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風とカモメの街に暮らして

海外生活、20年、シニアの生活を綴っています。                   

ショックな出来事

2016-06-29 23:24:24 | 海外生活
こちらは、24日の選挙結果の後、とても、混乱しています。
そして、私の私生活でも、いろいろ、問題が浮上してきました。

まず、今日は、中学時代からの長い付き合いの友人から、ショッキングなメールが届きました。

ずっと長い付き合いをしてる友人とその旦那様。
彼らは、私の日本の家の管理、アパートの管理とメンテを長年、して来てくれた貴重な人達。

時には、家族以上に、悩みの相談に乗ってくれ、一緒に泣いてくれたり、笑ってくれたり。
彼らがいてくれたお陰で、人生の荒波にもまれながらも、いつも、私は、何とか乗り越えて来られました。
ジョークの好きな二人には、いつも笑わせてもらい、人生で最も困難な日々も、どれだけ、助けられたか、わかりません。

いつも、日本に帰るたびにお世話になっていたのですが、今日、来た突然メール。
もう、(私の)家とアパートの仕事はできなくなりました。
お世話になりました。というメール。

非常にショックでした。旦那さんが糖尿病で、しかも、急激に容態が悪くなったとのこと。
4月中旬には、家の植木を切ってもらったり、ついこの間はアパートの植木の剪定をしてもらったばかり。
でも、旦那さんは、この1か月で急に痩せて、10キロもやせたそうです。
そして、視力も落ちて、運転できなくなったとのこと。

信じられませんでした。
たった1か月半前に見た時は、とても元気に仕事をしてくれていたのに。。。
彼らがいなかったら、どうしてよいかわかりません。
いかに、彼らに依存してきたか。。留守中の家とアパートの管理を任せて。

昨日は、Specialistの所にConsultationに行きました。
3Dのレントゲンを撮って、155ポンド支払いました。
Medicationのことも詳しく聞かれました。

また、詳しく調べ直してメールしないといけません。
というのは、1年半前まで、約半年間、ビスフォネートという、骨粗しょう症の薬と服用していたからです。
これは、歯を抜いた時にとても危険な薬なのです。

根管治療の成功率は70%と言われました。
そして、説明を受けたという書類にサインさせられました。
成功率70%で、16万円くらい。失敗した場合は、歯を抜くしかないそうです。

私の歯の根管治療は、かなり難しいそうです。
あまりの高い金額なので、治療はやめようかと、何度も思いましたが、入れ歯は合わないし、
インプラントはもっと、おカネがかかる上、リスクが高いので、この治療を受けるしかなさそうです。

おまけに、EU離脱で、この国もどうなるか、わかりません。

幸い今、私が住んでる町は、人種差別主義者が、多くいませんが、以前、住んでいたサウスエンドは、
町を歩いているだけで、怖かったし、何度かレイシストに嫌がらせをされました。

最初に、サウスエンドの町を歩いてると、道行くおばあさんに、いきなり「Go back to China!」と罵られたり、
若いYob(ヨブ)に、いきなり、道をふさがれ、脅かされたり。本当に嫌な町でした。
失業率が高い町ほど、こういうYobや、フーリガンが、はびこっています。

EU離脱で、友人は、酷くショックを受けています。
知ってる人だけでも、かなりこの結果に憤りを感じてる人が、大勢います。
それなのに、うちの夫は、離脱派に投票しました。
職場の同僚や娘さんに、「なんで、よくわからないのに、離脱派に入れたの?それなら、無投票の方が
よかったのに!」と怒られたそうです。

野菜など、殆どEU(スペインやイタリア)から輸入してるので、物価は高くなるでしょうね?
夫がお気に入りのドイツ系スーパーのLidlも、今までみたいに、安く野菜などを売ってくれるかどうか?
働いている人々も殆どが移民です。
不愛想なイギリス人よりも、まじめな人々が多いのに、残念なことです。

いろいろ、動揺することが多いです。
歯の事も、心配事のひとつです。日本で、保険治療してもらえたら、どんなにいいだろう?
で、今後、どうするか?
この国で生きていけるか?
歯の事もあるし、今後、年取ったら、ますます、この国で生きていくのが難しくなりそうな気がしています。

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かつお節が好きな犬と、国民投票の結果

2016-06-27 16:14:16 | ボランティア 犬
この1週間は、忙しかった。
また、イギリスでは、23日の選挙の後、身近な所でも、いろいろな混乱が見られた。

わずか4%の差で、EU離脱派の勝利となった。
正直なところ、私は、どちらが良いのかわからなかった。
どちらにせよ、市民権のない私には、選挙権がないが。

若い人や、ロンドンに住む人の多くは、EU Remain (Euに残る)を支持する人が多かった。
それに比べ、お年寄りや、北部の労働者階級の人々は、EU Leave (離脱派)が多かった。

まず選挙の翌日、いつものように、預かってる犬を散歩に、隣の公園に行ったら、近所のおじさんが、彼の
愛犬のボーダーコリーと、友人らしき、おじさんと一緒に、散歩していた。

この犬、家の前を通ると、時々、吠えたりする。
怖くはないけど、何度かびっくりさせられた。
おじさんも、アンフレンドリーな感じで、今まで、近所に住んでいても、喋ったことも、挨拶したことも、なかった。

ところが、この朝、預かってるヨーキーが、いつものように、人見知りなく、おじさんたちの所に、とことこと歩いて行った。
そして、嬉しそうに、しっぽを振っていた。
おじさんは、にこにこ顔になり、犬の頭をなでていた。

そんなことから、私が、犬の名前を呼ぶと、おじさんの友人らしき人が、いきなり、私に、喋りかけてきた。
「選挙に、行ったか?」と聞いてきた。
わかりにくいスコットランド訛りの英語だった。
「私は、市民権がないので」というと、ものすごく、ご機嫌な様子で、「これから、シャンペンで祝うんだ!離脱派が、勝ったからな!」と言うのである。

「スコットランドに行ったことあるか?素晴らしい所だぞ!エジンバラとか、インパネスとか。。」
「行ってみたことないんです。でも、行ってみたいと思ってるんです。」と、言う会話で終わった。
ついでに、近所に住むアンフレンドリーなおじさんには、彼の愛犬、ボーダーコリーの名前も聞いた。
「ハイジ」というのだそうだ。

その後、フィットネスクラスに行くと、親しくしてくれるイギリス人女性のジェニーが、選挙の結果で、すごく怒っていた。
「離脱派の人たちは、わかってないのよ!あの人たちは、EUにどれだけ恩恵を受けてるかってことを!」

身近な人達の間でも、選挙の結果を巡って、対立が続いてる。
経済が悪化して、物価が高くなるとか、いろんな噂が飛び交っているが、物価が高くなったら困るなあと、少々不安である。

病院に入院している飼い主さんに代わって、犬を預かって、10日ほどになる。
夜は、自分の寝床で眠るが、朝方になると、我々のベッドにやってきて、気持ちよさそうに眠るのが、日課になってしまった。




ドッグフードは、つまらないのか、食べない。
私たちが食べてるものと同じものを欲しがる。



昨日は、きつねうどんが無性に食べたくなって、先日、Brightonに行ったときに買ってきた、うすあげで、キツネを作った。
だしは、日本から持ってきた業務用カツオ節で、本格的なだし汁を作った。
久しぶりに食べるキツネうどんの味は、格別だった。

出汁を取った後のカツオぶしを、犬にやると、美味しそうに食べた。
キツネうどんも欲しがったので、少しだけ与えると、ドッグフードには、見向きもしなかったのに、うどんを、「もっと、もっと」とせがんだ来た。

後で夫が、庭で、犬が、食べ物を吐いているのを見つけた。
どうやら、うどんの汁に入っていたネギが悪かったのでは?と思える。
カツオ節は、前日にも与えたけど、どうもなかった。

友人が、「犬には、玉ねぎをあげたら、あかんねんよ!」と言ってたのを思い出した。

ネットで調べてみると、

タマネギ中毒(ネギ中毒)とは?

たまねぎを含むネギ類(長ネギ、青ネギ、ニラ、ニンニク、らっきょう、わけぎ、あさつき等)には、「アリルプロピルジスルフィド」という有機硫黄化合物が含まれています。

これは、薄黄色の液状で、ネギ類独特の匂いのもととも言われています。

この「アリルプロピルジスルフィド」が、犬をはじめとする動物の赤血球内のヘモグロビン(酸素を結合する色素)を酸化させ、結果として、溶血性貧血という貧血を起こしてしまうのです。

そうなのか?
チョコレートなど、犬にとっては、危険な食物が、意外に多くあることにも気づかされた。

昨日は、飼い主さんの入院してるリハビリ施設に、犬を連れて、お見舞いに行った。

その後、近くのハムデンパークで、犬を連れて、お散歩。
いろんな人と喋り、いろんな犬と触れ合う一日だった。
犬を預かっていなかったら、こんなに大勢の人々と触れ合うことなどなかっただろうなあ。


この日は、午後からお天気で、公園は、人々で賑わっていた。









 
 
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くつろぐ犬

2016-06-23 15:53:03 | ボランティア 犬
ボランティアで行ってる犬の飼い主さんが、入院している。
退院はしたものの、日本で言う、老健のようなリハビリのケアハウスに、あと2週間ほど、滞在しないといけないらしい。

その間、私は、犬を預かることにした。
仕事といっても、私の仕事は、家でピアノを教えるくらいのもの。

おとなしい犬だから、世話はかからない。
生徒さんが来たら、喜んで、玄関まで、お迎えに上がる。

何よりも、夫が帰って来た時の、喜びようと来たら、くるくる回って、何度も、何度も、回転する。(笑)
そして、小さな足で、思いっきりジャンプして、飛びつく!
体全体で、喜びを、表現しているようだ。

犬に、こんなに表情があるなんて、と、感心させられる。

公園から散歩を終えて、帰る時は、リードを引っ張って、「もっと、遊びたいよう!」と、駄々をこねる。
まるで、子供みたいだ。尾っぽも、垂れ下がって、「つまんないよう!」と、体全体で、表現している。

夜は、彼女の専用のボックスに寝かせる。
おとなしく寝床に入ったのを確かめて、隣の部屋のベッドに入るのだが。
犬は、すぐに起きてきたリする。また、寝床に寝かせて、ようやく寝静まったのをみて、自分も寝床に入る。



夜中に、扉を、押し開けて、犬が入ってくる。
そして、いつの間にか、我々のベッドの上に、気持ちよさそうに寝ている。
枕元まで、上ってくると、夫を起こさないように、「足元に行きなさい」と、小声で叱る。



犬と子供は、本当に似てるなあって、つくづく思う。



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イギリス人夫の気質と、対処法

2016-06-10 20:14:47 | 家族関係
今の夫と結婚して、かれこれ、10年以上になる。

正直言って、こんなに長く結婚生活が続くとは思ってもみなかった。

離婚したいと思ったことも何度もあったけど、
すぐに帰れる場所というのが、なかったのだ。

夫の性格は、切れやすい。英語で、Bad Temperという、短気なのである。

切れられて、私の嫌いな言葉、Fの付く言葉で、何度、罵られたことか?

こちらの人が、罵る時に使う言葉は、限られてるけど、最もよく使われるのが
F??K OFFと言う言葉だ。

この言葉を、浴びせかけられると、私もキレそうになる。
でも、喧嘩になって、私が、勝った試しがない。
だから、諦めて、時間の過ぎるのを、ひたすら待つ。
その間のストレスのたまることと言ったら。。。

もし、今も、母が生きていたら、日本に帰る口実が出来るのにと思ったりする。
でも、その時は、その時で、大変だった。
介護は、大変だ。元気でいてくれて、もう一度、一緒に暮らせたら、と、何度、思ったことか。

こちらに住んでいて、日本に帰る女性で、「親の介護で」帰る人もいる。
親の死に目に会えない人もいる。

私は、父親の死に目に会えなかった。
それは、今も悔やまれる。

二つの国で済むということは、本当に大変なことだ。
特に、親が年老いてきた場合は、いろんなことで、決断を迫られる。
私には、もう、そういう、しがらみがない。

全くの自由だ。
でも、決断することによって、失われるものも多い。望郷の念も、年々募ってくる。

老後は日本で、と今も、思っている。

こちらで、90歳を超えて亡くなった女性の最期の言葉、「ああ、日本に帰りたかった。。」

何と切ないこと。いずれ、一人になるやもしれぬ身。
自分の老後の、身の振り方を考えねば。。


喧嘩した場合、黙って、暫く距離を置くのが一番だ。
何も、言わずに、そっとしておくこと、これが、一番、効果的なのだ。

それは、今までの喧嘩から、学んだことだ。

そして、一晩、寝たら、気分は、少しだけマシになってる。
二晩、寝たら、かなり、気分は、マシになっている。

(そのうち、夫も少し反省するのか、何も言わなくても、洗い物をしてくれてたりする。)

自分に好きなことがあって、良かったと思える。
喧嘩してる間は、それに集中するようにしている。

今は、ジャズピアノのABRSM Exam Grade4 の、曲のアレンジを考えてる。
いちいち、譜面にしないと、考えたアレンジを、覚えてられないから、譜面にする。
これが、また面倒な作業だ。 


犬のボランティアの散歩道の途中で、いつも、つい立ち止まってしまうおとぎ話に出てくるような美しい家。



こんな家に住んでいたら、どうだろう?
幸せな人生を、歩んでいただろうか?
ふと、自分が、この家の主婦だったら、と想像してみる。

優しい旦那さんがいて、(もちろん、こんな素晴らしい家に住む主だから、ある程度、裕福でないと住めないだろう)
子供は、独立して、ガーデニングにいそしむ人なんだろうか?
それとも、これだけの、庭を保つ人は、ガーデナーを雇ってるのだろうか?



犬のボランティアで行く散歩道に、立ち寄るパブ。
ここは、犬、大歓迎のパブで、一緒に犬を連れて、入る。

フレンドリーなスタッフや、犬連れの人との会話が、弾む。
人々の仲間に入ったみたいで、嬉しい気持ちになる。

犬を連れている、いろんな人がフレンドリーに話しかけてくれる。

たまに、攻撃的な犬を連れてる人は、やはり、攻撃的だけど。
(スタフォードシャー・ブルテリアというのが、危険な犬と、犬友達から、教わった。)

ここは、散歩の途中に、一休みするのに、最適のパブなのだ。



来週は、少し早めに行って、このパブで、スナックもいただいて、
その後、イーストボーンで行われるテニスマッチを見に行く予定だ。

ウィンブルドンの前試合が、毎年、この町で行われるので、この時期、町は、テニス、一色になる。
しかも、開催日の初日の今週、土曜日は、FreeTicketで、試合が見れる。

テニスは、以前は、楽しみで、夫と一緒に、やっていたが、数年前から、足底筋膜炎になり、すっかり遠のいてしまった。
また、膝も、痛いので、なかなか、出来ないのが残念だ。

この町には、無料のテニスコートが、あちらこちらにあるというのに、本当に残念だ。



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