進化する魂

フリートーク
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モギケンに賛成2

2011-03-04 12:30:59 | ブログ情報(News Release)
モギケンのブログからコピペします。
何度も書くが、今回の事件で私が何よりも驚いたのは京大のとった行動である。
「京大!お前もか!」という気分である。

京都大学等におけるカンニング事件について(茂木健一郎)
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2011/03/post-6403.html

[前略]

入学者をどのように選考するか、という問題は、「大学の自治」の根幹にかかわるものと考える。どのような資質を持った人から、大学を構成するかということは、大学における学問、研究、教授の基礎をなすものであり、大学が、もっとも大事にしなければならない点である。

[中略]

京都大学にあこがれ、志願をしてきた学生が、心の弱さから「カンニング」をしてしまった。その時に大学側がとるべき対応は、入試で不合格にすると同時に、前途ある若者が未来に向き合えるような配慮をすることではないか。「偽計業務妨害罪」という罪名の下に、「警察に突き出す」ことが、大学人のやるべきことだとは私は思わない。

今回、カンニングをした学生を特定するために、被害届けが必要だったという論を聞く。これも疑問である。報道された複数の大学を共通して受験している学生を、大学間で情報を共有して割り出せば、少数の候補を特定できたはずである。さらに、インターネット上で寄せられた回答と入試の答案を比較すれば、その類似性からかなりの確率で受験生を特定できたものと推定される。最終的には、大学側が学生から事情を聞いて、事件を処理することは可能だったし、またそうすべきだったと考える。

 たとえ、大学側が受験生の特定に役立つと考えて被害届けを出したとしても、特定できた時点で被害届けを取り下げることはできたはずである。上に述べた、未来ある若者を教育する立場の大学としては、そのような迅速な対応をとることが可能だったし、またそうすべきであった。

 今回のカンニング事件の特徴は、インターネット上で問題が提示され、そして回答されたというものである。その手法が新しいものであったから、世間的な注目を浴びることとなったが、カンニング自体は発覚しないものも含めてある程度の数が行われているものと推定される。そして、「通常のやり方」によるカンニングが発覚した場合、今回の事件のように「偽計業務妨害罪」での被害届けが出されるかと言えば、必ずしもそうではないだろう。

 今回の受験生が、その手法の「目新しさ」ゆえに「警察沙汰」になってしまったとすれば、他の事例と比較しての公平性の点からも、はなはだ疑問だと言わざるを得ない。