60代後半のスローライフ

                      

危ない所だった!気分がLowになってる時は、要注意!

2019-06-28 13:56:52 | ボランティア 犬

昨日は、犬(ペニー)の飼い主のフィリスさんが、ケアホームから家に戻ったと聞いて
お見舞いに行ってきた。

2週間ほど前に、ケアホームにお見舞いに行った時は、顔色も良く、少し元気になられたのかと
思っていた。

電話を何度しても出ないので、直接、家に行ってみると、ちょうど息子さんのリチャードが孫娘を
連れてやってきてたので、ドアを開けてもらえて、ほっとした。
さすがに、勝手に入るのは躊躇された。
家の鍵のロッカーの暗唱ナンバーは教えてもらっていたけど。

ドアを、開けてもらえなかったら、どうしようかと考えていたところだった。

庭のバラを摘み取って、あと小さなフルーツの入った容器を持って行った。
きっと、食欲ないだろうけど、こんな小さなフルーツなら食べれるだろうと思って。

しかし、彼女は、ベッドの上に座っていたものの、調子が悪そうだった。
始終、咳き込み、骨と皮だけになっていた。

苦しそうに咳き込むので、話しをするのが、申し訳ない気がしたけど、フィリスさんは、私の顔を
見れたのが嬉しそうだった。

晩御飯時だったし、直ぐに、おいとましようとしたら、「あら、もう、行っちゃうの?」と言って、とても残念そうだった。
リチャードは、「あまり、よくないんだ」と小声で言った。
一日中、殆どの間、眠っているらしい。

毎日、ケアの人やナースが来るわけでもなく、週に3日、Kさんが来るだけらしい。
(Kさんは、ペニーも預かっていて、介護の仕事もしている)


私が、フィリスさんに、「How are you?」と聞いたら、「良くなってきたわ」と答えてくれたものの、とてもよくなってきたとは、思えない。

いつまで、この人の顔を見れるのか、もう長くないのではないか?と思うと、無性に悲しくなってきてしまった。
彼女は、もう一人の息子さんコリンの家に一緒に住む予定だったけど、まだ準備が整っていないらしい。

犬の散歩のボランティアで、フィリスさん宅に訪ねることになって、もう6年以上もの月日になる。
考えてみたら、長いおつきあいだ。

私の母親が亡くなってから、1年後に、このボランティアの依頼が来た。

ペニーを散歩し始めた時は、それは、それは、癒されると思った。
多い時は、週に3回か4回くらい、ペニーの散歩に行った。
フィリスさんは、「いつ来てもいいよ。来たい時に電話してくれたら」と言ってくれたから。

初めて、ペニーを見た時は、あまりの小ささに驚いた。

小さすぎる、とさえ思った。

でも、散歩に連れて行く度に、いろんな人に声をかけられ、皆から
「なんて、可愛いの!」と笑顔を見せられた。


あの当時は、母を失くして、気分が鬱になっていた。
夫との関係も良くなくて、毎日のように、早く母のそばに行きたいとさえ思った。

そんな私の心の支えになったのは、この小さな犬との出会いだった。

そんなペニーの飼い主さんが、今や、もう長くないような気がする。
いつか、そんな日が来ると思っていたものの、いざ、そうなってみると、心の準備が出来ていない。



フィリスさんは、何度も、何度も、私に聞いた。
「私に何かあった場合は、あなたが、ペニーを貰ってくれない?」と。
「あなたなら、ペニーを大切にしてくれるから」とも言ってくれた。

でも、残念ながら、私には、飼えない理由があった。

第一に夫が、犬を飼うのは絶対ダメだという。
そして、第二に、私は、毎年、日本に帰る、その間、誰が犬の面倒を見るのか?

厳しい決断だけど、私は飼えないというしかなかった。

夫が犬を飼ってもいいというのだったら、きっと何とかなっただろう。
でも、夫は、犬は、飼いたくないというのだから仕方ない。

犬を預かるくらいは、いいのだけど、飼うのは責任が伴うというで、私も諦めた。
諦めざるを得なかった。悲しいけど。

そして、今、Kさんがペニーを預かっている。

かつて、私がペニーを、預かっていたこともあったけど。

もう、ペニーは、Kさんの犬も同然だ。というのは、Kさんは、フィリスさんと
ペニーを引き取るという約束をしたからだ。

私は、ペニーの散歩をしたいと申し出て、たまに、散歩してもいいと言われるけど、
Kさんは、あまり良い気がしないようだ。大変、迷惑そうなのだ。

私が、6年以上も、ボランティアでやってきても、もう、ペニーはKさんの犬なんだと思う。
これで、フィリスさんが亡くなったら、もう私は、散歩も出来ないんだろうな。

そろそろ、私も覚悟しないと。ペニーとお別れする覚悟を。
「6年間も、私を癒し続けてくれて有難う、ペニー」と言いたい。



こんなLowな気分でいたら、今日、フィットネスクラブで、エクササイズが終わった後、
階段を降りて、歩いていたら、上から、鍵の束が落ちてきて、もうちょっとで、私の頭を直撃
するところだった。

もし、当たっていたら、怪我をするところだ。

危なかった!!

こっちの人は、フィットネスに来るとき、バッグも持たないで、車のカギなどを、束にして、持ち歩いてる。







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