acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

ガンガラシバナ

2012年10月01日 19時54分57秒 | 山行速報(沢)
ガンガラシバナ
ガストンが、川内山塊に惚れ込んで足繁く通ったのが、日航ジャンボ墜落事故の頃だか
ら80年代だ。亀田山岳会の会報「風雪4号」をバイブルに、虻,蛭、蚊たちの大群に
も負けず良く通ったものだ。
今回、久しぶりに川内に入った。メンバーは、川内のパイオニアの1人と言って良いT
氏、釣りの名手N氏、それにガストンの3名である。
早出川の上流に入渓するには、昔は室谷小学校の脇からゼンマイ道を使ったものだが、
今は一ノ俣沢から入渓するのが普通である。我々もこのルートから入渓する。


一ノ俣沢の大滝(右岸を巻く)

日程は9月22日から25日までの4日間。目的はガンガラシバナ登攀である。22日は天気に
恵まれ、今早出川の好天幕場で泊る。3人では少し足りない程度のイワナを釣り、T氏
の素晴らしい料理に舌鼓を打ちながら日が暮れていった。


Tシェフによるイワナの漬丼をいただく  文句なく美味い

23日。昨夜からの雨で増水し始め、15畳位の幕場から一歩も動けない。やることないの
で幕場から竿を出すと数尾釣れた。ここに停滞するには薪が足りないので、ガストンが
1人で、枝沢に入って薪を集めていると凄い降りになった。まもなくすると「ゴー」と
いう音が上流から聞こえた。目を上流に向けると、上にある滝から堰を切ったように水
が溢れ落ちてくるのが見えた。すぐに鉄砲水だとわかったので、安全地帯と思われる場
所に逃げる。しかし、沢が小さいためか自分が流されるほどの鉄砲水ではなかったので、
濁流が落ち着いたのを見計らい、薪集めを続けた。間もなくして下の方から声が聞こえ、
N氏が上がってきた。鉄砲水が出たのを見ていたらしく、その後になっても私が降りて
こないので心配になってきてくれたのだ。長い間沢登りをしているが、鉄砲水に遭った
ことは2回しかない。まあ何事もなく良かった。


雨の中、やることといったら飲んで食うだけしかない

24日。雨が続き増水は止まらず停滞のまま。少し水が引いたので、100mくらいの区間
移動でき、竿を出すと3人食べる分には十分のイワナが釣れた。
25日。平水に近くまで減水したので帰ることにする。沢から離れ山道に入ったら、また
雨が降ってきた。早出川はまた増水するだろうなと思いつつ一ノ俣沢を下った。車に着
くと同時に土砂降りになった。


平水に近い状態  増水すると見えている石は、すべて濁流の下になる

ただ行ってきたという報告だけになったが、リベンジするほかないだろう。
                               ガストンガニマタ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。