世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

おい鳩山! 09マニュフェストが、愛する民主党によって叩売りされるぞ!

2011年04月30日 | 日記


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おい鳩山! 09マニュフェストが、愛する民主党によって叩売りされるぞ!


菅民主党は一次補正の国会通過と二次補正予算の成立を期して、自公と妥協の道を探っていたが、最終的には玉虫色ながら、政権交代時の民主党の09マニュフェストの目玉政策を「人質」に差し出す方向に舵を切った。与党民主党そのものも、叩売りの材料にされているのかもしれない。 菅直人ってのは、延命の為なら妻子でも売るのではないかと疑いたくなる。

最終的に、菅政権と自公の約束事であり、文書化されたとは言っても曖昧模糊なものだから、どうでもいいとも言えるのだが、鳩山由紀夫、小沢一郎の民主党の方向性、及び衆議院選勝利の09マニュフェストを野党の要求に応じて「売りに出した」と云う印象は拭えない。

つまり、理念を失った民主党は自公政権時と変わらない政治をする方向を探ります、と宣言したと云う解釈も可能だ。鳩山由紀夫、小沢一郎の理念が延命に汲々とする菅直人によって大売り出し且つ叩売りに遭っていると云う事だ。 子ども手当、高速道路無料化、社会保障改革と税制改革の一体的検討(増税)と云う事だから、決着ではないが、民主党が自公政権時に戻りますと遠まわしに宣言したと受けとめる事も出来る。

もし、真摯に検討することがなかったら、菅政権は嘘つきと云うことになる。基本的方向性としては、自公政権同様の霞が関政治に戻りますと政治主導をギブアップ、人からコンクリートに戻ります。 (笑)

さすがに、小沢は既に戦闘モードにギアを入れ替えたが、鳩山の腰が据わらない。これが菅政権の強みだ、菅を延命も出来るかも?と思わせる根拠の一つが、この鳩山の落ち着かない言動だ。反菅の動きは色々するのだが、まったく決め手に欠けた動きをしているに過ぎず、ウロチョロしているだけだ。

宇宙人でも構わないが、そんな男を頼りにせざるを得ない小沢一郎も頭が痛いに違いない。ここまでして菅政権を延命させることは、鳩山も民主党の理念を投げ捨てると等しい事になる。 それでも、鳩山由紀夫は民主党に未練を持つのだね。政治理念が大切なのか?民主党が大切なのか?ハッキリさせろよ!つい怒鳴りたくもなる。

小沢一郎にしても、政権交代をさせた民主党に未練はあるだろう。しかし、場合によれば党を割る処まで気持は定まった様子だ。しかし、今一歩迫力に欠ける。それが鳩山由紀夫の姿勢なのだ。毎日新聞がこの民自公・合意文書を的確に報じている。


≪ 東日本大震災:財源確保法案に3党合意
 民主、自民、公明3党の政調会長は29日、国会内で会談し、11年度第1次補正予算案の財源として基礎年金の国庫負担分2.5兆円を転用することについて、第2次補正予算案の編成段階で穴埋めを検討することで合意した。これを踏まえ、自公両党は30日の衆院本会議で補正予算案と予算関連の財源確保 法案に賛成する。ただ、合意は「見直しも含め検討する」とあいまいな表現になっており、今後に火種を残した。

 自公両党は仮設住宅建設やがれき処理などを盛り込んだ補正予算案の歳出を評価する一方で、年金財源の転用に反発。転用を認める財源確保法案の成立が見込めず、予算執行に影響する可能性が出ていた。会談後、自民党の石破茂政調会長は「わが党の主張が政府・与党で真剣に検討されるのは率直に評価すべきだ」と記者団に語った。

 ただ合意文書には玉虫色の表現が目立つ。自公両党は子ども手当と高速道路無料化の撤回による財源確保を主張したが、調整の結果、「子どもに対する手当の制度的な在り方」と「高速道路料金割引制度」の見直しを各党で早急に検討するとの文言で決着した。基本政策での譲歩が党内対立につながる民主党の事情が反映された。
 3党は赤字国債発行を認める特例公債法案を「各党で成立に向け真摯(しんし)に検討を進める」ことでも合意。政府・民主党は大震災を機に、11年度予算の財源を裏付ける同法案に野党の協力を取り付けたい考えで、玄葉光一郎政調会長は「3党の一定の共有認識ができた意味は大きい」と評価した。

 だが、自民党は「バラマキ政策の撤回が前提」とハードルを上げたまま。合意文書でのあいまい決着は「課題を先送りしただけ」(自民党幹部)に過ぎず、菅直人首相のもとで2次補正の編成が順調に進む保証はない。
 公明党は29日の常任役員会で、補正予算案と財源確保法案への賛成方針を正式決定。山口那津男代表は記者団に「(年金財源の転用に関する)政府・ 与党の取り組みは非常に消極的だったが、緊急性を重視した」と説明した。【野原大輔、岡崎大輔】≫ (毎日新聞)


以上のように、この玉虫決着・先送りが、「基本政策での譲歩が党内対立につながる民主党の事情が反映された。」と解説している。一面その通りだ。しかし菅直人が野党の協力を得るために差し出した餌が「鳩山・小沢民主党の理念」であることには変わりない。有耶無耶決着で、自公が「あぁそうですか、仕方ないですね」と言う筈もない。 民主党の09マニュフェストの実行した施策が「バラマキだ!」と云う、野党の大合唱に菅直人民主党が、それを認める一歩手前まで行っていると云うことだ。

この民自公・合意文書は曖昧なもので、あくまで便法ですと言い訳は可能だが、イスラムがコーランの見直しを欧米との妥協の道具に提示したようなものである。鳩山由紀夫は烈火のごとく怒りアサンジ化し、菅の悪事をリークしてでも、民主党から菅を追い出すか、自らが民主党の解散を宣言、野に下るくらいの大きな政治決断を見せて貰いたいものだ。

鳩山由紀夫はウロチョロせずに、小沢の倒閣を支持するのが得策だ。政権交代時に見栄を張り、小沢を内閣に入れておかなかったことで墓穴を掘ったのをお忘れか?またぞろ、同じ過ちを繰り返すのか?筆者は個人的に、個人鳩山由紀夫は認めるが、このままだと政治家鳩山由紀夫はまったく認めようがない。 その辺の態度を曖昧にしていると、小沢一郎からまで切られるぞ!君を残して、小沢一郎が民主党から去ったら、君は一人ぼっちで、菅や仙谷にいたぶられるんだよ、考えなさい。政治家鳩山由紀夫の決起を期待する。


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