acc-j茨城 山岳会日記

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遅ればせながらのタイ報告

2010年07月29日 16時59分16秒 | 山行速報(海外)
遅ればせながらのタイ報告

4月14日
34年ぶりにバンコクに降り立つ。前に来たときも2泊くらいしたはずだが、細かい記憶は薄れてしまった。バンコクに詳しいA夫妻の案内で、ホテルに向かう。報道で騒がれているデモは、この時点で死者が出ているものの、それほど大きな暴動には発展していなかった。戦勝記念塔でBTSに乗り換えようとしていると、後ろから水鉄砲で水攻撃を受けた。そうなのです、今日からタイの正月であるソンクラーン(水かけ祭り)なのだ。無事ホテルに到着。A夫妻のお薦めの店で夕食をするが、これがとても旨い店だった。明日のために早寝とする。


戦勝記念塔で行われていたイエロー派のデモ


いたる所で水かけが行われていた

4月15日
暗いうちにホテルを出発、N氏と共に戦勝記念塔近くのバスターミナルからロットゥーでメークローンに向かう。周りの景色は塩田が延々と続いていた。メークローンでは有名な鉄道線路市場を見学した。あまりの珍しさと活気に圧倒される。以前テレビで観た時からここには是非来てみたかった。帰りは、列車~フェリー~列車と乗り継ぎバンコクに戻った。列車にも外からバケツで水をかけてくるので、列車の中はビショビショだ。最後の最後、BTSに乗り換えようと歩いていたら、行く先に水かけをしている集団がいた。危ないかなと思いつつ近づいてみると、案の定つかまってしまった。白い石灰みたいな物を顔に塗られ、水を頭からぶっかけられ、二人とも全身濡れ鼠になる。しかしこの時期タイでは、この姿でBTSに乗っても、まったく恥ずかしくないのである。これもお祭りだ、まあいっか!


列車が通り過ぎると同時にシート屋根が開かれ市場が復活する


全身ビショ濡れとなったガストン

4月16日
昨日と同じように暗いうちに起きだし南バスターミナルに行く。一等エアコンバスでカンチャナプーリーに向かう。映画「戦場にかける橋」で有名なクウェー鉄橋を見学後、列車でナムトクに行くも、この列車は最悪で、あまりの暑さにみんなバテバテになり、帰りは列車でバンコクに戻る計画だったが、急遽バスで戻ることにした。待ち時間もありバンコクにはだいぶ遅く戻った。


クウェー鉄橋

4月17日
今日はカトマンドゥ集合日であり、朝からスワンナブーム空港に向かう。予定通りの時刻でカトマンドゥに向けテイクオフ。

この後、ネパールで登山活動を行い、帰りに再びタイに寄り道する。ネパールでの活動記録はすでに書いたので参照のこと。

5月13日
カトマンドゥからの飛行機、スワンナブーム空港着が夕方で、明日午前にはクラビーに向け発つので、今晩は空港内でステーションビバークとする。久し振りのステビバは、あまり眠れなかった。

5月14日
クラビー着、日本人女性が経営する旅行会社のホテルに泊まる。バンコクよりさらに暑く、少々バテ気味で、タイ式マッサージを受ける。ウワサに聞いたほど痛くはなく、かなり気持ち良かった。Wさんお薦めのココナッツシェイクも食する。

5月15日
A夫妻とプラナンに行く。ソンテオでアオナンビーチに行くも、シーズンオフのせいか船がなく少々待つ。プラナン初めての私を案内するため、所々で簡単なクライミングをしながら半島を一周する。私は、もう暑さに負けて、すっかりモチベーションは消え失せ、クライミングはどうでもよくなっていた。ここで食べたココナッツシェイクは最高に美味かった。帰りも船に待たされ、ホテルに帰ったのはすっかり暗くなってからだった。



船でプラナンに向う


ルート名は忘れたが、リードするA夫妻の夫君


ケイビングを楽しむ。ここから20mの懸垂下降で降りる。


ここのココナッツシェイクが最高に美味い。しかし17時過ぎでないと電気が来ないので作れない

5月16日
朝市でマンゴスチンを買う。私は今まで食べた果物の中で、これが一番美味しい果物に思える。ドリアンは不味い。ランプータンは美味くも不味くもない。旅行会社の旦那の車で、天然クリスタルプールと天然の川が温泉になっているクロントム天然温泉風呂に行く。その後、タイガーケイブを見学し、クラビーに戻る。この観光は、物珍しさも加わって非常に楽しかった。


天然クリスタルプール(全身黒ずくめのイスラムの女性も泳いでいた)


川の水が温泉のクロントム温泉


いままで食べたフルーツで一番美味しく思うマンゴスチン

5月17日
今日、N氏と私はバンコク向けてクラビーを発つ日である。テレビでバンコクの暴動をさかんに放映している。軍隊が出て銃撃戦になっているようだ。それも我々が泊まる予定のホテルは、その真っ只中にある。これは非常事態である。A夫妻と旅行会社の社長に、バンコク行きを延期するよう勧められるが、チケットのこともあるし、日本に帰るのを遅らせる訳にもいかないし、イザというときは空港ステビバ2泊を覚悟してクラビーを発つ。我々の持っているチケットは、5月19日バンコク発フィックスだが、スワンナブーム空港内のタイ航空オフィスで事情を話したら、簡単に17日発のチケットに交換してくれた。これで空港内2ビバークは避けられた。当初、バンコク市内観光を予定していたが、今の状態では命が危ない。しかたなく17日の夜の便で、日本に向けバンコクを離陸した。

                                 ガストンガニマタ



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