こういう情報は本当に助かります。
今回の震災ほど科学技術者が注目を浴びる機会はないだろう。
当Blogでは積極的に実測値の推移や予測を取り上げていますが、報道では一切お目にかかりません。
マスコミの皆様はインパクトのあるニュースにしか興味がないから「今日は○○で△△シーベルト」などという「点」の情報のみで「線」や「面」の情報がまるでない。
マスコミは文系出身者が主だからといっても、理系出身者もいるはずだ。
これは意図的にやっているのだろうから、本当に罪深いと思います。
↓是非グラフを見てください。
放射線量変化モデルによる積算放射線被曝量の推定
(岡山大学大学院保健学研究科 助教 北脇知己)
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~kitawaki/Radiation_Model_Sim_3.htm
数理モデルを用いた解析結果から、今後の空間放射線線量率を予想し、3/13から100日間の積算放射線被曝量を推定する。
[中略]
3:考察
・今後の放射性物質の飛来がないとすれば、宮城・福島(福島市、飯舘村方面)での、積算放射線被曝量はそれほど高くないと考えられる。
・飯舘村内のモニタリング箇所のように、場所によってはかなり大きな積算放射線被曝量となる(それでも放射線業務従事者の年間被曝量以下である)。
・今後の放射線量の飛来によっては、この推定から大きく異なることも予想されるが、現在の状況のまま推移すれば、ある程度の被曝量で抑えることができると考えられる。
前から述べるように、基本方針は「如何に放射性物質の飛散を福島第一原発に封じ込められるか」だ。
今回問題となっている放射性物質の拡散の原因は、3月15日に飛散した分が支配的なのだが、数理モデルによる解析では、飯舘村でも50日でこの影響を無視できる範囲に落ち着くことが予想されている。
既に飛散した分は取り返せないが、今後の飛散を押さえ込めれば、あくまでも空間放射線量としては5月中旬にも放射線問題が収束する道が見えてくる。
(海や土壌に関する汚染などは別途考える必要はある。)
だから今現場では一生懸命飛散を抑え込む方策を実行に移しつつある。
既に手を打っているということだ。
こういうシナリオを見える化することが非常に重要。
情報を取り上げていただきありがとうございます。
その後、さらに計算をして、上記の結果とは異なる結論を得ています。
こちらの方もご紹介いただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
↓
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~kitawaki/Radiation_Model_Sim_4.htm
ご本人からの情報提供ありがとうございます。
震災後はいろいろと参考にさせて頂いております。
実は紹介頂く前に読んでいて、取り上げようと思っていたところです。
読み砕いてわかりやすくするのに少し時間がかかってしまうもので、少し遅れていました。
半減期の短いものと長いものとを両方加味すると、短期的な空間放射線量は落ち着くが、長期的な積算値は無視できるほど小さくはならないため、何らかの配慮が必要と考えています。
↓こちらの調査とも基本的には整合的だと思っています。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/iitatereport11-4-4.pdf
弱小ブログながら可能な限り有用な情報提供を心掛けていきたいと思います。
また何かありましたら教えて頂けるとうれしいです。
よろしくお願いいたします。