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風とカモメの街に暮らして

海外生活、20年、シニアの生活を綴っています。                   

私のまわりの動物たち

2017-06-27 21:42:10 | 海外生活
ボランティアで、毎週土曜日、ルーティンワークとして、犬(コッカプー)のお散歩に行ってた。
サマーセットから帰って来た翌週、先週の土曜日、いつものように、ミリーのお散歩に行こうと思い、確認の電話をした。
Disable(身体障害者)の奥さんが電話口に出てきて、ご主人のウィリアムさんが、ホスピスに入ったので(ご主人は、いくつもの癌を抱えて、闘病しながら、自宅で暮らしていた)犬は娘さんが引き取ったとのこと。

ショックだった。
いつ行っても、ご主人は、しんどそうな様子をしながら、でも時々は、笑顔を見せて、犬を玄関口まで、連れて来るのだった。
家の中に入ってもらいたくない様子だったから、家の中の事は、わからない。

トイレを借りたことはあるが、洗面台にモルヒネなどが常時、置いてあったりして、相当、具合が悪いのだろうと想像はしていた。

それにしても、ミリーにもう会えないなんて!もう、あの森を一緒に歩くことがないなんて。
ちょうど、ミリーを散歩し始めたのは、去年の今頃だった。


ボールを投げると、いつも私の所に持ってきた。夫には、決して渡そうとしないで、いつも、私にすり寄ってくる犬だった。
そして、いつも飛びついてきて、森の中で一緒にダンスをしたものだった。


いつものルーティンワーク。
寒い日も雨の日も、ハアハア言いながら、森を歩いた。
足腰を鍛える意味でも、自分のエキササイズのためにも、頑張って歩いた後は、充実感があった。

怠け者の私は、犬の散歩がなかったら、雨の日や、寒い日など、外へ出なかっただろう。


庭のバラは、今が満開だ。


キツネのゴンキチには、新しい家族が出来た。
このところ、朝から餌をねだりにやってくることがある。
堂々と、私のそばまで、近づいてくることもある。

近所の野良猫と、遊んでいたら、ゴンキチが、やってきて、私たちの様子をそっと見ていた。
ネコもキツネも、お互いに、気にしていない様子だった。

これが、犬だったら、絶対に、キツネを追いかけて行くだろうけど。
そして、何か食べ物を上げると、ゴンキチは、それを、食べないで、子供のために、巣に持って帰る様子だ。

夜中に道路で、子ぎつねたちと遊んでるゴンキチを見たこともある。
じゃれあって、仲睦まじい親子と言う感じだ。

このところ、ゴンキチが妙に痩せてると思ったら、餌を子供に、あげるためなんだ。

人間でも、いや、人間だからか?
ネグレクトとか、虐待とか、あるっていうのに。

私は動物の世界では、母親だけが、子供を守るのだと思っていた。
でも、ゴンキチは、父親として、一家を守ってる様子だった。


今日は雨、庭の片隅で、ゴンキチを見つけた。
そして、ゴンキチだけではなかった。
ゴンキチの背中の向こうには、子ぎつねがいた。
二匹で、まるまっていた。
あと一匹は、母親が守ってるのだろうか?




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終の棲家は、どうなるのやら?

2017-06-23 23:14:59 | 海外生活
今年の春、日本に、夫と一緒に帰ったのには、理由があった。

2年後に、ここから出て行かないといけないから、日本に、物件を見に行こうと思っていた。

私がここに来た年に、夫は、利子のみの支払いのローンというのを組んでいて、
それが、夫が65歳になる2年後に、契約が終わるのだ。
一括で、現金で、この家のお金は支払えない。

かと言って、賃貸で、このあたりの物件を借りようと思ったら、2ベッドルームで、平均、月750ポンドか800ポンドくらいするようだ。
日本円にして、今のレートだと、12万円くらいというくらいだ。
とても、そんな金額を出して住めない。

夫の仕事も不安定だし、とてもじゃないけど、ここに住み続けることは無理なように思う。

友人の彼氏は、やはり、2年くらい前に、仕事をリストラされて、その後、仕事が見つからずに、やはり
ローンが支払えなくて、スペインに移住することを考えているそうだ。

イギリスは、家が高すぎて住めないから、まだスペインなら手が届く金額で家が買えるからだそうだ。
何でも、彼は、家を売りに出したところ、何と、30分で家が売れたというのだ。

私の住む町は、イギリスの中では、気候が良く、海あり、丘あり、自然に恵まれている上、治安も、なかなか良いと来てるので、近年は、ロンドンから移住してくる人が多く、その分、土地や家の価格、賃貸物件の価格が、どんどん高騰して行ってる。

しかし、今のこの生活を手放すことを考えると気が重くなる。
先行きが不安になる。
日本には、まだ終の棲家となる場所も見つかっていない。
ここ以上に、住みやすそうな所というのが、見つかっていない。

庭に咲き乱れるバラの花、この10年以上、いろんな花を植えてきた。
バラは、ほっておいても、どんどん、増えて、満開になると、もう次から次へと、夥しいほど、咲き乱れる。
夏になると、仏壇に供える花も買わなくて済む。


暑い日は、隣の公園をつきぬけて、歩いて10分もかからずとも、ビーチに行ける。
そして、海で泳げる。
この楽しみを知ってしまった今、ここから、去ることを考えると、辛すぎる。

そして、多くはないけれど、私の収入源となるピアノを教える大切な仕事、これも失うことになる。
でも、暮らしていけるほどのお金を稼いでないから、どうしようもない。

犬とも会えなくなる。散歩できなくなるし。
うちは、犬を飼う余裕がないから、ボランティアで犬の散歩を楽しませてもらっている。

先日、犬を連れて行った森の散歩では、こんな大きなキノコを見つけた。


失うものは大きい。
でも、やはり、月に12万円もの金額を払って賃貸住宅を借りたとしたら、5年で、日本なら、田舎の中古物件でも、買えそうな気がする。

そろそろ、本格的に探さないといけないのかな?
2年なんて、あっという間だ。
それに、どんどん年取っていく一方だし。焦る。(・_・;)

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森の奥深くのカフェ

2017-06-18 22:19:22 | 海外生活
サマーセット州に住む、夫の家族に会うために、片道6時間、車に揺られて、出かけてきた。
行きは、相変わらず、ストーンヘンジの辺りで大渋滞。

2日目は、夫の娘が働く森の奥深くにあるカフェレストラン、ナーサリー(花や植物を育てて販売している)に行ってきた。
ウェリントンという所にあるのだが、公共の交通機関は一切なしで、周りには家も何も建っていない。
本当に森の奥へ、随分、車を走らせて、車一台がやっと通れる道の先に、そのカフェは、あった。


オーナーの女性は、ロンドンで、メイクアップアーティストとして活躍していたという60代くらいの女性。
人生において、成功したであろう、この人は、リタイアして、この美しい丘を見渡せる地に、カフェを開くと言う夢を果たしたようだ。
彼女の娘(オーロラさん)夫婦が、カフェを取り仕切っていて、夫の娘は、オーロラさんと友達だということで、暫くの間、このカフェを手伝うことになったらしい。

オーロラさんの旦那さんと言う人は、ひと目見た途端、この人、ヒューグラントにそっくり!と思った。
皆から、そう言われるんだそうだ。

夫が、横から、私がヒースロー空港で、コリンファースに遭遇したことを言うと、「あら、じゃあ、こんにちは、って声かけた?」というので、「いえいえ、とんでもない!最初は本人かどうか、わからなかったから、残念だったわ」と答えた。映画では、コリンファースの敵ですよね~!ヒュー-グラントさんは!」と言って、彼女の旦那さんを指さして、お互いに笑った。初めて会う人なのに、気さくな人だなあと感じた。


おまけに、このカフェのオーナーの女性、映画俳優、女優のメイクアップアーティストをしていただけあって、驚いたことに、日本の俳優、舘ひろしのお宅にも、友人のモデルの女性と一緒に、
泊めてもらったころもあると、自慢げに喋っていた。

「へえーー!?本当に!?信じられな~い!」と私が、言うと、彼女のお友達のモデルさん、舘ひろしさんに、とても気に入られていたようで、バラの花、50本とか、プレゼントが贈られてきたとのこと。
「へええ~!」羨ましいなあ!そんな世界ってあるのね!と、感心したのだった。

私など、生まれて一度も、男性から、バラの花50本どころか、1本ももらったことない。
でも、今は、バラの花は、庭に、いっぱい咲いてるから、いくらでも切ってこれるのだけど。。
それとこれとは、やっぱりちがうよな~(・_・;)

ところで、このカフェ、炭火焼きのランチメニューなどあり、全く宣伝してないのに、口コミで、遠方からも客がやってくるらしい。
お昼のメニューにしては、お高いにもかかわらず、かなりの繁盛ぶり。


ハンサムなヒューグラント似の愛想のよい男性がウェイターをしているせいかもしれない。
私たちの席にもきて、「この木は何ですか?」と聞くと、「ああ、これはね、ウォルナッツの木ですよ。」
小さな実がなっていたので、「これがねえ。。」というと、「でも、ブラウンになる前に、リスが全部、持ってっちゃうんですけどね」とヒューグラントさんは、笑っていた。

森の中で、爽やかな風に吹かれ、暑い日も、木陰で、何とも快適だった。
食後、ついつい、居眠りしてしまったほどだ。

私たちが泊まった安ホテルは、今朝、朝食を食べている時、突然、がらがら、とすごい轟音がしたと思ったら、天井が抜け落ちて、建物が崩れ落ちてきた。
これには、びっくり。

朝食付きだったけど、朝食も、目玉焼きと安物のソーセージ、そして、缶詰のビーンズと、これも缶詰のトマトを温めただけのもの、と、お粗末であったけど、まさか、天井が抜け落ちてくるなんてね。
こんなの今まで、経験したことなかったから、びっくりした~!(;´∀`)

帰りも渋滞の箇所があり、やはり、6時間。
こちらの車は、エアコンがないので(高い車はついてるだろうけど)暑い日も窓を開けて走らせる。
今日は、気温が25度まで上がって、家に辿り着くと、片づけた後、海に行き、今年初めて、海で泳いだ。
夕方5時だったけど、海も暖かく、風がなく、穏やかな海で、リフレッシュできたひと時だった。
コメント (2)
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タパスバー(Spanish Tapas)で、送別会を。

2017-06-12 14:07:38 | 料理
シニア留学生の真理子さんが、帰る日になった。

この日は、真理子さんの送別会を兼ねて、日頃、滅多に行くことのない、スパニッシュタパスバーに、久々に出かけた。
町の中心地にある、このタパスバー、本格的なスペインの居酒屋メニューが楽しめる。

イギリスの料理とちがって、小皿に少しずつ盛り付けてある料理の数々は、日本の居酒屋のメニュー
のようで、皆で、少しずつ食べれるというのが、日本人に、ピッタリ来る。

フラメンコという、このタパスバーは、夕方5時半からの営業で、とても人気があるので、予約なしでは、入れない。
しかも、ちょっと遅い時間に予約すると、混んでいて、店内は、騒がしく、お喋りも、ゆっくりできないので、私は、あらかじめ、3日ほど前に、早めの6時という時間で予約しておいた。

タパスメニューは、夥しいほど、沢山あるので、一つ一つ選ぶのも大変だということで、セットメニューを3つ頼んだ。お店のスタッフが、「これだけで、5人分、十分にあります。」と言ってくれたので、それ以上、頼まなくて良かった!ただ、パエリアだけは、皆が食べたいというので、パエリアは、小さいお皿の方(と言っても、それだけで、2,3人分は、十分ある)を頼んだ。


最初は、サングリアで、乾杯。サングリアは、口当たりが良いけれど、ワインと、シェリー酒、フルーツなどが入った飲み物で、美味しからと言って、ごくごく飲むと、大変なことになる。
かなり、強いお酒なのだ。

以前、ブライトンのタパスバーで、美味しいからと、早いペースで、これを飲んで、歩けなくなったことがある。たったの1杯だけなのに、もう、動けなくなってしまって、焦った。(;´Д`)

でも、このお店のは、割と弱いお酒だった。お店によって、フルーツジュースなどの度合いがちがうようだ。


セットメニューがやってきて、びっくり!
一つのセットメニューに、約5、6品ついてる。
魚介類や、ベジタリアンメニューなど、さまざまなタパスが手際よく用意されて出てきた。
どれも、アツアツで、美味しい。

中でも、パエリアは、本格的なスペインのパエリアそのもので、エビや蛸、あさりや、ムール貝、魚、イカなど、ありとあらゆるシーフードが入っていて、そのスープがごはんにしみわたっていて、舌鼓を打った。


私が、一番、沢山食べたんじゃないかな?また、太っちゃった!

他の人は、お喋りの方に夢中で、そんなに食べてないようだった。

この日は、早く予約していたおかげで、行った時は、店内は、まだ空いていた。

ウェイターのスペイン人らしき濃い顔立ちのイケメンのお兄さんもいて、思わず、「かっこいいなあ~」と見とれてしまっていた。
たまには、こういう目の保養も必要だ!(;´∀`)

何しろ、この町で、日頃、見かける人と言ったら、殆んど、お爺さん、お婆さんばかりで、若いイケメンなど、殆んど観ることないから。

この日は、思いっきり食べて、笑って、楽しい送別会になった。
真理子さんも、満足していた様子だった。

これから、フランスに立ち寄って帰るという真理子さん。
勿論、フランス語は、全く喋れないのだそうだ。
でも、度胸のある彼女なら、どこへ行っても、言葉が通じなくても、大丈夫みたいだ。(^_-)-☆
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今日は息子の誕生日だけど(~_~;)

2017-06-08 08:32:58 | 日記
39年前の今日、6月8日に、私は、実家の山口産婦人科で、息子を、この世に誕生させた。
ビッグイベントだった。

私は、23歳、その時の夫は、22歳、仕事もおぼつかない、不安定な生活での結婚生活のスタートだった。
それまでの、私の生活は、ちゃらんぽらん。
何をしても、長続きしない。

父と母は喧嘩ばかり。
こんな家は、嫌だと短大に行くと決めた時は、京都に下宿することにした。

ちゃらんぽらんな生活にも終止符を打つときが来た。
息子が誕生したからだ。

それまでは、死ぬことばかり考えている私だった。
自殺に憧れ、実際に、何度か自殺未遂までした。

でも、息子が生まれてからは、この子の為に、何としてでも生きなければ、と思った。

そんな息子が、結婚してからは、殆んど連絡しても、電話にも出ないし、忙しいという、メールも殆ど見ないようで、連絡が付くのが難しい。

誕生日のプレゼントとして何か送っても、お祝いの言葉を書いた手作りのカードを送っても、お礼も言って来ない。
夫は、「なんで、それがわかってるのに、送るんだ?」と言う。
本当に、ばかげてると思うけど、そうせずには、おられない。

今年は、息子の家族に、ビワを送った。

私が好物だったビワ。この時期にしか売ってない。
子供の頃、よく食べた。でも近頃では高くて買えなかった。
イギリスには、勿論、ビワなどない。日本独特のフルーツなのだ。

息子に送るというより、孫たちに食べてもらおうと思って送った。

山口産婦人科に入院しているとき、母が、毎日のように、私の好物のビワを持ってきてくれたのを、忘れない。
その母もいなくなって、5年になる。

会いたいな、母に。そう思うことが、何度も何度もある。

そして、自分も、どんどん年老いて行く。

いつか、息子が、私のことを、思いやってくれる日が来るだろうか?

それとも、一人孤独に朽ち果てるのだろうか?
それも良いかもしれない。いろんな人の手を煩わさずに済むのなら、むしろその方が良いのかもしれない。
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