acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

焼石岳スキー登山

2015年04月14日 18時32分26秒 | 山行速報(山スキ-)

1、日時    :2015年4月12日(日曜日)

2、メンバー  :Kim他6名

3、行動時間  :第2ゲート(7:20)~銀名水小屋(10:20)~焼石岳山頂

                     (12:10)~銀名水小屋(12:40)~第2ゲート(14:20)

 

奥羽山脈の中部に属し焼石連峰の盟主である焼石岳(1,548m)は、頂上付近の真っ白い斜面と、麓に続くブナ林の斜面と相まって、山スキーに適した山として古くから岳人に親しまれた秀峰です。

 国道397号線はツブ沼の先に第2ゲートがあり、ここで通行止めになっているので、ゲート手前の道路脇に車を止めて出発の準備。今日の雪は硬く締まっているのでラッセルは一切なし。

下山時に備えて、所々に赤テープで印を付けながらブナの疎林の中シールを効かせながら登高を続けると、銀名水の小屋に到着。大休止しながら左の獅子ヶ鼻岳から横岳を見ると、今年は黒い部分が目立ち、雪解けが早いように感じた。

 銀名水小屋上から続く無木立の白い大斜面を快適な登高を続けると、焼石岳の頂が姿を現し、頂上直下の雪の急斜面を見ると4名の先行者が快適にターンを刻んでいるのが確認出来る。我々は左側の急斜面から稜線沿いにシールを効かせて登り、12.:10に焼石岳の頂を踏むことが出来た。反対側には真っ白に雪化粧した鳥海山が望まれ、左に目を転じると月山、栗駒山が一望に出き、更に岩手山、早池峰まで眺望出来る素晴らしい展望である。

一昨年は頂上直下の急斜面はストップ雪で苦労したが、今日はザラメ雪の上に昨日降り積もった白い新雪が少し乗っているのみで、雪のコンディションとしては最高の部類に入り、気持ち良くターン弧が描ける。

メンバー全員が今日の絶好のコンディションを満喫し、心の中で雄叫びを挙げながら滑降した後に、頂上から描いた自分のシュプールを見て満足しているのが感じられる。

途中、スキーを脱いでブッシュ帯を横断するシーンもあったが、銀名水小屋上部に広がる誰も踏み込んでいない雪の急斜面にシュプールを描き、銀名水小屋に着き、ここで大休止する事にした。

銀名水小屋からの下りはブナ疎林の滑降になる。濃霧で視界が悪い時や、吹雪いている時には迷い易い地形だが、今日は天候も雪質も最高で視界も良く、所々に付けた赤テープの目印とGPSに導かれながら、スキー場の一部と見間違うような快適なブナ林の滑降を楽しみながら、登山口には14:20に到着。

 帰路、東北道から眺めた焼石連峰は午後の日差しに光り輝き、壮厳さを感じる程であった。

   【第2ゲート付近】

 

【ブナ林上部】

【銀名水小屋上部の斜面】

 

【焼石岳頂上を望む】

【鳥海山遠望】

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。