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雰囲気ですべてが決まる危険な兆候、愚衆よ腹は据わっているのか!
今夜は仕事が立て込んでいるので、端折ったコラムになりそうだがお許しを願う。
不思議な事だが、日本テレビ系列の大阪読売テレビが、「映像を流出させたのは私だ」と名乗る神戸海上保安部所属の男性A(43)との取材を数日前に済ませていた特ダネを報道した。Aが自ら読売テレビに申し出た経緯から、Aが流出犯であるかどうか、現時点では定かではない。ビデオが流出した事実は、全国民が知るところであり、Aが特別知っていたとは言えない。 今後の捜査を見守るしかないのだろう。
筆者が気がかりなのは、腐れマスメディアの論調が流出犯を英雄視する「雰囲気」を捏造しようとしている報道姿勢に疑問を感じている。仮にAが流出したとして、国家公務員の守秘義務違反に該当するかどうかギリギリの線であり、逮捕起訴すべきかどうか微妙な司法判断が求められていると推察する。
このような英雄視方向に事が流れそうな臭いは、石原東京都知事の「荒唐無稽な噂話」が実しやかに、ネット掲示板を中心に流れ出した時だ。殺された海保2名の固有名詞までが如何にも事実のように流され、多くの掲示板ファンが信じた或いは信じている事実が「雰囲気」として危険なのだ。
中国の「愛国デモ」を揶揄している人々が、今まさに日本が「愛国精神の発露であれば、なんでも許される」と云う「雰囲気」を醸しだそうとしている事実は、極めて注目に値する。どちらが先に火をつけたか知らないが、保守性の強過ぎる掲示板やブログの論調と腐れマスメディアの論調が、何となくクロス、時にオーバーラップしそうな流れは、「いつか来た道」の臭いがプンプンである。Aが実行者であるかどうか明確ではないので詳細な言及は控えるが、「嫌中」を遮二無二なって作り出そうとしている現実が、いま我が国にあると云う事実を指摘しておく。
「嫌中」、「嫌米」、「嫌露」そんなこと言っている余裕は日本にはないと、筆者は考えている。如何にして「親中」、「親米」、「親露」となる方向性を見出すのが、政府、霞が関、マスメディア、有識者の本来の仕事なのではないのだろうか?異端が多くの民を引き込めば、それは本流になる。その時、国家は戻る事が出来ない「戦争」と云う行為に出てしまう危険が増大するのだ。
「戦争」しない政府が腰抜け呼ばわりされるような「雰囲気」を作ることは厳に慎むべきである。掲示板等々に巣食う似非保守本流の人々よ、戦争するところまで腹は据わっているのですか?米軍は助けませんよ!中露相手に戦うのですね?韓国も味方はしませんよ!北朝鮮も参戦してきますよ、それでも頑張るなら頑張ってください。朝日新聞、アンタが一番の戦犯ですからね!
ありとあらゆる分野でグローバル化してしまった地球上の国家は、愚かな「戦争」が一部特権的人種の利益以外、なにも齎さない事実を直視すべきである。おそらく「日中が戦争してくれると儲かるね」と考える人々がいるのは事実だ。そして、強大化し世界を牛耳る「日中」と「アジア」の構築を面白くないと思う人々が居る事を、日本人なら考えるべきである。21世紀をアジアの時代にさせてなるものか!そう云う気概に燃える国が西欧諸国に存在する事実を忘れないようにして貰いたい。
少々スケールが大きくなってペンが滑り気味だがお許しを願おう。(笑)正直、筆者としては、小沢一郎にとって最大のチャンスが訪れたと感じている。国会の与野党攻防がどのようになるか予断を許さないが、公明党は菅直人得意の戦術「抱きつき」で「無理心中」させられてはヤバイと逃げ出した。(笑)自民党も統一地方選の行方を睨み、解散されるのもマズイと云う事で、ゆらゆら揺れ捲っている。しかし、このような重大な政権の齟齬を見逃す事も難しく、困難な判断を谷垣は負わされている。
そんな折、このような菅政権の危急存亡を見越したわけではないのだろうが、稲盛京セラ名誉会長と鳩山前総理、小沢元民主党代表が三者会談と云う情報が入って来た。会談の内容は忖度するしかないのだが、菅政権の瓦解と民主党の存亡、今後の小沢・鳩山ラインの取るべき道等々の話がなされないわけはないだろう。少なくとも、菅政権の命運は尽きかけている。無理なものを、無理な形で無理矢理継接ぎしても、接着剤がないのだから、バラバラになるのは当然である。高級料理食べただけの政権と云う事になりそうだ。APECで何事か起きない事を、せめて祈ってやろうじゃないか!
国家の「雰囲気」を作りのはメスメディアだ!「雰囲気政治」「雰囲気司法」「雰囲気外交」「雰囲気捜査」「雰囲気予算」と何でもかんでも「雰囲気」で事が進む、今の状況は非常に危ない、理屈抜きに危ないのだ。論理的検証が成り立たない時間が日本では1年半以上続いている。こう云う時は本当に危ない。
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