進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

ひどい、予想通りに被災地の補給に失敗中【追記あり】

2011-03-31 23:45:39 | ブログ情報(News Release)
確かな取材情報を元に構成したエントリではありませんので、後で訂正する可能性があります。
いろいろと事情があるのは推測します、ただ結果がついてきてないんだからマネジメント失敗といわれて仕方が無い。

その後、支援物資の内容が偏っており、これが物資山積みの原因ではないか?という情報がありました。
確かに見たところ、水が多い気もします。
「おむつ」という文字もありましたが。
必要な物資が届いていない可能性はあるのかもしれません。
そもそも報道の情報が偏っていると思われ、現地で何が足りなくて何が届いていて、何が届いていないか、そういう情報がなくてわかりません。


ひどいことに、当初予想した通り、現在被災地では大量の物資が倉庫に山積みの状態。

人手より兵站のプロの手腕に期待』で自衛隊のスキームに期待していたのですが、どうもスキームに欠陥があるようです。

こんな時に行政組織の縦割り構造に沿ってスキームを作る必要ないんですよ。
兵站の確保は高度にロジスティックスなので、その道のプロでないと無理。
戦線が伸び切っている上に、各避難所および待機住民の情報管理を地方行政に任せていたら、情報が混乱するに決まっているじゃないですか。
こういう時は、指揮系統を自衛隊に一元化して、地方行政の担当官を自衛隊の下につけるんですよ。
補給戦略については自衛隊に全権委任するべきなんです。
「要請→補給」みたいなJust In Time で補給やってる場合じゃないでしょ今は。
パッシブではなくてアクティブな補給戦略に練り直しなさいよ。

これだから普段から「組織に成果を上げさせる」訓練をしていない人たちにマネジメントさせてはならないのだ。

3月30日(水)東日本大震災 いわき 物資 競輪場

持つべきものはトモダチ part2

2011-03-31 18:33:22 | ブログ情報(News Release)
私なんかはトモダチという響きからすぐ「20世紀少年」のトモダチを連想してしまう。
だが、それも今回の地震までの話だ。
これからトモダチと聞いたら米国を連想するだろう。

今回の米軍の働きに、中国やロシア、北朝鮮もびっくりしているらしい。
「おいおい、形だけかと思ったが日米ってほんとに同盟国だったんだね・・w」という状態のようだ。

これは、アメリカ大使館(@USConnect)のTweetから



在日アメリカ軍はいつまで日本のサポートを続けるの?
答えは・・・「日本の人・自衛隊が必要とする限り」


US military sees extended help for Japan(AFP)
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5jJGyuD0xQJBAujLLRpwuLztccUlg?docId=CNG.1c55d652e61ad9ac029d2769b1927b97.8c1


"How long we will maintain a presence -- the answer is simply as long as the Japanese people and in particular the Japanese Self-Defense Force requires our assistance," he said, referring to the officially pacifist nation's military.


これは、在日米海軍司令部(@CNFJ)のTweetから


「2年を超える海軍勤務の中で、こんなにも自分が世の中の役に立っていると感じたのは初めて」ヘリで被災地へ支援物資を届けた空母ロナルド・レーガンの第4対潜ヘリ飛行隊に所属する女性パイロット(海軍中尉)はインタビューでそう語りました


Navy Lt. Nadia Brouillette Helps the People of Japan .(BlogHer)
http://www.blogher.com/navy-lt-nadia-brouillette-helps-people-japan


*What was it like providing relief for the people of Japan? Do you speak Japanese or did you have an interpreter?

I do not speak Japanese, nor did my flight have an interpreter, however we did have patches with some Japanese phrases on it. Seeing the faces of the children and parents in the different Japanese areas I landed at might turn out to be the highlight of my career. In my two plus years in the Navy, this was the first time I’ve felt useful in such a big way. I am the newest pilot in the squadron, and to be able to watch the impact that my team has made gives me so much confidence that my career won’t be just training and ‘being ready in case we’re needed’. I’m so proud of HS-4 and “Operation Tomodachi.” Tomodachi means friend, and I think that is the most important word I’ve learned and have used extensively in my flights over Japan.


噂によると、震災直後の米軍は様子見だったようだが、自衛隊の本気度を見て本気になったそうだ。
ちなみに自衛隊は地震直後に出動要請が出る前に既に動き始めていて、一部には津波に襲われた部隊までいる。
初動早っww

フランスのサルコジはトモダチぶった営業活動に見える。
私の心の瞳が曇っているに違いない・・。
しかしサルコジのこういう行動力はさすがとも思う。

大前研一氏、格納容器が破られている可能性を示唆

2011-03-31 17:45:39 | ブログ情報(News Release)
官邸の原子力災害対策本部がこれまでの経緯、現在実施中の施策などについてまとめたものをHP上に公開しています。
毎日いろんなことが報道されて結局今どうなっているの?という人におすすめです。

(にしても、なぜ印刷したものをスキャンしてPDFにしたものをUpするのか。。HPにUpする部署とデータを作成した部署が違うから?縦割り?)

平成23年(2011年) 福島第一・第二原子力発電所事故について(原子力災害対策本部)
http://www.kantei.go.jp/saigai/201103311100genpatsu.pdf


15日 06:10 圧力制御室付近で異音発生
15日 06:20頃 圧力制御室損傷の疑い
15日 08:25 白煙発生


それと、

http://www.youtube.com/watch?v=5mBlngPiaSY

大前研一氏によると、15日に放射線量が高くなっているのは、使用済み燃料の方が水素爆発を起こして、これが原因といわれてきたが、この時に炉心溶融したからだと見解を述べています。
黒煙が出ていた件は、格納容器の下に穴が開いているからではないかということです。
(むむむ、、格納容器が破られてしまいましたか・・ -_-; )
また、大前氏は下手に格納容器内に閉じ込めて再臨界の可能性が高まるよりは、むしろそのままにして放射能の拡散を容認する方がよいと見ているようです。

なかなか刺激的な内容です。。。

私が『これ以上の放射性物質の飛散を抑え込めれば5月中旬には空間放射線量が無視できるレベルになる』で書いたことと逆で、抑え込むより最悪の事故(再臨界)を想定して、これを防げという意見のようです。

これ以上の放射性物質の飛散を抑え込めれば5月中旬には空間放射線量が無視できるレベルになる

2011-03-31 14:36:52 | ブログ情報(News Release)

こういう情報は本当に助かります。
今回の震災ほど科学技術者が注目を浴びる機会はないだろう。

当Blogでは積極的に実測値の推移や予測を取り上げていますが、報道では一切お目にかかりません。
マスコミの皆様はインパクトのあるニュースにしか興味がないから「今日は○○で△△シーベルト」などという「点」の情報のみで「線」や「面」の情報がまるでない。
マスコミは文系出身者が主だからといっても、理系出身者もいるはずだ。
これは意図的にやっているのだろうから、本当に罪深いと思います。

↓是非グラフを見てください。

放射線量変化モデルによる積算放射線被曝量の推定
(岡山大学大学院保健学研究科 助教 北脇知己)
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~kitawaki/Radiation_Model_Sim_3.htm

数理モデルを用いた解析結果から、今後の空間放射線線量率を予想し、3/13から100日間の積算放射線被曝量を推定する。

[中略]

3:考察

・今後の放射性物質の飛来がないとすれば、宮城・福島(福島市、飯舘村方面)での、積算放射線被曝量はそれほど高くないと考えられる。

・飯舘村内のモニタリング箇所のように、場所によってはかなり大きな積算放射線被曝量となる(それでも放射線業務従事者の年間被曝量以下である)。

・今後の放射線量の飛来によっては、この推定から大きく異なることも予想されるが、現在の状況のまま推移すれば、ある程度の被曝量で抑えることができると考えられる。



前から述べるように、基本方針は「如何に放射性物質の飛散を福島第一原発に封じ込められるか」だ。
今回問題となっている放射性物質の拡散の原因は、3月15日に飛散した分が支配的なのだが、数理モデルによる解析では、飯舘村でも50日でこの影響を無視できる範囲に落ち着くことが予想されている。
既に飛散した分は取り返せないが、今後の飛散を押さえ込めれば、あくまでも空間放射線量としては5月中旬にも放射線問題が収束する道が見えてくる。
(海や土壌に関する汚染などは別途考える必要はある。)

だから今現場では一生懸命飛散を抑え込む方策を実行に移しつつある。
既に手を打っているということだ。

こういうシナリオを見える化することが非常に重要。

やっぱり、首都圏のみんな、疎開"させる"べきだ

2011-03-31 13:36:46 | 社会
会社の先輩から連絡があった。
彼とは前に一緒に仕事をして以来、話が合うので今でも仲良くして頂いている。


先輩:地震の影響も落ち着いたし、飲みに行こう!


実は私は、その先輩と3月11日(金)、そう東日本大震災のあの日に飲みに行く約束をしていた。
ところが突然の地震でキャンセルとなっていたのであった。


私:いいですね~、行きましょう!
私:3.11を乗り越えていきましょう!



先輩:というのもね、最近暇でね。



私:どうしたんですか?



先輩:家族(妻と子供)を妻の実家がある四国に疎開させたんだよ。



私:えっ?! 先輩(実際は名前で呼びます)が疎開ですか?!


この先輩は私にとっては数少ない政治・経済・哲学などで深い議論のできる人なのだ。
しかも、物理学にめっぽう強く、彼は私が気を許すと量子力学などについて熱く語ってくれる。
仕事中も暇を見つけてはネットで数式やグラフを楽しそうに眺め「これはいい」などと連呼する人物だ。
その物理にめっぽう強い先輩が疎開?
信じられない想いがした。

しかし・・・


先輩:そうそう、1週間前に疎開"させた"んだよ。(キリッ
先輩:だから飲みに行きたくてね。


私:なっ、なるほど!!


震災以来、首都圏の外食産業は壊滅的な状況である。
原因として計画停電の影響が無視できないほど大きいが、その他にも消費者のマインドの問題もあると思われる。

詳細な計算をすると成り立たないかもしれないが、下記の理屈で少し外食産業の立て直しができないか?
浅はか過ぎるだろうか?

・家族が家にいると帰らなければという気持ちになるが、疎開していれば気持ちが楽になる。
・家族が疎開すれば外食する人が増える。
・疎開した人は高齢者の財布で買い物をする。
・家族が昼間ファミレスで使う金額より、お父さんが飲みに行った方が金額が大きい。
・スーパーは買占め騒ぎでちょっと儲けたから、今度は外食産業を救わなければならない。
・もちろん、疎開ではなく、消費活動が元に戻ることが最善ではあるが、ただでさえ消費活動が落ちているので疎開したところで影響は少ない。

先輩は日本経済のことを考えて家族を疎開させたのだ
さすがである。

(笑)

改めて思ったが、この国には「命」についての議論が致命的に欠けている。

2011-03-31 10:17:20 | スピリチュアル
リンク先のブログの内容とは関係がありません。
現在のこの国の世論の迷走について、ヒントを与えてくれたので取り上げます。

雇用メルトダウン(池田信夫)
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51693332.html

このままでは「余命3年」どころか、あと1年ぐらいで日本経済が「焼け野原」になるおそれもある。しかし被災地のみなさんには申し訳ないが、財政が破綻しても人が死ぬわけではない。3万人の命が失われる状況は戦争を除けば考えられないのだから、戦後最悪の災害をくぐった日本人は、危機に立ち向かって改革する勇気を得たのではないか。


あります。
毎年3万人超えするものが。
「自殺」です。
年間5000人の交通事故死亡者よりも多いです。

自殺の理由は「健康的問題」や「経済的問題」が大半です。
つまり、日本人にとって経済的問題や健康的問題が非常に重要だということです。

原発の放射線ばかりに注目するのは局所的合理性であり、大局的に見れば「経済」や「健康」について包括的に考える方がずっと重要なのです。
放射線は「健康」を害する一部のファクターでしかなく、「健康」を害するものはタバコや偏食・暴飲暴食・寝不足など他にも山ほどあります。

当Blogでは初期の頃によく取り上げた問題なのですが、日本には「命」について総合的に考える機会が足りていません。
日本では「命」に関する議論がまるでタブーのように敬遠されてしまいます。
答えがないからです。
宗教的背景が薄いから、教えることのできる人がほとんどいない。

「命」に関する議論は「生き様」に直結する話なので、人がどう生きるかという点について重要な役割を果たします。
逆に言えば、命の議論をしない人々は「どう生きるか」という点について考えを持っていないのです。
生きることへの指針がないから、目の前の問題にどう対処するかが人生のメインテーマになる。
だから、些細な情報に振り回される。

日本人は、安全保障の問題も、エネルギー政策の問題も避けてきましたが、それは当然です。
その前に「命」に関する問題を避けているのですから、安全保障もエネルギーもどう考えたらよいかわからないのです。