東大の早野氏のTweetを見て、確かにその通りと思う。
今問題となっている放射性物質の拡散の原因が、福島第一原発で起きた爆発なら、シミュレーションによって汚染の全体像が見えてくる。
今の状態では限られた点の情報しかなく、拡散地域、時系列的予測などが全く掴めない。
全体像が見えてくれば、問題の把握と今後の計画策定に役立てられる。
誰か電気の問題があるので西日本のスパコン(地球シミュレータとか)を使ってシミュレーションやって欲しい。
事業仕分けで吊るし上げられたスパコンは名を上げるチャンスだ。
100年とか1000年に一度の機会をうまく使わないと、その優位性を生かせない事業は今こそがんばれ!!
さっきtweetした山形先生の図は,公表データをアニメーションにしただけ.僕は「水素爆発のあと,どこにどれだけヨウ素が降ったか」などというSPEEDIの計算を見たい.それなら「予報」じゃないから,公表を躊躇する理由はないはず.水源への影響などの理解が圧倒的に進みます.
(点から面へ.限られたいくつかの場所での測定値だけから全貌を掴むのは困難.点から面,現在から未来,放射線汚染の全貌把握は,コンピュータ・シミュレーション抜きには考えられない.その道のプロには,今こそ頑張っていただきたい.やりたい!という若い人の声が僕にも聞こえてくる.)
(今も続いている連続放出と,何度か起きた爆発に伴う放出.その環境汚染度合いの比率を推定することが大事です.爆発が主ならヨウ素問題は長くは続かない.判断には専門家によるシミュレーションが欠かせない)
風速,風向のデータを使い,福島での爆発やベントと,福島,山形,仙台 ... のデータに見られる急激な上昇の因果関係を推定する.そして(SPEEDIなど駆使して)その影響が,どの範囲に及び,放射性物質による汚染量を定量的に見積もる.是非必要.でも,僕の専門範囲を超えている.
でも今こんなことが起きているらしい・・。
にしても、こういう問題情報がすぐ手に入るいい時代になったなぁ。
SPEEDI、公開できませんっ!?(河野太郎)
http://www.taro.org/2011/03/post-957.php
緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)というシステムがある。緊急事態が発生した際に、気象観測情報、アメダス情報と放出核種、放出量等の情報を入れることにより、六時間先までの希ガスによる外部被曝線量や甲状腺等価線量などをシミュレーションすることができる。
事故発生後から、この情報の開示を自民党の対策本部として政府に求めてきたが、全く開示されない。
その一方で、ある海外メディアからSPEEDIによる計算結果の二次元表示を見せられて(つまりリークか?)、なぜ、これが公表されないのかという質問を浴びる。
それが本物かどうかもわからないため、昨日22日は答えられず。
23日朝9時から、官邸、文科省、原子力安全委員会にそれぞれ電話するも、三者ともそれぞれ自分に公開する権限はないと力説するだけ。
このシステムを持っているはずの文部科学省に、「原発の緊急事態のSPEEDIに関する情報の担当部署をお願いします」と電話すると、「原発に関する情報はスピーディにお出しするようにしています」。思わず、頭に上っていた血が降りてきた!
十数分後に事務次官室に電話が回され、何度目かの「SPEEDIの担当部署をお願いします。」「少々お待ちください」と言われ、待たされていると、スピーディってどこの部署と電話の向こうで騒いでいる。ようやく回されると、「3日前から原子力安全委員会に移りました。」
その原子力安全委員会も官邸も誰が開示できるのかまるで把握していない。
あげくのはてに、「事故で情報が取れないので正しい数値を入力できず、どれだけ意味のある情報になっているか」。本来、事故のための「迅速」影響予測システムのはずなのに。
今問題となっている放射性物質の拡散の原因が、福島第一原発で起きた爆発なら、シミュレーションによって汚染の全体像が見えてくる。
今の状態では限られた点の情報しかなく、拡散地域、時系列的予測などが全く掴めない。
全体像が見えてくれば、問題の把握と今後の計画策定に役立てられる。
誰か電気の問題があるので西日本のスパコン(地球シミュレータとか)を使ってシミュレーションやって欲しい。
事業仕分けで吊るし上げられたスパコンは名を上げるチャンスだ。
100年とか1000年に一度の機会をうまく使わないと、その優位性を生かせない事業は今こそがんばれ!!
さっきtweetした山形先生の図は,公表データをアニメーションにしただけ.僕は「水素爆発のあと,どこにどれだけヨウ素が降ったか」などというSPEEDIの計算を見たい.それなら「予報」じゃないから,公表を躊躇する理由はないはず.水源への影響などの理解が圧倒的に進みます.
(点から面へ.限られたいくつかの場所での測定値だけから全貌を掴むのは困難.点から面,現在から未来,放射線汚染の全貌把握は,コンピュータ・シミュレーション抜きには考えられない.その道のプロには,今こそ頑張っていただきたい.やりたい!という若い人の声が僕にも聞こえてくる.)
(今も続いている連続放出と,何度か起きた爆発に伴う放出.その環境汚染度合いの比率を推定することが大事です.爆発が主ならヨウ素問題は長くは続かない.判断には専門家によるシミュレーションが欠かせない)
風速,風向のデータを使い,福島での爆発やベントと,福島,山形,仙台 ... のデータに見られる急激な上昇の因果関係を推定する.そして(SPEEDIなど駆使して)その影響が,どの範囲に及び,放射性物質による汚染量を定量的に見積もる.是非必要.でも,僕の専門範囲を超えている.
でも今こんなことが起きているらしい・・。
にしても、こういう問題情報がすぐ手に入るいい時代になったなぁ。
SPEEDI、公開できませんっ!?(河野太郎)
http://www.taro.org/2011/03/post-957.php
緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)というシステムがある。緊急事態が発生した際に、気象観測情報、アメダス情報と放出核種、放出量等の情報を入れることにより、六時間先までの希ガスによる外部被曝線量や甲状腺等価線量などをシミュレーションすることができる。
事故発生後から、この情報の開示を自民党の対策本部として政府に求めてきたが、全く開示されない。
その一方で、ある海外メディアからSPEEDIによる計算結果の二次元表示を見せられて(つまりリークか?)、なぜ、これが公表されないのかという質問を浴びる。
それが本物かどうかもわからないため、昨日22日は答えられず。
23日朝9時から、官邸、文科省、原子力安全委員会にそれぞれ電話するも、三者ともそれぞれ自分に公開する権限はないと力説するだけ。
このシステムを持っているはずの文部科学省に、「原発の緊急事態のSPEEDIに関する情報の担当部署をお願いします」と電話すると、「原発に関する情報はスピーディにお出しするようにしています」。思わず、頭に上っていた血が降りてきた!
十数分後に事務次官室に電話が回され、何度目かの「SPEEDIの担当部署をお願いします。」「少々お待ちください」と言われ、待たされていると、スピーディってどこの部署と電話の向こうで騒いでいる。ようやく回されると、「3日前から原子力安全委員会に移りました。」
その原子力安全委員会も官邸も誰が開示できるのかまるで把握していない。
あげくのはてに、「事故で情報が取れないので正しい数値を入力できず、どれだけ意味のある情報になっているか」。本来、事故のための「迅速」影響予測システムのはずなのに。
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