進化する魂

フリートーク
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人手より兵站のプロの手腕に期待

2011-03-22 17:05:54 | ブログ情報(News Release)
今さら私のような素人ごときが意見することではないのですが、被災者への支援物資が基地に大量に積まれたまま届かないこと問題について。

当初から予想されていた問題ですが、今後さらに現場から「足りない」「足りない」というコメントが寄せられるので、余計に全国から支援物資が届くわけで、不足していたはずのものが余り始めたりします。

報道を見ていると物資不足の問題ばかりが取り上げられますが、全くといっていいほど補給戦略が見えてきません。
補給基地からラストワンマイルのリーチが足りていないが、それを解決する手立てがあるのかどうかです。
(実はあるのかもしれません、当Blogでも自衛隊のスキームを取り上げました)
Twitterなどを使って物資に関する需給のマッチングサイトなどが立ち上がっていますが、これはあくまでも補給を補完する性格上のもので、このシステムに頼っているだけでは問題は解決できません。

被災報道を見ていて、戦線が伸びきった時の兵站の維持がどれだけ大変か身に染みてよくわかります。
こういう時に戦略無き補給作戦を実施しても必ず失敗に終わります。
人手が足りない前に戦略が足りていないのです。
兵站の確保は戦力運用の中で最も重要なテーマであり「戦略のプロは兵站を語る」とよく言います。

支援物資が必要な人々は、30万以上の避難生活者の他に、その周囲に数倍いると思われる自宅待機者ですが、まず最も重要なのは、この全ての位置・必要な物資内容・在庫状況・支援を必要としている人員構成などを捕捉できているか?という点です。
地方の行政機関が機能不全に陥っているので出来ていないというのなら、自衛隊・警察・消防・米軍・地域消防団などの情報を一元化するとともに、ここに戦力(ヒト・モノ・カネ)を大量投入することです。
これは戦争と同じです。
情報戦で負けていては話になりません。
正確で迅速な情報が勝負の分かれ目です。

"ほぼ"軍隊の自衛隊が指揮をとっているのであれば、兵站に関する戦略もプロが立案していると願ってやみません。


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