていて、介護が必要なので、このケアホームに入所した。
ペントハウス(アパートの最上階の海が見渡せる素晴らしい眺めの所)から、狭い一部屋に移り住んだ。
このケアハウスに入った途端、おしっこ臭い匂いが漂って来た。
そして、1時間半ほど、訪問して帰って来た後、とてつもなく疲れが出て、この日は夜8時半に寝床に入った。きっと、ネガティブな気を吸い込んだんだろうなと思った。

今年になってから、何だか、悪いことが続いて起きてる感じがする。
ネガティブな気持ち、波動は、マイナスな波動を引き寄せるから、出来るだけ、明るい気持ちにならないと、と思うのだけど。

月曜日はGPに手紙を書いて受付に渡したけど、受付から、明日、8時半に電話で予約してくださいと、テキストメールがきた。
やっぱり、手紙で、アポイントは取れないか、と諦めていたところ、昨日の夜、ドクターから電話があった。驚いた。7時過ぎに電話があったから、こんな時間まで仕事してるんだ。
日本の医者なら普通だけど。
大腸癌に関しては大丈夫、心配ない、と言われた。また下血が合ったら、連絡するようにと。
頭に関しては、症状がないので、問題ないだろうとのこと。
ドクターからの電話で、ほっとしたし、有難かった。何度もお礼を言った。
忙しいのに、電話してくれたことが嬉しくて。

しかし、私は忙しい。怪我も治って来たし、もうすぐ日本に帰国。いろいろ準備しないといけないことが山ほどある。悲しんだり、悩んだりしていられない。
頑張らなくちゃ。

今日の晩御飯
Chinese Groceryで、根っこのついた綺麗なホウレンソウが売ってたのでお買い上げ。
少し高かったけど。



イワシフライ(夫が揚げてくれた)豆腐とわかめの味噌汁、ほうれん草の胡麻和え、
やっぱり、和食は美味しい。
今日は、マクドナルドでランチしてしまった。たまには、美味しいものだ。



帰りのバスで隣の家の人と偶然会った。
今まで一度も、喋ったことなかったけど(昔はアンフレンドリーで、外国人が嫌いなのだと思っていた)今日、初めて、一緒に歩きながら喋った。20年ここに住んでいて、初めてだよ~(;^_^A
3-4年くらい前から、クリスマスカードを郵便受けに入れてくれるようになって、クリスマスカードを交換したり、昨年は、プレゼントまでくれた。(*^_^*)

皆さまからの応援、コメントお待ちしております。


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