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風とカモメの街に暮らして

海外生活、20年、シニアの生活を綴っています。                   

今年もSummer Solstice(夏至)の日がやってきた。

2019-06-22 20:44:24 | 海外生活

昨日は、Summer Solstice、一年で、一番、日が長い日だった。
去年と同じように、夫と一緒に丘に出かけた。
美しい風景が広がっていた。
去年とちがうのは、やや、去年よりも、やや風が強くて、肌寒いかなというくらい。



海を目の前にしてたた佇むベンチ、なんて素敵な風景なんだろう。
この町で、誇れるのは、こういうベンチが至る所に据え付けられていることだ。

亡くなった人の、メモリアル(記念碑)として、ベンチが建てられている。
そして、ベンチに書き込まれた亡くなった人の命日には、花が飾られていたりする。
なんという素敵な習慣だろう!

そして、誰でも座って、素敵な風景を、見ながら、一休みできるのだ。



夫の父は、亡くなった後、この丘で、家族によって、灰を撒いてもらった。
ベンチは作らなかったけど。
私も、死んだら、この丘に私の灰を撒いてね、と今から夫に頼んでいる。

残念なことに、この日、私は、お気に入りの帽子を失くしてしまった。
日本で買ってきたお気に入りの帽子を。
というのは、この日、夫が財布をどこかで落としたようだ、と焦っていた。
あちこち探してもなくて、車に戻った時、私は手に持っていた帽子を、しっかり握りしめながら
「ああ、財布がなくなったなんて、どうか家に帰ったらありますように!もし、夫の財布がなくなるくらいだったら、この帽子が失くなってもいい」と思ったのだ。
一瞬の間だけど、帽子を落とさないように、しっかり握りしめていたのに。

家に帰ってから、手に持っていたはずの、帽子が、失くなってしまったのだ。
どこを探してもない。車の中も、家の中も。
帽子が失くなってもいいなんて、考えなければ良かったと後悔。



この日は灯台の見える所まで歩いた。とても、とても、風が強くて、立っていられないほどだった。

そして、去年と同じくチャップリン(丘の上からの飛び降り自殺を防止するボランティアの人達)の姿も目立った。パブには、チャップリンの車が、3台も止まっていた。




丘に登ると癒される。この日は夫は仕事がなくて、二人とも、少し気が滅入っていた。
Birling Gap 海の白く見える部分は、多分、チョークが溶けて白くなっているのかも。
毎年、少しずつ、削り取られていくチョークの丘。



火曜日の夜中は、雷や稲光が、光り、鳴り響いた。
一時、停電になったりもした。1分ほどで、元に戻ったけど。

翌日のMSNニュースによると、その夜は1時間に何と、1千もの稲光が立ったようだ。

ちょうど、甥っ子が日本に帰る前日の夜中だった。
甥っ子は無事に日本に帰り、親に、「楽しかった」と報告したらしい。
良かった。楽しんでるのか、どうなのか、わからなかったけど、彼にとって、良い経験が出来たなら、上出来だと思った。私も肩の荷が下りて、ほっとした。


丘の上に建つ家々。ため息が出るほど、美しい。こんなところに住めたら。。。。



牛も、のどかに草を食んでいる。


夕暮れ時。鮮やかな光と影のコントラスト。









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