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進化する魂

フリートーク
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ミネラルウォーターでミルクを作る前に確認して欲しいこと

2011-03-23 23:40:50 | ブログ情報(News Release)
当Blogの読者に乳幼児を持つご父母がいらっしゃるかわかりませんが、情報を拡散する意味で再掲します。

日本の粉ミルクは、水道水で調乳することを想定して作られているため、硬水ミネラルウォーターでミルクを作ってしまうとカルシウム、マグネシウム、ミネラルを多く摂取してしまうことになり、赤ちゃんの体に負担をかけてしまうようです。

ここに森永乳業さんに電話をして確認した人の説明がありますので、必要と思われる方に拡散お願いします。

水道水汚染時にミネラルウォーターから乳児・赤ちゃん用ミルクの作り方(Love&Peace&Money)
http://shachoublog.net/nyu-su/mineraruwho-ta-konamiruku.html


[前略]

放射能汚染された水道水よりもミネラルを多少摂り過ぎてしまうことになってもミネラルウォーターで作ったほうが良いとのこと。

[中略]

一番適したミネラルウォーターは何を基準に選べばいいのか聞いたところ、

・ラベルに記載の硬度が100以下の軟水(できるだけ数値が低いほうがいい)

・バナジウム天然水やアルカリイオン水と記載されているものは適していない。

・成分表を確認し、できるだけミネラル含量が少ないものを選ぶ。

とのようです。

[中略]

市販されているものは殺菌消毒されていないものがあるようです。
ミルクを作成する前に一度沸騰させて消毒したほうがいいようです。

放射線汚染の全体像をあぶり出す作業に資源を投入するべし

2011-03-23 23:26:19 | ブログ情報(News Release)
東大の早野氏のTweetを見て、確かにその通りと思う。

今問題となっている放射性物質の拡散の原因が、福島第一原発で起きた爆発なら、シミュレーションによって汚染の全体像が見えてくる。
今の状態では限られた点の情報しかなく、拡散地域、時系列的予測などが全く掴めない。
全体像が見えてくれば、問題の把握と今後の計画策定に役立てられる。

誰か電気の問題があるので西日本のスパコン(地球シミュレータとか)を使ってシミュレーションやって欲しい。
事業仕分けで吊るし上げられたスパコンは名を上げるチャンスだ。

100年とか1000年に一度の機会をうまく使わないと、その優位性を生かせない事業は今こそがんばれ!!


さっきtweetした山形先生の図は,公表データをアニメーションにしただけ.僕は「水素爆発のあと,どこにどれだけヨウ素が降ったか」などというSPEEDIの計算を見たい.それなら「予報」じゃないから,公表を躊躇する理由はないはず.水源への影響などの理解が圧倒的に進みます.

(点から面へ.限られたいくつかの場所での測定値だけから全貌を掴むのは困難.点から面,現在から未来,放射線汚染の全貌把握は,コンピュータ・シミュレーション抜きには考えられない.その道のプロには,今こそ頑張っていただきたい.やりたい!という若い人の声が僕にも聞こえてくる.)

(今も続いている連続放出と,何度か起きた爆発に伴う放出.その環境汚染度合いの比率を推定することが大事です.爆発が主ならヨウ素問題は長くは続かない.判断には専門家によるシミュレーションが欠かせない)

風速,風向のデータを使い,福島での爆発やベントと,福島,山形,仙台 ... のデータに見られる急激な上昇の因果関係を推定する.そして(SPEEDIなど駆使して)その影響が,どの範囲に及び,放射性物質による汚染量を定量的に見積もる.是非必要.でも,僕の専門範囲を超えている.


でも今こんなことが起きているらしい・・。
にしても、こういう問題情報がすぐ手に入るいい時代になったなぁ。

SPEEDI、公開できませんっ!?(河野太郎)
http://www.taro.org/2011/03/post-957.php


緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)というシステムがある。緊急事態が発生した際に、気象観測情報、アメダス情報と放出核種、放出量等の情報を入れることにより、六時間先までの希ガスによる外部被曝線量や甲状腺等価線量などをシミュレーションすることができる。

事故発生後から、この情報の開示を自民党の対策本部として政府に求めてきたが、全く開示されない。

その一方で、ある海外メディアからSPEEDIによる計算結果の二次元表示を見せられて(つまりリークか?)、なぜ、これが公表されないのかという質問を浴びる。

それが本物かどうかもわからないため、昨日22日は答えられず。

23日朝9時から、官邸、文科省、原子力安全委員会にそれぞれ電話するも、三者ともそれぞれ自分に公開する権限はないと力説するだけ。

このシステムを持っているはずの文部科学省に、「原発の緊急事態のSPEEDIに関する情報の担当部署をお願いします」と電話すると、「原発に関する情報はスピーディにお出しするようにしています」。思わず、頭に上っていた血が降りてきた!

十数分後に事務次官室に電話が回され、何度目かの「SPEEDIの担当部署をお願いします。」「少々お待ちください」と言われ、待たされていると、スピーディってどこの部署と電話の向こうで騒いでいる。ようやく回されると、「3日前から原子力安全委員会に移りました。」

その原子力安全委員会も官邸も誰が開示できるのかまるで把握していない。

あげくのはてに、「事故で情報が取れないので正しい数値を入力できず、どれだけ意味のある情報になっているか」。本来、事故のための「迅速」影響予測システムのはずなのに。

大馬鹿野郎!混乱させたいとしか思えない。(追記あり)(再追記あり)

2011-03-23 16:48:40 | ブログ情報(News Release)
都内の浄水場から放射性ヨウ素 乳児飲用に適さぬ濃度(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103230282.html?ref=recc

飲料水が不足している状態でこんな剥き出しの情報出したらお母さん達が混乱しちゃうでしょ。
対策案とパッケージで情報を出しなさいよ。
インテリジェンスがないんだよインテリジェンスが!
「大人は気にするな」と言われても「じゃぁ乳幼児は?」ってなるでしょ。

大人は何も気にするなということなのだろうけれど、妊婦・胎児や乳幼児の飲料水などによる内部被曝についてどう考えればよいか迅速な情報提供を求む。
でないと首都圏のお母さん達が発狂しちゃうから・・全世代で最も環境に敏感な人たちだから。

そして、また飲料水が消えるよ・・。
コントレックスしか置いてない状況再びですか。


ヨウ素についてですが、東大付属病院の放射線医療チーム(中川准教授)のTweetによると、


ヨウ素131の放射能は8日で半分、16日で4分の1になります。日持ちが良いもの、流通や加工で食卓に届くまで時間を要するものに関しては、健康面に害を与えません。ただし、寿命の長い放射性セシウムは残っています。放射性セシウムの含有量が発表され、それが規制値以下であることが大事です。

ヨウ素131は高揮発性のため、原発から離れたところまで到達します。高揮発性ということは、水に含まれたヨウ素131は煮沸させることで幾分取り除くことができます。気体となったヨウ素はすぐ拡散します。たとえ呼吸によって取り込んでも、経口摂取するよりは被ばく線量を低くすることができます。


まだお茶などから蒸留水を作るまでするレベルではないだろうが、水を購入できなかった人は、換気扇つけて(節電は・・)ヤカンで沸騰させて使えばよいのかな?
どうも、そではだめらしい。どっちが正しいのだ?
蒸留水作るしかないらしい。


乳児の方がお母さんよりも被ばくが多くなります。ヨウ素が母乳で濃縮されることが理由ではありません。乳児に影響を与えるのは、摂取した母乳中のヨウ素の濃さではなく蓄積量ですから、ヨウ素をお母さん以上に摂取することはあり得ません。乳児は大人よりも放射線に対して敏感なことが理由です。


ついでに同チームによる「放射線の妊婦・胎児への影響」について。


多くのご質問をいただいている、放射線の「妊婦・胎児への影響」について、お話しします。

妊娠中、「器官形成期」と呼ばれる妊娠初期の2か月間がとくに放射線の影響を受けやすいのです。また、妊娠2か月以降の「胎児期初期」も比較的影響を受けやすいとされています。放射線が胎児に及ぼす影響には、奇形、胎児の致死、成長の遅延などがあります。

ただし、少なくとも10~20万マイクロシーベルト(累積)以上の放射線被ばくがないと、これらの影響は生じないことが知られています。また、受胎(妊娠)前に被ばくしても、それが原因となって、胎児・子供に影響が出た、ということは報告されていません。

このことは、国際放射線防護委員会の勧告「妊娠と医療放射線」に示されています。http://bit.ly/hC5pC6 要旨には「胎児が浴びた放射線の総量が100ミリグレイ(=10万マイクロシーベルト)以下では、放射線リスクから判断して妊娠中絶は正当化されない」と書かれています。

国際放射線防護委員会の勧告は、CTなど医療で使用する放射線による、短時間での被ばくを想定したものものです。原発から放出される放射線のように、長時間かけてゆっくり被ばくした場合には、被ばく中にDNAの回復が起きるため、短時間での被ばくよりもはるかに影響が出にくいことも知られています


ところで甲状腺って何?って人は↓こちら。

甲状腺(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA


【追記】
ミネラルウォーターでミルク作る人は気をつけてください。


日本の粉ミルクは、水道水で調乳することを想定して作られているので、硬水ミネラルウォーターで作るとカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を多く摂取してしまい、赤ちゃんの体に負担をかけてしまう。赤ちゃん用ミルクに水道水が使えないと言うなら、軟水系の水を使うよう同時に報道して欲しい。


↓ここに森永乳業さんに電話をして確認した人の説明があります。

水道水汚染時にミネラルウォーターから乳児・赤ちゃん用ミルクの作り方(Love&Peace&Money)
http://shachoublog.net/nyu-su/mineraruwho-ta-konamiruku.html

【再追記】

すでにアメリカでも大騒ぎになっているそうです。
日本からの輸入品は全て止めないと!という勢いだとか。
今回は国ではなく東京都だったが情報管理失敗続きだな。
国は参事に危機管理の専門家を迎え入れたらしいが、東京都はどうだろうか。
国も東京都の問題だとか言ってるし。
こんなところで縦割り行政かもし出すのも大馬鹿だ・・。
この問題が日本全体の問題になるのはすぐわかっただろうに。

摂取制限についての解釈

2011-03-23 14:25:28 | ブログ情報(News Release)
会見全文きた。

枝野官房長官の会見全文〈23日午前11時〉(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103230267.html

[前略]

本日、原子力災害特措法20条3項に基づき、内閣総理大臣から福島県知事に対し、一部食品の出荷制限、および摂取制限を指示した。

[中略]

これらの指示は、現時点で一時的にこうしたものが食用に供されたとしても健康に害を与えるようなものではない。しかしながら、こうした状況が今後、長期にわたって継続をすることが残念ながら想定される中で、念のために、早い段階から出荷を差し控えてもらい、かつ、できるだけ摂取しない方が望ましい、こういった趣旨で、今回、出荷制限および摂取制限を指示したものだ。

[中略]

 ――摂取制限の理由。出荷停止の指示の際は、ただちに健康に影響を及ぼすものではないと言っていた。変わったのは、後に影響が出てくるということか。見解が変わったのか。

 いいえ。いま、もし食に供されていたとしても、直ちに何かの影響が出ないことはもとより、将来にわたって健康に害を及ぼす数値の摂取がなされるということは想定されていない。しかしながら、出荷制限の時点よりも、より大きな数字が出てきている。どの程度の量をとった段階で、そうしたリスクが生じるかについての可能性がより高くなっているわけであり、出荷にとどまらず、摂取についても念のため、今から差し控えて頂くことが望ましいということであり、いずれにしても食に供しても、健康に影響を現時点で及ぼす数値になってないが、将来に備えて、早い段階でということの意義が出荷と摂取では違っている。

 ――出荷停止だけの品目と摂取制限も出ている品目との差は、すでにタイムラグで出荷されているものがあるからという理由ではなく、あくまでも放射性物質の濃度、そういったものの違いによる差か。

 そう理解いただいて結構だ。


総合すると、たぶんこうなる。
間違っていたらご指摘ください。


今すぐ健康上の被害はないが、蓄積していくものなので、今のうちから控えた方がよいと判断し、出荷停止および摂取制限を要請することにした。
摂取制限も同時に要請したのは、蓄積を考えてのことで、既に市場に出回っている商品を摂取してはならないということではない。
摂取量が少ないのであれば既に出荷され市場に出回ったものについて摂取制限する必要はない。
ただ、福島や茨城の人は、出荷停止しても市場に出回らない商品を食する機会が多いと思うので、摂取制限に協力して欲しい。

不屈の精神

2011-03-23 13:33:27 | ブログ情報(News Release)
Sir. ハワード・ストリンガー
日本の会社を率いているだけあって日本人のことがよくわかっている。

日本人の「不屈の精神」を目覚めさせるもの。
それは確固たる「目的」。

「目的」を失った時の日本人の弱さは半端ではないが、「目的」が明確な時の日本人の頑強な精神力も半端ではない。

パンドラの箱にただ一つ残っていたもの、それは「希望」だった。

地震後の日本 パンドラの箱に残っていたもの・・「希望」

日本の”ネバー・ギブアップ”精神=ソニー会長 (The Wall Street Journal)
After the Quake, Japan Says 'Never Give Up'
http://jp.wsj.com/Japan/Companies/node_203094


英ウェールズに生まれ、米国籍になり、そしていま日本で働く私は、さまざま国の性格がそれぞれの運命を決することを目の当たりにしてきた。

 第二次世界大戦時のイギリスがチャーチル首相の下で強い意志力を発揮したことはよく知られているし、米国の今日の世界における指導的立場は、創造力や独立心に富むことで有名な国民性によるものだろう。

 日本の人々はいま大きな試練に直面しているが、きっと確固たる精神力で乗り越えられると私は信じている。まさに「不屈の精神」というフレーズがこの国で使われるように。

 英語で「ネバー・ギブアップ(never give up)」を意味するこの言葉は、特に極限の状態に置かれた時に当てはまる。マグニチュード9.0の地震と大津波、それに続く原発危機という相次ぐ困難に見舞われた日本で「不屈の精神」は、いまよく聞かれるフレーズだ。そこには粘り強さ、忍耐力、希望といった思いが込められている。

 日本で「不屈の精神」に負けず劣らず重要なのは、共通の目的意識だ。社会は隅々まで強いきずなで結ばれており、自らを守るだけでなく、助け合おうとする強い姿勢がある。海外のメディアは、被災者が救援物資の食べ物や水、ガソリンを受け取るために、落ち着いて忍耐強く列にならぶ姿に驚きの声を上げた。しかし、私にとっては、物資が尽きた時にも、彼らが暴動どころか文句も言わないとしても驚きはない。

 震災後の多くの報道は日本の人々が即発揮した沈着冷静さや強い意志、思いやりの心を伝えている。原発で、この先直接知ることもないであろう人々の命を救うために自らを顧みずに努力する勇気ある人たちがいることに世界は畏敬の念を持っている。食べ物を分け合う見ず知らずの他人同士、子供たちを守らなくてはいけないと赤子を抱きしめる父親――。

 これらの事例がどんなに勇気づけられ、心暖まるものであったとしても、いまの時点で、地震がもたらした破壊の甚大さは日本の人々にとって耐え難いものだ。村が消滅し、多くの人々が家を失い、避難所での生活を強いられている。医療従事者や器具、食料、水、電気、住まい、暖房、衣服に至るまで、すべてが不足している。日本に救援を送ることは日を追って重要になる。原発危機が深刻化すれば、救援もますます必要になる。特に、何千もの人々が避難しなくてはならなくなり、緊急の治療が必要になる場合にはだ。

 世界のどこに住んでいようと、被災地の姿をテレビやコンピューターで見たわれわれは皆、日本のために祈り、義援金を送るべきだろう。この大災害の現実をできるだけ早く終結させ、過去の記憶と呼べるようになるために。

 一方で、日本人は自らできるかぎりのことをして大災害に対処している。震災の日、多くのソニー従業員は会社で一晩を過ごした。自宅に歩いて帰るのに6時間かかった人もいる。被災地近くの施設も被害を受けた。

 ソニーもほかの多くの企業と同様、停電から交通機関の混乱や資材不足にいたるまで、さまざまな困難に直面している。しかし、ゆっくりとではあるが着実に再び軌道に戻りつつある。個人としても企業としても大きなショックから回復しようとしている。

 今回の危機の前にも、日本人は経済の低迷と景気後退に耐えてきた。世界第2位だった経済規模も3位になった。一部には、繁栄につきものな無関心のせいで若者が目的意識を失っていると指摘する向きもある。

 だがここ数日、目の当たりにしたのは無関心とは全くちがうものだった。それ故、日本人が持ち前の気骨と断固とした心持ちでこの試練と痛ましい犠牲から以前よりも力強く立ち上がるとわたしは確信している。新たな目的意識とともに。日本の人々はわれわれの支援を必要としているが、われわれも彼らから学ぶべきことは多い。

 どこにいようと誰でもいつか試練に立ち向かわなくてはならない時がくる。その時には、ここ1週間の日本人のように行動できると思いたい。品位と寛容の心とともに「不屈の精神」によって。


地元住民に対する「摂取制限」なのでは?

2011-03-23 13:14:20 | ブログ情報(News Release)
「摂取の見合わせ」というセンスのなさ (追記あり)(再追記あり)の続き。

「健康に影響ない」と枝野氏 野菜摂取制限で(47News)
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032301000380.html

枝野幸男官房長官は23日午前の記者会見で、福島県産の葉物野菜などを対象とする摂取制限について「出荷制限の時点よりも大きな(放射性物質の)数値が出ており、摂取を控えるのが望ましい。現時点で健康に影響を及ぼすような数値にはなっていない」と説明した。


こういうニュースが多いが、明らかに情報が不足してる。

「福島県産の葉物野菜などを対象とする摂取制限」は嘘ではないだろうが、これだけだと出荷制限の意味がわからなくなる。
これを聞いた消費者は「出荷制限しているものをどうやって摂取するのだ?」という疑問を持つはずだ。

「出荷制限」はリスクのある商品が市場に流通しないための施策だが、「摂取制限」はリスクのある商品が市場に流通していることを暗に示してしまう。
下手をすると「摂取制限」というフレーズが「出荷制限」に勝ってしまい、いたずらに風評被害を拡大してしまう可能性がある。

これは前回のエントリで書いたように、政府の意図は、出荷制限されて市場に流通していない商品を、地元住民が摂取してしまわないようにするための施策ではないか?

「福島県知事を通じて住民が食べないよう指示した。」


が正しい情報ではないだろうか。
政府には情報管理をしっかりしてもらいたい。


それとも、原発事故から今までに既に市場に流通したものを摂取するなという話かも?
だとすると、リーマンショック時のCDOみたいな話ですな。
家庭のものは買った時の産地を覚えていればよいが、加工食品などはそうもいかず。
しかも売れてしまってはもはや・・。
それでは「健康被害がない」と言っても信用されないので社会不安が高まる。

「摂取の見合わせ」というセンスのなさ (追記あり)(再追記あり)

2011-03-23 10:51:31 | ブログ情報(News Release)
首相、摂取・出荷制限を指示 福島県産ホウレンソウなど (日経新聞)

福島の一部野菜で高濃度セシウム 厚労省「摂取見合わせを」 (日経新聞)

同省は国の原子力安全委員会の助言を踏まえ「原発の事故が収束していない状態や、今後、さらに放射性物質が降下し、野菜などに蓄積する傾向がある」と判断。家庭に保管している分を含めて摂取の見合わせを呼びかけた。


発表全文を読んでるわけではないから2次情報を基にした意見だけれども・・。
(だれか1次情報ください)
「摂取の見合わせ」というセンスのなさ。

こんなメッセージ出されたら消費者側が混乱するのが目に見えているだろう。
摂取を見合わせることを消費者側に求めているわけだが、消費者は正確に摂取してよいものと、摂取すべきではないものを見分けることができるのだろうか?
別に行動経済学や心理学を持ち出すまでもなく、普通に考えると、正確に見分けることができないから、まるごと摂取を控えるのではないか。
消費者は福島県がNGで新潟県がOKとかわからないだろうに。
福島県と新潟県の県境から出荷されたものをどう考えるべきか。

いくら日本人の教育水準が高くて規律有る民族だとしても、これは日本人に頼り過ぎ。
以前から当Blogで主張しているように、基本的に民主党政府は「人」一人ひとりについては目配せ上手かもしれないが、組織や社会や国家といったものを全くわかっていない。
わかる人が幹部にいない。
だから「マネジメント」という概念そのものが致命的に抜け落ちていて、政府の潜在力を発揮させることができていない。

こういう政府にも関わらず、ボロが出ながらも日本という国が回っているのは、現場の人間の能力の高さ以外の何者でもないなと改めて思うのである。


【追記】

わかった気がする。
これも2次情報だが、おそらく「地元住民に食べないように指示をした。」が正しい情報なのではないか?

放射性物質検出された野菜、食べないよう指示 首相(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103230123.html


菅直人首相は23日、福島県産のホウレンソウや小松菜、キャベツ、ブロッコリーなどから暫定規制値を超える放射性物質が検出されたことから、福島県知事を通じて住民が食べないよう指示した。原子力災害対策特別措置法に基づく措置で、こうした摂取制限は初めて。また、同県知事を通じて出荷停止も指示した。


マスコミの不正確な報道が原因なのか、発表の仕方が悪かったのかは、情報がないのでわからない。

【再追記】
摂取制限指示「健康に害ないが念のために」 枝野氏会見(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103230185.html


枝野幸男官房長官は23日午前の記者会見で、菅直人首相が暫定規制値を超える放射性物質が検出された福島県産の一部野菜の摂取制限・出荷停止を指示したことについて、「現時点で一時的に食用に供されたとしても健康に害を与えるようなものではない。しかし、こうした状況が今後長期にわたって継続することが想定され、念のために早い段階から出荷を差し控えていただき、できるだけ摂取してもらわないことが望ましいという趣旨で指示した」と説明した。


同じ朝日なのに統一されないぞ。
官房長官、マスコミ次第で解釈が分かれる情報を出しちゃだめだよ。
情報管理ができていないぞ。
どれが正しい情報だ?

首相官邸と厚生労働省のHPを見てみたけど「出荷停止」はあっても「摂取制限」の話がなかった。
首相官邸のTweetを見ると、福島県知事に摂取制限を要求とあるが、やはりこれが正しい?

誰か情報ください。

今週末にも関東圏ではガソリン供給は平年並に戻る

2011-03-23 10:26:17 | ブログ情報(News Release)
ガソリン 関東ではかなり回復(河野太郎)
http://www.taro.org/2011/03/post-956.php

既に出荷量は戻っていることから、今週末には、関東圏のガソリン供給量は震災前の水準に戻るそうです。
情報不足による混乱時には、こういう情報を拡散していく必要があります。

報道で取り上げられるのは、放射線量の話のように不安感を煽る情報ばかりで、ニュースにならないネタはどれだけ有益な情報でも報道されません。
最近、NHKスペシャルでなぜ日本人は戦争に向かったかというテーマでマスコミの体質が取り上げられていたが、今も戦時体制時から全く変わっていないですね。

不安を煽る → 人々は情報を求める → 新聞部数&視聴率 UP → 不安を煽る → ...

首都圏の給油所は行列解消