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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

放射線量の推移について

2011-03-25 22:20:23 | ブログ情報(News Release)
これを見ると明らかに降水量と放射線量に相関が見てとれる。
因果関係とまではいえないが、相関は間違いなくありそうだ。
やはり雨が放射性物質を運んでくるからか。

放射線量率と降雨量(アメダス)データ:東京(新宿)
(佐野雅己)
http://daisy.phys.s.u-tokyo.ac.jp/npp/Tokyo_Amedas_Radioactivity_20110321.png




上図と金町浄水場の放射性ヨウ素の値を見ると、やはり雨の影響が考えられる。
金町浄水場が下がっているのに、朝霞浄水場の値が上がっているのは、なぜだろう。
水系の問題だろうか。

都内の水道中の放射線調査結果グラフ
http://211.135.255.176/




下図は宮城の放射線量の推移だが、水素爆発やベントの後、下降傾向なのがわかる。
雨などによって拡散地域は広がってはいるが、全体としてみると放射線量は落ちてきているとみていいのだろうか。


ニュースをネタに変換する

2011-03-25 21:03:00 | ブログ情報(News Release)
笑ったやつをいくつか。
2ちゃんまとめサイトってニュースをネタに変換するすごいシステムだよね。

【画像あり】 東京でさっそく「水の買占め」が深刻化 これはひどい(ニュース2ちゃんねる)
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1378.html



123:名無しさん@涙目です。(関西地方) :2011/03/23(水) 14:29:50.20 ID:EKpKGhmDP
残り272個だ!急げ!
http://item.rakuten.co.jp/soukai/9000000345676/



696 :名無しさん@涙目です。(東京都) [] :2011/03/23(水) 14:47:01.03 ID:8LdoK8Yv0 >>123
売り切れたw

697 :名無しさん@涙目です。(熊本県) [↓] :2011/03/23(水) 14:47:02.12 ID:WRtHe9If0 コントレックス売り切れたwww
はえーーーーwww



819+21 :名無しさん@涙目です。(愛知県) [↓] :2011/03/23(水) 14:49:12.25 ID:M+1YppaT0 (5/5) [PC]
コントレックス - wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

製品表示には「乳幼児の飲用はお控えください」との注意表記がなされている。
製品表示には「乳幼児の飲用はお控えください」との注意表記がなされている。
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wwwwwwwwww


887:名無しさん@涙目です。(埼玉県):2011/03/23(水) 15:06:49.34 ID:2fuLqJLy0
>>501
これは腹痛いw


ひぃ、腹いたい!
当Blogでは東京都の会見の速報が入ったところで『大馬鹿野郎!混乱させたいとしか思えない。(追記あり)(再追記あり)


そして、また飲料水が消えるよ・・。
コントレックスしか置いてない状況再びですか。


と予測したのだが、コントレックス売れ切れですか。
乳幼児の飲用だけではなくて、大人が飲んでびっくりだけどねww
飲むところを想像すると笑える

まさに溺れる者は藁をもつかむ・・


外国人「日本すげええええええ」 地震で壊れた道路をたった6日で直した日本に驚く(ニュース2ちゃんえる)
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1384.html


■はっきり言うぜ。日本人は地震で壊れた道路を6日で直す。一方、アイゼンハワー高速道路は6年経っても、修理中!


■日本は、インフラ整備に手早い。だって、いろんなものに備えなきゃいけない国なんだから。台風、地震、津波、ゴジラ、ロボット………。


■日本は、「10人の監督が1人の労働者が作業するのを見張る」方式は採用してないんだな。
これは、わが国では大変に人気がある方式なんだが。


■「やめろ!一生懸命働くんじゃない!オレたちが怠けてるように見えんだろ!」テキサス運輸部門より。


アメリカらしさが出ていて笑える

なぜ、オカンはデマを真に受けるのだろう

2011-03-25 20:30:32 | 社会
すばらしい考察。
これを読んで、私は誰に向かってブログを書いているのだろう・・?と思わざるを得なくなった。
う~む。。

なぜ、オカンはデマを真に受けるのだろう(kobeniの日記)
http://d.hatena.ne.jp/kobeni_08/20110324/1300982184


[前略]

うちの親世代は、学生運動だってやった世代のはず。むしろ私たちよりも、社会の動きに対して敏感で、意識も高いのかと思ってました。そんな人たちが、あわててトイレットペーパーやら、とろろ昆布を買い占めるなんて、なんだかエキセントリックすぎませんか。よくわからないので、とりあえずオカンに質問してみました。


それで一応たどりついた、ひとつの解が、これです。


「オカン達の世代は、国や政治家を信用していない。
(それに対して不正を暴くマスコミや、異論を呈するスピーカーには、一定の信頼を置いている)」

「私達の世代は、誰も信用していない。
(しいて言えば、専門家とか、「自分が信頼できる人が信頼してる人」を信頼する)」


オカン曰く、彼女たちの世代(といっても、全員がそうではないと思いますが)は、基本的に主要な情報は、国や政治家は隠しているはずだ と思っている。なので、公式ルートから来る情報?つまり、枝野さんが言う「物は安定供給されているので買い占めするな」等?は、基本的に信頼してない。なので、別ルートから入ってきた情報(別ルートならなんでもいい、というところが謎なのですが、それは近所のオバサンの憶測かもしれないし、週刊誌の煽り記事かもしれない)の方を信用する。

で、私たちの世代(もちろん、これも人によりますが)がどうかと言うと、別に国や政治家に全幅の信頼を置いているわけではないが、「主要な情報をひた隠しにするのは不可能だろJK」と思っている。誰が発信元であろうと、間違った情報が流れた場合、webを見ていればリアルタイムで「デマでは?」→「デマでした」と訂正されていくことを知っているため、最終的には正しい情報だけが残るだろうと思っている。

[中略]

国や政府の言うことを鵜呑みにしない、というリテラシーまではあるのに、その次に「みのもんたの言うことは鵜呑みにする」みたいなところが、ちょっと(いやかなり)不思議ではあります。

[中略]

仮に「ほうれん草食べない」などと言っているのがオカン世代であるとしたら、webで「買い占めないで!」とたくさんRTするだけでは、あまり本質的な解決にはならないだろうな。と思ったりします。

[中略]

マジメな話、今後、風評被害や差別を防ぐといった点では、みのもんたとか綾小路きみまろとか、イ・ビョンホンとかにも頑張ってもらいたいところです。


フクシマ50

2011-03-25 19:57:16 | ブログ情報(News Release)
なんで日本の報道ではこういう写真が出てこないのよ・・。
いくつかは見たことあるやつだけど。
別に悲惨な写真でもないから出せると思うのだけど、ここにも報道規制があるの?

First pictures emerge of the Fukushima Fifty as steam starts pouring from all four reactors at the stricken nuclear power plant(Mail Online)
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1369216/Japan-nuclear-crisis-Fukushima-Fifty-pictures-inside-nuclear-power-plant.html

科学技術というのはどうしようもなく現実で、決して夢物語ではない

2011-03-25 17:15:14 | 社会
急いで書いたのでまた後で修正する可能性があります。

批難覚悟で・・・・(藤波心)
http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html

藤波心さんというアイドルのブログが注目を集めているそうです。
読んでみると「原発」に関する内容で、とても中学2年生とは思えない知性的なものです。

彼女は「反原発」のポジションをとっているため、私とは意見が逆なのですが、ただ主張はよくわかります。
昨日取り上げた内田先生と基本的には同じスタンスです。
いわゆるブラックスワン的な観点で原発を考えているわけですね。
原発というのは、(確率は低いが遭遇すると大損害を被る意味での)テイル・リスクを軽視してベネフィットを得ようとする行為だと。
しかし、その結果として稀ではあるが、長年のベネフィットを一気に吹き飛ばす大損害を被ることがあり、まさに今がそれであると。

そうした認識に立って、内田先生や藤波さんが提唱するのが「原発停止」。

首都圏にお住まいのみなさんであれば、「原発停止」したら経済活動が停滞するのは、今回の計画停電で嫌というほど理解したと思いますが、内田先生や藤波さんは「それでいいんだ。」「ライフスタイルを変革するんだ。」「新次元の生活様式を手に入れるのだ。」と主張しています。

私は、その考え自体を否定するつもりは全くありません。
なぜなら、私自身も「現状の生活が最高」などと考えているわけでは全くないからです。
より幸せな人生を歩めるのであれば、そうしたいと日々考えています。
そして、それが「原発停止」によって得られるのであれば、賛成です。
しかし、私にはどうしても"今"「原発停止」することによって、より幸せな人生が歩めるとは思えないのです。

少なくても、今「原発停止」すれば東北地方にて被災された方々への復興支援は大きく後退すると思います。
「原発停止」を実施してしまえば、電力供給が低下しエネルギーコストは跳ね上がり、結果として生産活動が停滞し、物資の供給も停滞します。
藤波さんが援助した物資の調達も、これまでの経済活動があればこそ可能なのです。
単に貧しくなるというだけではなく、日本国内の産業は空洞化し、雇用は失われ、失業者が街に溢れ、社会情勢は不安定化し、治安も悪化していくでしょう。
私には、それが認められません。

内田先生や藤波さんは「そうはならない」というのかもしれませんが、「そうはならない」保証はどこにもありません。
「そうあって欲しい」というだけでは、「想定外」を言い訳にする専門家と同じレベルの議論でしょう。
どうして日本人は貧しく賢く生きれるとお思いになられるでしょうか。
そんな保証がどこにありますか。
「想定外」に結果が異なったらどうしますか。
「想定を超える変化が・・」とか言い訳をするつもりですか。
原発の即時停止など絵空事にしか聞こえない提案です。

将来、原発のない世界を作ることができるかもしれませんが、そこまでの道のりは決して短くはならないはずです。
真っ当に考えれば自然と物事には段階というものがあることに気づくはずです。
この現実の世界は、即座に結果が得られるような簡単な仮想世界ではないのです。
小さな出来事がやがて大きな変化を生み出す力になることもありますが、それにも時間が必要です。
宇宙の法則からはみ出して飛躍することは誰にもできない。
「時間」が何かという点について物理学者も哲学者も完全な答えを持っているわけではないですが、でもすくなくても我々が現実だと思っている世界には「時間」というものが関係しています。
残念ながら文学者や理想主義者たちには、「時間」という概念が少し欠けているように思えます。

ついつい人間という生き物は、問題が一気に解決する方策を好みます。
しかし、現実の問題というのは様々な要因が複雑に絡んでいるため、簡単にはいかないことの方が多いのです。

「原発の即時停止」などの意見を聞くたびに、まるで、日米安保に対する平和主義者の主張のようだと思います。
「軍隊はいらない」「戦争反対」「米軍は出て行け」
言うのは簡単ですが、どうやって実現するかは簡単ではありません。
「平和」を叫ぶだけで争いことが止まるなら、どうして世界中で戦争がなくならないのか。
誰だって戦争を望んでいるわけではないのにも関わらずです。
私には「原発の即時停止」と「米軍の即時撤退」は同じ構図に思えてなりません。

この議論に答えが出た験しがありません。
地に足をつけた議論が展開されない限り「安保」と同じく「原発」も永久に続く議論となるでしょう。


★★★★★★★★★★★★

(この話はある本の内容を独自に脚色したものです)

少し前の話です。
米TIME誌が「20世紀の人物」を選びました。
その人物は「アルバート・アインシュタイン」でした。
それを見た人々は「?」と思いました。
確かにアインシュタインの業績は大きいが、しかし相対性理論は彼が発見しなくても5年以内に発見されたであろうといわれているものです。
20世紀を代表する人物としてアインシュタインが選ばれるのはよことなのだろうか?
皆が、他にも選ばれるべき政治家や活動家がいたのではないか?と思いました。

TIME誌の真意を確かめたところ、あることがわかりました。
TIME誌は20世紀の重要人物をピックアップして、その中からアインシュタインを選んだのではなく、20世紀を代表する産業として「科学技術」を選んで、その中から代表的人物としてアインシュタインを選んだのです。

20世紀は科学技術が飛躍的に革新しました。
しかし、20世紀は本当に科学技術の世紀だと言ってよいのでしょうか?

実は、これは人々の心理を如実に表していると言えるでしょう。
人々は生まれながらにして科学技術への罪悪感や不安、恐れといったものを抱いているのです。
原始的な生物だった時からつい1世紀ほど前まで、長らく人類が使用可能だったエネルギーは些細なものでした。
コントロール可能なレベルのエネルギーしか使ってこなかったのです。
それが20世紀に入って人類は莫大なエネルギーを手にしました。
人類は、先天的なものとして、このエネルギーの使い方を知りません。
人類が科学技術とエネルギーをコントロールできるのだとすれば、それは生まれた後、科学技術に関する教育によってのみ可能なのです。
科学技術をコントロールする力は、生まれながらにして備わっている能力ではないのです。

ゆえに、科学技術に関わる者を教育する養成機関(特に大学)では、必ず「科学技術倫理」といったものを必修にし、初めに叩き込むことにしています。
科学技術に関わるということには訓練が必要なのです。
(訓練されていない者が科学技術について語る時に説得力がない理由でもあります。)

人類は科学技術の力を手にしました。
これを即時破棄することは文学や夢物語としては面白いですが、現実ではありません。
我々は現実に直面し、そして現実に向かっていかなければならない。
科学技術者たるものは、こうした認識のもとに、日々現実(過去・現在・未来)に立ち向かっているのです。
たとえ、将来的に破棄する方向へ向かうとしても、今立ち向かっていくべきものがあるのです。

そうした認識に基づくと「原発の即時停止」などというものが実に非現実的な絵空事なのだと思えるのではないかと、私は思います。

あくまでも私の意見です。

問題は「単なる作業の落ち度」ではない

2011-03-25 14:36:31 | ブログ情報(News Release)
作業員被曝は「基本的な作業の落ち度」 海江田氏が苦言(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103250271.html

東京電力の福島第一原発3号機で3人の作業員が被曝(ひばく)した問題で、海江田万里経済産業相は25日の閣議後会見で、作業中に放射線をチェックする職員が同行していなかった点について、「かなり基本的な作業の落ち度。人繰りの問題で入っていなかった。大きな基本的なミス」と語った。さらに「原則、(放射線をチェックする職員が)立ち会っての工事。原則は守っていただかないと」と苦言を呈した。


問題の本質が見えていないな。

経済評論家にはマネジメントがわからんか。

民主党にはマネジメントのわかる政治家があまりいない。

「かなり基本的なミス」がなぜ起きてしまうのか。

ルールを守らなかったから?

ではなぜルールを守れなかったのか。

いや、「なぜ守らなかったのか。」が正しい問いだ。

「ルールを守ることに意味がなかったから」ではないか?

平時に作られたマニュアルが非常事態にまるで役に立たないことなど腐るほどある。

避難訓練通りに避難所に逃げ込んだが、避難所まるごと津波に流されてしまったケースも今回あった。

事前のケーススタディは重要だが、本当の問題は、問題が現実になってみないとわからないものだ。

だから非常事態に必要なのは、事前の準備とともに柔軟で弾力的な運用だ。

その時、マニュアルを超えた部分で組織の規律を維持し、潜在力を余すことなく発揮させ、組織に成果を上げさせるものがマネジメントだ。

現場を無視して「ルールを守れ」などと言っても作業効率が低下し、結果として成果を落とすだけで、過剰コンプライアンスにも繋がる有害無益な命令だ。

レベル5でもレベル6でもどっちでもいいよ

2011-03-25 10:48:15 | ブログ情報(News Release)
福島第一原発事故、スリーマイル超えレベル6相当に(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103240465.html

今になってレベル5からレベル6になったことについて騒ぐ人たちがいるが、少なくても私の知っている限りネット上では「スリーマイル以上、チェルノブイリ未満」が主流で、初めからレベル6ではないかと言われていた。
状況証拠を積み重ねるだけでも十分レベル6を想定することはできたし、そもそもレベル5でもレベル6でも現場の実態が変わるわけではないので、現時点でそういう分類があまり重要とも思えず、当局の発表に逐一反応する理由がない。
騒ぐのはニュースが欲しい報道機関だけ。
国内と海外での評価結果の違いも指摘されているが、状況は何も変わらないのだったら意味が無い。
レベルが変わると退避エリアが変わるとか支援内容が変わるとか、輸出規制が行われたりするのであれば、意味があるだろう。
知っている人がいれば教えてください。

それと、内田先生がいつものトーンで次のようにつぶやいていらっしゃるのですが、「想定内の条件での操業なら安全だ」などと主張している人がいるとは思えません。
少なくても科学技術者なら「想定内」という言葉が如何に力が無い言葉かをみな理解しています。
なんらかのシステムを設計した経験のある人なら誰でもわかっているが、この世界に起きるすべてについて想定し尽くすことなど不可能という認識が基本中の基本。
その上で、想定外のことをどう想定していくかに頭を使っているわけだから、かなりピントがずれている意見と思われます。
そういう意味で「想定内の条件での操業なら安全だ」と言う人がいるなら、ほんの極一部のカルト集団だけでしょう。

この期に及んで、まだ福島の事故は想定外の災害だから、想定内の条件での操業なら安全だという主張をなしている人がいます。それは同語反復でしょう。


昨日のエントリでも書きましたが科学技術者達はみな次のように考えているのです。
世界に冠たるブランド「FUKUSHIMA」誕生

 私たちは科学の力で、この人類の発展と平和を築こうとしてきました。しかし、残念ながら原子力に関しては、原爆という兵器の開発が先行しました。そのために、原子力の平和利用という原発は常に負のイメージをもって推進されてきました。科学に善し悪しはありません。しかし、科学には善悪は判断できないとしても、事故は付き物です。科学の限界も当然あります。ヒューマンエラー、人のエラーも積み重なります。科学は単に原子力工学だけではありません。医学もそうです。あるいは経済学にしてもそうです。政治学もそうです。科学はありとあらゆる学問体系を含みます。その根幹は皆様方が持っている生き様、哲学です。そして、宗教学です。こういうものを全部含めたものが科学です。その科学が作り出した原子力発電所の過ちや事故を、じゃあ誰が清算し、誰が元に戻すことができるのでしょうか。それはやはり、科学の過ちは科学でしかコントロールすることはできません。これは人間の性です。人間の守備範囲である、自分たちが作り出した物に対しては自分たちで責任をとるという必要があります。

やはり福島原発の作戦本部は十分に機能していないのではないか?(追記あり)

2011-03-25 10:21:38 | ブログ情報(News Release)
さきほどのエントリ『福島原発の現場の作戦本部は十分に機能していないのではないか?』の続き。

頂いたコメントと、その後調べた情報と総合すると、何らかの理由で水溜りに核物質(プルトニウムだったら衝撃的・・)が混入していたのだが、それを知らない作業員が十分な防水装備をしないまま、そこで作業をしていて「ベータ線熱傷」にかかってしまった。
ということなのでしょうか?

被曝現場水たまり、通常の冷却水の1万倍濃度の放射能(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103250091.html

現場の水たまりから、通常の原子炉内を通る冷却水の約1万倍の濃度の放射能を検出したと発表した。原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールにある燃料棒が損傷している可能性が高いとしている。


被ばく作業員にベータ線熱傷恐れ(読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/742/a6c93f7141163036c639572010935094.html

まっていた水に放射性物質が含まれていたとみられる。病院に運ばれた2人は、はいていた短靴の上部から水が入り、くるぶしの深さまで水につかっていたという。ベータ線熱傷は軽い痛みや水ほうを伴うが、病院に運ばれた2人に外傷は認められていない。残りの1人は長靴をはいていた。

 東電によると、放射性物質を含む水がどこから流れてきたかは不明だという。



長靴はかずにプルトニウム混入した水溜りで作業・・どうなっているんですが現場のマネジメントは?!!
現場の作業員がいくら勇敢でも、彼らを神風特攻隊にしてはならないでしょう!!
しかも、なんでこのニュースを報道機関は単に垂れ流しですか?
物凄い危険な情報ですよこれ!!
マネジメントがうまく機能していない可能性があるってことですよ!
ハインリッヒの法則ではないですが、こういう問題が起きるということは他に30倍の問題が起きている可能性がある!

(マネジメントが存在しない報道機関に訴えかけても無駄か・・)


【追記】


詳しい状況が入ってきました。

まず、靴以外は防水装備が整っていたようだ。
それで1人は長靴だったが、2人は短い靴だった。

作業員2人は足を局所被曝 千葉の専門医療施設へ(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103250180.html

2人は、部屋が暗くて床に水がたまっていたのに気付かず、くるぶしまで水に漬かった状態で数十分作業を続けたという。下着にしみ込み、ひざ下の皮膚に高い放射能を帯びた水が付着し、局所的に被曝をしたとみられる。


つまり、作業員は防護服を着ていたり部屋が暗かったため、明日が水に漬かっているか気づかなかった。
気づいたのは水が染みてからだった。

おそらく考えられる状況としては、こういうことだろう。

まず、今回の作業中に水溜りに漬かることは想定されていなかった。
マネジメントとしては、仮に水溜りがあっても、それに気づければ避けることができると思っていたので、作業員の靴に関する厳重なチェックは行わなかった。
もしくは、作業員が所属していた組織の方でチェックが行われるはずだろうと思っていた。
だが、チェックは行われなかった。

これはどんな分野でも、日本組織では特にありがちなチェック漏れで、責任分担が曖昧だった可能性がある。
マネジメント側とすれば、作業員側の責任においてチェックされるべきだったが、作業員側としてみればマネジメント側からの「靴」の通達がなかったのでチェックしていなかった。
その上、通電しておらず屋内が真っ暗なため、作業員が水溜りの存在に気づけず、被曝してしまった。

事故というのは、こうして複数のミスが複合的に絡み合と起きるのだが、今回の事故は危機管理能力が高ければ防げた問題のはずだ。
こういう危機管理状態でも、(古くは戦国時代から同じらしいが)日本帝国陸軍よろしく各部隊の独立性が尊重されているのかと思うと、福島原発について少し心配になる。
軍隊ではないからそもそも指揮系統が急ごしらえな上、現状に合わせた非常時マニュアルが存在しないのかもしれないから混乱している可能性もあるが、作戦本部はもっとマネジメントを意識して、全部隊の統率に指導力を発揮して欲しい。
ただ・・指揮できるリーダーもしくはマネジメント・チームがいるのか?という点が甚だ怪しいのだが。

症状としては、局所被曝で被曝量がさほど大きくないと思われるので、症状は軽微のようだ。
これはよかった。

2人が上半身に付けていた放射線量計の値は173~180ミリシーベルト(シーベルトは放射線の人体影響を表す単位。緊急作業時に浴びる放射線の限度は年間250ミリシーベルト)。ただ、その後の調査で、水面での放射線量は毎時400ミリシーベルト、水の外で毎時200ミリシーベルトだった。2人の足の被曝線量は不明だが、かなり強い放射線を浴びたとみられる。

 鈴木元・国際医療福祉大教授(被曝医療)は「放射性物質の含まれる汚水が皮膚につくのは危険。乾燥すると被曝線量が増える」と言う。

 東電は、2人の足に、放射線の一種(ベータ線)を浴びてやけどのような症状になる「ベータ線熱傷」が起きる可能性があるとみている。放射線の量によって症状の出る時期はずれるが、通常、被曝1~2日後に皮膚が赤く腫れ、1~2週間後から水ぶくれやびらん状態など、やけどのような症状が起きる。

 治療は基本的にはやけどの治療と同じ。患部を清潔に保ち、皮膚が再生するのを待つ。

 皮膚の再生能力が傷ついたり、やけどの面積が広かったりする時は、皮膚移植をすることもある。

 島崎修次・日本スキンバンクネットワーク理事長(救急医学)は、「よほど大量に被曝したのでなければ、局所被曝の場合、皮膚から病原体が入り込んで感染症にならない限り生命にかかわることはない」と話す。

福島原発の現場の作戦本部は十分に機能していないのではないか?

2011-03-25 09:52:06 | ブログ情報(News Release)
東電副社長、作業員の被曝「水が足にかかったようだ」 (日経新聞)

この事故について速報は昨日のうちに得ていたが、内容を把握していなかった。
今日朝TVをつけると「ベータ線被曝」とテロップが出てるじゃないか。

私なぞは放射線の専門家でもなんでもないが、物理に素養のある者なら、これを見て違和感を感じたはずだ。
思わず「は?」とつぶやいてしまった。
即座に「?」が10個くらい頭の中を駆け巡る。

(報道番組内で誰も突っ込んでなかったのにさらに驚いた。どんだけ・・)

これまで福島原発の放射線の危険性について話をする時、自然とガンマ線と中性子線の話なのではないかと勝手に前提を置いていた。

なぜか?

ガンマ線と中性子線は透過性が高く、分厚い鉛の壁などでないと遮蔽できない(中性子線はそれでも無理か)が、ベータ線だと防護服などで防御すれば遮蔽可能だ。
ベータ線で被曝したということは、適切な防御をしていなかった可能性が高い。
とすると、現場で働く作業員達のリスク管理が滅茶苦茶なのではないかと危惧される。

まさか・・この期に及んで、福島原発でマネジメント不足ですか?!

この状況下で作戦を統括する司令部のガバナンスが効いていないのではないか?

と、信じられない状況なのではないか。
いや、きっと日本帝国陸軍の伝統よろしくマネジメント力不足を現場の作業員の規律によってカバーしているに違いないと思わずにはいられない。
信じたくはないが。

「水から被曝」という情報だけから勝手な推測すると、作業員の装備は防水効果が弱いのだが、作業員はそれを知らずに果敢にも作業を続けた。
ところが、実は自分たちの装備の防水効果が低いことが後からわかった。

というのではないか。
とりあえず、これから情報を集めたいと思います。

街角の風景(東京)

2011-03-25 00:02:56 | ブログ情報(News Release)
今日は仕事帰りに外食したのですが、街角を眺めてみると東京の計画停電の対象ではない地域では賑わいがだいぶ戻ってきたようです。
居酒屋の中にも人が入り始めています。
JRのダイヤが平常に戻ったことと、停電でダイヤが狂わないようになってきたことが大きいと思います。
当Blogでも震災直後に書きましたが、電車の輸送能力の低下が首都圏の経済活動のボトルネックになるということですね。
首都圏で働く人々にとっての悩みは「ちゃんと帰れるか」で、停電しても帰れることがわかったので、自宅が停電すること自体はたいした問題ではないのです。
(慣れてきたというのもあると思いますが)


ちなみに私が使っている通勤電車はまだ全快していないのでラッシュがひどくてまいります。

ただ一方の仕事の面では、自宅だけではなく職場が停電してしまう人が結構いることは問題です。
自社はよくても相手の会社が停電で動けなくなるといった問題も発生します。
また生産拠点は郊外にある場合が多いですから、こういうところが計画停電の対象になると本社は機能しても工場が動かず仕事にならないというパターンも少なからずあると思います。
1日に計画停電が2回ある生産拠点は、その日休みにしていたりするそうです。
計画停電がボディーブローのように徐々に経済活動の停滞に効いてくると思います。
平日を休みにして、休日出勤という形態もかなり出てくるでしょう。
企業もまだ今回の震災による損失や影響を把握し切れていないのが実情で、今後どんなことが起きるかウォッチが必要です。


私も自分の今後の仕事にどのような影響が出てくるか読めていません。
正直怖いですね。

帰宅時間に関してですが、今週の初めくらいまではみなさん帰宅が早かったのですが、徐々に分散されてきているように感じます。
仕事し始めたということでしょう。
こちらも元に戻りつつあるという感じです。

ただ、相変わらずコンビニやスーパーでは品薄状態が続いています。
パンやカップ麺はだいぶ戻ってきてますね。
ガソリンが回復したことで物流が動き出して元に戻るとは思うのですが、これは来週以降でしょうか。

とりあえず震災から2週間で、計画停電などの影響で完全とはいかないまでも首都圏は落ち着きを取り戻しつつあります。